うまじい~の十行随筆

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2005.08.12
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カテゴリ: カテゴリ未分類

うまじい~の被爆体験記(4)

自宅へ帰るといっても、街中が火の海ですから、西部の山添に大迂回してようやく私の住む町へたどりついたのは、もう夕暮れ近くでした。

家族の安否や家の状態を案じながら我が家の近くに来た時でした。道の上に何か黒焦げになった丸い物が転がっているので、道端の畑のカボチャでも焼けているんだろうと思って跨いでふと見ると、それは近所の顔見知りのおじいさんの頭だったのでぎょっとしました。

家は既に焼け落ちていましたが、幸い家族は無事だったのでほっとしました。父の話によると、原爆が落ちた時、家は倒れはしなかったもののカーテンや日覆いの布に火がついたのですぐ消し止めたのですが、近所のわら屋根の家があっという間に燃え始め次々と燃え移り、一人や二人では手の施しようが無く、位牌や貴重品を持ち出すぐらいがせいいっぱいだったそうです。

その夜はまだ燃え続けるヒロシマの街の赤く映える空を仰ぎながら、畑の中で放心状態で夜をあかしました。



祈りA祈りB

祈りC


流灯


うまじい~の俳句

花手向く腕(かいな)細れり原爆忌

           流灯は闇にかへりて八・六ゆく





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Last updated  2005.08.13 04:07:55
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