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カテゴリ: ジーコジャパン
 ウクライナ対イタリア。ワールドカップドイツ大会の準々決勝は、イタリアの3対0で終わった。シェフチェンコの最初の、そしておそらく最後のワールドカップの幕はこうして閉じられた。だが、シェフチェンコの目に、涙は無かった。イタリア選手の誰ともユニフォームを交換せず、ピッチに倒れることも無く、涙を見せることも無かった。

 悔しくなかったのだろうか。いや、そんなことは無い。もう少しやれたという思いもあったことだろう。でもその顔には、悔しさや後悔よりも、やるべきことをやり遂げたという誇りがあるように感じられた。ワールドカップ初出場のウクライナをベスト16まで導いた。イタリア相手に3-0と惨敗したものの、そこには最後まで走りぬいた、最後まで戦い抜いたという満足感が感じられた。

 3大会連続出場で、グループリーグ3戦で1勝もできなかった日本代表と比べるのは、変かもしれない。初出場で、ベスト16。そこには大きな壁があるのかもしれない。でも、片やブラジル代表に1対4の完敗。片やイタリア代表に0-3の完敗。到達した場所は異なったが、敗北という意味では同じはずだ。

 だが、シェフチェンコの目に涙は無かった。カテナチオと呼ばれる鉄壁の守備を誇るい平ら相手に3失点。どう考えても、誰が考えても、逆転はできなかっただろう。だが、ウクライナ代表は最後まで試合を諦めなかった。最後まで走り続けた。試合終了のホイッスルが鳴るその瞬間まで。

 イタリア代表とウクライナ代表の試合を見て、自分が何を悲しんでいるのかがわかった。敗北という結果が悲しいのではない。最後まで走らない選手たちに。前半終了間際で動転にされた段階で、早々と試合を諦めてしまった選手たちに。そして、そんなチームにしてしまった監督が悲しかった。

 試合終了後、シェフチェンコは観客の拍手に応えていた。自分もあの場にいれば、惜しみの無い拍手を送ったに違いない。自分がウクライナ国民であったならば、あの試合に決して文句は言わないだろう。敗北という結果に終わったにしろ、最後まで戦った選手たちを誇りに思ったことだろう。それに比べ、我らが日本代表は。思い返すたびに悔しくなる。ウクライナ代表にあって、日本代表に無かったもの。それは国を代表して戦っているという誇りだった。





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Last updated  2013.08.23 14:15:10
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