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カテゴリ: ザックジャパン
 アジアカップ準決勝で、すばらしいゲームを見せてくれた日本代表と韓国代表。どちらも最後の最後まで一歩も譲らず。今回のアジアカップでは、これまでの中でベストゲームと言っていいと思う。90分間戦い、さらに延長戦を戦い。延長戦の最後の最後でゴールを決めた韓国代表。

 結果は、日本代表がPK戦を制したけれど。どちらが勝ってもおかしくなかった試合。両チームの監督が、お互いの健闘を讃えあって握手する。まさに好ゲームだった。

 そんな好ゲームにも関わらず、後口の悪さを残したのがキ・ソンヨンの猿のモノマネパフォーマンス。パク・チソンが今野に倒されて獲得したPKを決めて。その後のゴールパフォーマンスとして、猿のモノマネをしたというもの。テレビを見ていたけど、特に気にもとめなかった。

 ところが、韓国のネットではこれが大騒ぎに。韓国の視聴者には、このパフォーマンスが「日本人を猿に例えている」とすぐに理解されたようで。「おもしろいパフォーマンスだ」と好意的な反応もあれば、「フェアプレイの精神に反する」といった批判の声もあったという。

 このパフォーマンスについて、キ・ソンヨン選手自身がTwitter上で弁明。「観客席にあった旭日旗をみたら涙が出そうで」と、猿のモノマネが日本人を意味していたことを告白。このため、騒ぎはさらにエスカレート。韓国のネット上では賛否両論が巻き起こる。「代表選手にふさわしくない」という意見に、キ・ソンヨンは、「僕は選手である前に、大韓民国の国民です」と反論。騒ぎは、大きくなるばかり。

 キ・ソンヨンのパフォーマンスは観ていなかったし、仮に見ていたとしても日本人を侮辱したパフォーマンスだとは気がつかなかっただろう。それよりも、スコットランドのセルティックで活躍しているキ・ソンヨンが、こんなおバカなパフォーマンスをしていたことにガッカリ。

 キ・ソンヨンは、セルティックで相手チームのサポーターから「モンキー・チャント」を受けた経験があるそうだけど。だったら、なおさらこんなおバカなパフォーマンスをするべきではなかった。しかもTwitterで余計な弁明をしたものだから、騒ぎはさらに大きくなってしまった。

 このパフォーマンスは、FIFAのアンチ・レーシズムに抵触する可能性があるという報道もあるけれど。ちょっと大げさすぎる。22歳の若者が、調子に乗りすぎたというだけのこと。ふざけたパフォーマンスをやったら、あまりにも大騒ぎになってしまって。本人もびっくりしているんじゃないかな。

 この件に関して日本サッカー協会は、韓国サッカー協会に正式な抗議をしないことを明らかにしたらしい。何もかもうやむやにしてしまうという、いかにも日本的な対応だけど。大人な対応だと思う。こんなことで騒ぎ立ててもしょうがない。



 とりあえずキ・ソンヨン(奇 誠庸)という選手は、これで日本人サポーターに名前を覚えられたんじゃないかな。次は猿のモノマネパフォーマンスなんかじゃなくて。サッカーのピッチで活躍して話題になって欲しいもの。

 「僕は選手である前に、大韓民国の国民です」じゃなくて。「僕は大韓民国の国民である前に、サッカーネイションの国民です」くらいのことを言って欲しいもの。だって、サッカーは国境を越えるのだから。

 この試合は、パク・チソンの韓国代表100試合目のゲーム。パク・チソンは、なぜ国を超えて多くの人からリスペクトされるのか。キ・ソンヨンは、偉大な先輩からもっと学んだ方がいい。




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Last updated  2013.08.27 10:43:21
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