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2006年09月30日
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木の葉たちが赤色や黄色や茶色に変化して、やがて懐かしい木の枝に別れを告げて

とんでもありません。それは木の葉たちの新しいスタ-トなのです。
..でも中には怖がりで臆病な木の葉もいますわ・・。
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ある森の中にその木の葉はいました。
彼はとても怖がっていました。春に生まれて夏が過ぎ秋風が吹き始めた頃から
彼の身の上にも少しずつ変化がおきてきたからです。
あんなに青々としていた身体はやせ細り、何よりも色が茶色く変わっていくことを
彼は受け入れることができませんでした。
CA330383-0001-0001-0001.JPG

一緒に生まれた兄弟姉妹と過ごした懐かしい日々のことを..。
長い雨の季節には、鳥たちを濡れないように守ってあげたものです。
日差しの厳しい季節には、木陰を作って旅人を休ませてあげたものです。
風が吹けば皆で大合唱して陽気に楽しく過ごしたものでした。
..彼はその日々をとても愛していたのです。
060922_1116~0001.jpg
やがて秋が深まると、兄弟姉妹たちは育んでくれた木の枝にお礼とさようならを
告げて一人一人旅立っていきました。
彼も行かなければならないことは解っていました。
でも彼はとても怖かったのです。そしていつまでも幸福な思い出にしがみつき、
住み慣れた木の枝から離れて新しい未知の世界に旅立つことができなかったのです。

やがて彼は一人ぼっちになりました。

たった一人きりでは鳥たちや旅人を守ることも森に新鮮な空気を満たすことも
できませんし、歌を歌ってみても涙が流れて来るばかりです。
CA330380-0001-0001-0001.JPG
それをずっと見守っていたクマゲラは、上の方にとまって
コツコツ..コツコツ..と木の幹を優しくノックし始めました。
「さあ、お行きなさい・・ここでの役割はもう終わったのです。

たくさん待っていますよ・・。もっと大きな幸福をつかみなさい、勇気を出して..」

その震動が木の葉の背中を押すこととなり、彼はついに懐かしい木の枝から
自ら手を離したのです。
「さようなら・・ありがとう・・さようなら・・」
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....それから凍てついた厳しい長い冬がやってきて木枯らしが
吹き荒れ、雪がしんしんと降りそそぎ森は静寂に包まれました。
それでも地面は温かくて、土の中の虫たちはスヤスヤと眠っていましたし
可愛いキノコも凍えることはなかったのです。
そうです・・木の葉たちが守ってくれているのです。
やがて春になれば、木の葉たちは土に多大な栄養と英知を与えて一体化して
たくさんの新しい生命を育んでいくのでしょう・・・。

..おしまい。

今日、山歩きをしているときに風が教えてくれた物語ですわ。





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最終更新日  2006年10月01日 14時31分56秒
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