儲けたいんや~

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2005.02.28
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カテゴリ: 心理学の利用
 母親が子どもをしつけるとき、「○○しないと、××になってしまいますよ」と脅すことがある。たとえば、「おへそを出して寝ると、カミナリ様におへそをとられますよ」「早く帰らないと、怖いおじさんにどこかに連れて行かれますよ」といった言い方だ。

こうした言い方は、いつけん効果がありそうに見える。じっさい、子どもは母親のそういう脅しを怖がり、その場ではお腹を隠したり、「明日から早く帰ってくる」といったりする。しかし、その後、子どもがいいつけを守るかどうかは、いささか心もとない。 というのは、つぎのような実験結果があるからだ。

 ジャニスとフィッシュバッハの行なった実験で、まず高校生を対象に口腔衛生の講義をする。このとき、学生を三グループに分け、Aグループには、歯を不衛生にしていた場合、どのような不都合が生じるかを、できるだけ不安をかきたてるように話す。虫歯や歯槽膿漏になると、こんなに苦痛を生じる、場合によってはガンにさえなるといったことを、スライドや写真を用いて説明する。
 Bグループにも、歯磨きをしなかったり、口のなかを不衛生にしていると、どんな病気になるかを話す。ただし、こちらのグループには、あまり恐ろしい話はしない。手入れを怠ると、虫歯になったり歯ぐきがただれるといった程度の話をし、軽い症状の写真を見せる。

 Cグループには、歯磨きなど口のなかの手入れを怠ると、虫歯になるとだけ説明する。

 その後、三つのグループを調査すると、講義直後、歯にたいする不安を感じる人はAグループが四十二%ともっとも多く、続いてBグループが二十六%、Cグループが二十四%だった。このデータだけを見ると、強く脅したほうが効果的に思えるが、その後の調査を見ると結果はまるで違った。

 じっさいに歯医者にいくなど、何らかの行動をとったかと聞くと、「とった」と答えたのは、軽く説明しただけのCグループが、三十六%ともっとも多かったのだ。そのつぎがBグループの二十二%で、強く脅されたAグループではわずか八%にすぎなかった。

 要するに、 人は恐怖で動かそうとするときは、あまりに強すぎる脅しは、その場では効果があるように見えても、じつは逆効果なのだ。軽く脅しておく程度が、じっさいの行動には反映されやすい。

子どものお腹を冷やしたくないなら、「おへそを出して寝ると、お腹が痛くなりますよ」程度のほうがいいのである。

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Last updated  2005.02.28 11:45:19
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