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2023.10.09
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テーマ: 読書感想文(760)
カテゴリ: 本のこと
関西空港の場合には着陸の際にさまざまな区域制限があって、そのために空港のまわりをぐるーっと大回りさせられる。なんと空港が見えてから降りるまでに四〇分もかかるのだ。こんなむちゃくちゃな飛行場は、関西空港以外に見たことも聞いたこともない。


「機長からアナウンス」
内田幹樹 著 新潮文庫



著者は元パイロット。

某A社で機長などを勤めていた方で
この本はその時のエッセイです。




あとがきによると、
お酒を飲みながら聴く機長の話が
面白く、また貴重であるので
編集者の提案で





知り合いなどにいなければ
知ることもないパイロットやCAの職業が

少しだけ身近な職業に感じられるお話でした。


飛行機に乗る時間も
楽しめそうです。
いや、ハラハラすることもあるかも?笑

まぁ20年前の話ですからね。




それにしても、
この内田さん。


当たり前なのかどうかはわかりませんが
飛行機のパイロットとして



飛行機にまつわる事件、事故や
各国の空港事情、
飛行機の設計などにも
大変詳しくて
それにまつわる説明も上手いです。




例えばですが
タクシーの運転手のなかでも
車の作りに詳しい人もいれば
知らなくても運転さえできれば、
という方もいるかもしれませんよね。


バスとか船とか電車とか
色々ありますけれども。





パイロットは
半年に一回は免許の更新や健康チェックがあるそうで
プロ意識、特に安全への意識が高いなぁと感じました。


必然的に
飛行機の作りを知らないと
判断する幅も違うし
乗り越えられる困難も違ってきます。


だから詳しいのかもしれません。




電車の車掌さんの話(フィクション)を
読んだときも
「お客様の当たり前を守ることは我々の仕事」
っていうプロ意識に感銘を受けましたが



普段使っている乗り物たちは
こうしたプロ集団のおかげで
「当たり前」に使えているんだなぁと
実感するとともに感謝です。




これは約20年前の本で
まだセントレアもできていないようでした。


セントレアに関しては

「利便性のいいところに空港がないと
その便利さは半減するが、あそこはどうなのだ?」
みたいなことが
書かれていましたけど

機長はそんなふうに空港建設に関して
当時は見ていたんだなぁとか
思ったり。



関空は沈んでしまえって書かれていて
ちょっと面白くて
冒頭に引用しました。

よく使っていました。






あとは色々な困った客がいるという話も。


使う層が変わって大衆化してきたことも
影響しているな、
なんて話もありました。






滅多にお会いすることができない、
話を聞くことができない人から、

こうして本を通して裏話のような
ことを聞けると、
いろんな世界を見ることができて面白かったです


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最終更新日  2023.10.09 10:31:39
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