うたたね通信社 ~活字中毒主婦の日常~
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天才工場ノスタル教科書研究班編。白泉社・刊。 サブタイトルが「今は3なの?円周率」。 ということで、円周率が「およそ3」になるという報道があり、問題提起されたことは、まだ記憶に新しいと思います。 この本は、どんどん変わる学習指導要領に意義を唱え、批判する本! ・・・・では、ありません。 どこがどう変化してきて、その時代背景を描き、読んだ人が「教科書って、なんだろう」「学ぶって、どういうこと?」と、それぞれに考えることが大切だよ、ということを一番に書いています。 章題を拾ってみると・・・◆飲み屋で決まった? 「左」「右」の筆順◆円周率は3でもいいの?◆「解の公式」が言えますか?◆「墨塗り教科書」って何が消されていたの?◆「生活科」って何?◆なしの生産日本一は、鳥取県じゃない?◆遺跡捏造事件は、教科書を変えた?◆「水金地火木土天冥海」だった20年間◆キング牧師の「夢」は終わらない◆もうブルマーは誰もはかない などなど、教科ごとに内容が分かれており、盛りだくさん。 ふりがなが振られていないのが残念なのですが、内容的には小学校高学年から中学生でも読めるようになっています。 親子で読んで、それぞれの時代の教科書について話し合ったり、それぞれの学校生活を語り合ったりするきっかけになるかもしれません。 また、子どものいない方でも、今の子どもたちが何を学んでいるのか、時代はどう変わってきたのかを知ることができるのではないでしょうか。「世の中は複雑なものの集合体で、決して割り切れないものがある。それをすべて割り切ってしまってもいいのだろうか。たとえば、今の子どもたちは、頭で考えることと行動することがどんどん短絡的になっているのでは、と思えるときがある。本来割り切れないものを割り切ってしまう発想が、彼らの直情的な行動を助長しているのかもしれない」という文章が、印象に残りました。http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-mahiro07726&bibid=02419372
2004.06.30
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