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2008年01月11日
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カテゴリ: 日常生活

なのに私はブルブルッと震えて横になったり、かと思ったらダラダラ汗がでてきたり・・・・これは、完全なる風邪ですな(トホホ)

この風邪をひいたのも、もとはといえば香港2日目の行動なのである。
私はもうずいぶんと風邪をひいていなかった。
なぜなら、周りがゴホゴホ咳などしだすと、
すかさず『台湾マスク』をするからだ。
『台湾マスク』は、台湾に来たことがある人なら
誰もが知っていると思うのだけど
台湾の『バイク移動者御用達マスク』(写真参照)ということだ。


台湾では至る所で見かける、ごく普通のマスクなのである。

このマスクに、帽子、マフラーの完全装備で出かけたのだけど
いかんせん、おしゃれなホンコニーズには
受け入れがたいファッションだったようで
街行く皆さんからはジロジロ観られているようで、
それでも私はちっとも気にしなかったけど、白熊が

『なんか、悪い事しようとしている人みたいで恥ずかしいからやめて』

というので、渋々やめた。(なんとケツの穴の小さい奴なのか?)

寒い中、人々が咳やくしゃみを連発する中、愛用のマスクをせず
あちこちと動き回ったもんで、速攻風邪をひいたのである。

そうそう、2日目の夜遅く、香港の路上で歌ったのである。

お店もまだほとんど開いているので、壁にもたれて様子を見る。

私が目をつけた通りにはすでに物乞いのおっちゃん、
なんか風車みたいな玩具を売っているおじぃちゃん、
あと、ハーモニカを吹いている小さなおにぃちゃんと
偽ブランドバッグ見たいなのを売ってる露天商がちらほら。


なんというのか、その街の、特にその通りの
空気の流れを先によく知っておきたいからだ。

その空気の流れを壊したり、逆流したりせず、しかも流されず、
うまく溶け込むためのタイミングを図る必要があるからだ。

しばらく通りを眺めていたのだけど、私は不意に怖くなった。
この街はなんだか違う・・・・何が違うんだろう?

そうだ、静か過ぎるのだ。
普通、大きな駅の近くの繁華街の夜というのはすごくうるさいのだ。
人はたくさんいるし、お店はたくさん開いてるし、飲み屋さんだってある。
なのに、なんだかとても静かなのだ。
なぜなら、この街には大きなスピーカーから流れでる、
ウンザリするくらい繰り返し、人を疲れさせる
HIPHOPや客引き宣伝やゲーセンの電子音などの騒音がほとんど無いのだ。

あまり静か過ぎるというのもやりにくいもんで
隠れるところが無いような、他の音に埋もれる事ができないような、
自分だけが他の音から浮き上がってしまうような・・・・
そんな、変な感じなのだ。

やっぱ、やめよっかな・・・だって、もともと歌うために香港に来たんじゃないし、
だいたい今、歌いたいのかどうかもよくわからないし、
台湾では嫌でも歌わなきゃならないんだし、
部屋に戻ってふかふかの布団でビール飲んで、テレビ見て、
明日行きたいところの研究なんかしているほうが幸せかもしれないし・・・・・

どんどんマイナスイメージも沸いてくる中、
どうしたら良いのかわからなくなって、どうしようもなく立ち上がった時に
ふと思い出した。

以前、幾人かの友人が台湾にやってきた時に路で歌った姿を思い出した。
あの時、私はこう思った。

『あと一歩前に出て、あと少し顔を上げたら、もっと楽になるのに。
この人は今、完全に自分に負けている。』

そして、それでも喰らいついて歌い、空を仰ぐほどに顔を上げた奴と、
ココではなかったみたい、とギターをしまった奴と。

別にそれはどっちでもいい事なのだけど、肝心なのは

『あと一歩前に出て、あと少し顔を上げたら、もっと楽になるのに。
この人は今、完全に自分に負けている。』

などと、えらそうな事を心の中で思っておきながら
自分は『怖さ』の前にギターを開く勇気が持てないかっこわるさ。

そして、その『怖さ』に負けて開かれないギターを抱えて
帰っていく自分の姿がはっきり想像できた悲しさ。

言い訳ばかりで、何の行動もしない年寄りにだけはならないと決めたのに

『失敗するくらいなら何もしないでヘラヘラ笑っていたほうがいい』

と、本気で一瞬思ってしまって、そんな自分にビックリして、
バカバカしくなって笑うしかなかった。
そして、自分のケツをひっぱたく。

『失敗もなにも・・・・何やったって成功なんてしたことないのに、
ばっかばかしい、何様やねん、おのれは!』

そして、ケースを開く。
2008年、記念すべき初ストリート♪
と、相成りました。


ま、どうだったかなんて、結果は書くまでもないけど、
15分で警察に通報されるくらいに LOCK ONしときましたよ(笑)
汗びっしょりかくくらい興奮したし。

それに、旅行中の飲み食いのお金にはまったく不自由しませんでした。






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最終更新日  2008年01月11日 22時45分29秒 コメントを書く


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