天使の歯
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時間が来ると、到着したからゲートを空けてと携帯に連絡が入った。私と違って、時間には恐ろしく正確な所は天候にも左右されないんだなとコッソリと感心しながら玄関に走る。自分が正確な分待たされるのは大嫌いで、こおいう時も走って行かないと、遅いと叱られる。外に出ると、窓から覗くよりも凄い雪の量に驚いた。深いところだと膝まであり、ジーパンの色が膝下から一気に色が変わる。一歩一歩何かをまたぐように歩き、駐車場のゲートを明けると積もった雪を一気に掻き分けて車が入る。運転席から嬉しそうな旦那の顔が覗く。雪が多くて重すぎて、車が進む程に雪がきしむような音がした。あまり普段表情豊かでは無いタイプの旦那がニコニコと、車から出てくると、挨拶も無く後ろのトランクに周り、雪かきセットをドカドカ出してる姿を見て唖然とした。『は?今からすんの?』『あたりめーだべー!思った以上の量だなー流石。ハウス誰もスタッフいねーんだろ?いつもお世話になってんだから、雪かき位するよ。明日驚かせるべ。』『…自分がしたいだけでしょ』『まーね。』『タックンは?』『薬局まだ開いてねーべ。それまで。』『寒いから(´・д・`) ヤダ』会話はそこで終わり、私はハウスの中に戻る。 新年早朝。誰も踏んでいない触っていない真っ白い雪の中に、ガタイのいいスコップおっさんが1人。暖かい室内から見るパパの姿は平和で笑えた。もうあと数時間。あけましておめでとうの言葉を言う時に擢斗が泣いていませんように。
2010.01.13