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その日、僕は幾度目かの後悔に囚われていた。
たった一言が言えずに、大切なモノを遠くへ押しやったまま
過ごしてしまった事を、僕はこの先も、思い出さないことは無いだろう・・・。
その人と初めて会ったのは初夏の頃、新緑の輝く季節に
僕の教えている教室の体験入学に参加して来たのが最初だった。
幾つか年上なのだろうか、長い髪をゆるく巻いていて、
目が合うと、こぼれるような笑顔で、それがとても印象的で・・・、
僕は、講習の間中、ずっと、彼女の事を見ていたように思う・・・。
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