ヴィオラ弾きじゅんじゅんの独り言

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ヴィオリストじゅんじゅん

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魔神8888 @ 気持ちわかりますね~。 何か突然聴きたくなる曲なんですよね~。…
ヴィオリストじゅんじゅん @ Re:はじめまして(06/03) MTマユさん コメントありがとうございまし…
MTマユ@ はじめまして こんばんは。ヴィオラを検索して辿り着き…
375@ おつかれさま! 遅くなりましたが、お疲れ様でした&お世…
みほ。@ おちかれさんでした ステマネさん、お疲れ様でした~~。 忙…

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2005年03月22日
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今日は、仕事を早めに切り上げ、定時ダッシュでサントリーホールへ。

オーケストラ・アンサンブル金沢の東京定期公演。

曲目は、
・宮成道雄(池辺晋一郎編曲)「春の海」
・ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番
・ブラームス 交響曲第1番
というプログラム。

指揮は、巨匠・岩城宏之氏。

「春の海」は、30名近い筝楽奏者が、オーケストラの前面で、まるで協奏曲のような隊形で、一斉に「春の海」を奏でる。


まさに東洋と西洋のコラボレーション。

今日の席は、前から2列目のほぼ中央ということもあり、箏の迫力たるや、
これまでに感じたこともないようなステレオ効果の際立った演奏だった。

日本の音楽は、目配せや、呼吸で合わせるということをこれほど嫌っていたのかというほど、各奏者が、一切、他人の呼吸を感じないまま、或いは、敢えて感じないように、我が心の音律を表現しているようでもあった。

オケにも筝楽にもそれぞれに若干の課題を残しつつではあったが、新しい可能性に満ち溢れた演奏であった。

興味深かったのは、恐らく、筝楽は2パートあったのだが、まるでオケの1stヴァイオリンと2ndヴァイオリンのごとく、パート分けがしてあり、それぞれトップ奏者のような方が、リーダーシップを取っていたことである。
目配せするわけでもなく、アウフタクトで大きく息をするわけでもなく、身体を揺するわけでもなく、それぞれのリーダーの方が、ある意味、存在感というか、呼吸というか、何か西洋音楽では言い知れぬ何かでリーダーシップを取り、ひとつの音楽を奏でているのが印象的だった。

と、ここまでは西洋音楽をやっている日本人の感覚。

その後は、凄かった。

「春の海」なのに、西洋のオケ側は、西洋のまま。
トライアングルは、リズムを刻むは、打楽器も大活躍。


が、それはそれで印象的な演奏であった。

続いての曲目は、ブルッフのヴァイオリン協奏曲。
ソリストは、アン・アキコ・マイヤース。

彼女らしい、芸術的な、また情熱的な演奏だった。
何と言えば良いのでしょう。彼女の独特な音楽観というか、世界観というか。


細かい音符や、アウフタクトが弱すぎる!?というほど、繊細な表現をしていましたが、前から2列目だったので、彼女の息遣い、足音、体重の移動さえも目の当たりにする距離で、全てに満足いく演奏だったと思います。

テンポは、一般的な速さ。
ただ、音楽の幹の部分は、これでもかというほど、強調して演奏されており、かなりの名演だったと思います。

彼女の演奏中の移動範囲というか、それだけ力が入っているのだと思うけど、1stヴァイオリンの1プルト目の譜面台にブツカルのではないかと思うほど、力いっぱい動き回っての演奏だった。
正直言って、そのパワーには何とも言えない力強さや、熱さを感じた。
ここだけの話。一瞬にして彼女に惚れた。

彼女からのプレゼント。ソロのアンコールは、何と!「荒城の月」
しかも日本語で紹介をしてくれた。
日本の心である「荒城の月」が、彼女の手に掛かるとこんなにも(西洋流の)芸術的に、そして、技巧的になるのが不思議なほど、素晴らしいアレンジで圧巻。
ちょっと日本人の心からは、離れ過ぎている観も否めないが、彼女なりに日本の独特な心理というか、心を感じながら演奏してくれたんだと思う。
ずっと彼女の演奏を聴いていたかったのだが、なかなかそうはいかず、休憩を挟んで後半は、ブラームス。

対向配置を取る体型で、変形8型という、ブラームスを演奏するには、少し小さめの編成でした。

今日のコンサートは、実は、6月にMフィルでブラームスの1番を演奏するために、その仲間と、勉強のために行ったのですが、丁度我々も対向配置で演奏する予定となっているため、とても参考になりました。

演奏自体は、全体的にテンポは、速め。
岩城氏といえば、大巨匠と言われるほどのマエストロ。
それなりにお歳も召されている。
しかし、演奏そのものは、その高齢から言われるネガティブな部分は、全く感じさせない前向きな演奏だった。
彼ほどの年代なら、ともするとテンポもゆっくり、ただただ熱いだけのブラームスかと思いきや、まるで30代の指揮者が体力任せに、早いタクトを振り回しているかのごとく、しかし、さすがはマエストロ。
早いテンポの中でも、歌うべき所は歌い、鳴らすべきところは鳴らし、とても好感の持てる演奏だった。

我々アマチュア奏者としては、気になるボーイングの課題もある程度、克服。
(っつーか、盗んだだけ!?)
ブラームスの交響曲第1番については、これまで複数のビデオ等で、弓の運びを勉強してきたが、残念ながら答えは導き出せて居ません。
だって、見るボーイングがすべて異なるから。
いったい、何が正しくて、何が間違っているのか。

その答えは、出せないまま、今日のコンサートは終わった。

いずれにしても大きな収穫のあった演奏会だった。
今後は、ボーイングの見直しを含めて、より良い演奏をするために、様々な意見交換をしていきたいと思う。

まだ誰にも言ってませんが、もしMフィルでこの日記を見ている人が居たら、意見交換をしませう。

では、そろそろ4時になるので、この辺で。





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Last updated  2005年03月24日 13時48分11秒
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