2004/09/06
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毎日毎日石のことを書いていて、よくネタが尽きないものだと
思われるかもしれませんが、
そのご感想は、ある意味正しいです。
実は、毎日毎日書き出す直前まで、
「今日のネタ~、ネタ~、何かないか~」と
うなっております。ホントです。

別のWEBアルバムに写真を山ほど載せているせいで
写真のストックには事欠かないのは有り難いのですが、
文章のネタとなると、真剣に頭をひねらなければなりません。


今日も頭を絞ったあげくのネタを一発。

日記タイトルと関係があるのかないのか
書いている本人も心配だったりするのですが、
今日のお題は
「水晶の仲間」 です。

みなさん、よくご存じだと思うのですが、
私の頭にちっとも入ってくれないので、
この場を借りてまとめさせて下さい。

アベンチュリン、カルセドニー、アゲート、オニキス、カーネリアン、
そしてジャスパーは、ご存じ、水晶の仲間です。


これらはすべて、基本的に二酸化珪素からなります。
二酸化珪素の結晶が自由成長し、目に見える大きさの結晶を作ったものが水晶、
結晶しているものの、塊状になっているのが石英です。

わかりやすい例で言えば、ローズクォーツ。
塊を割ったようなぶっかき氷風の「原石」は、
日本名で言うなら「紅石英」。
ごく希に結晶しているものなら、
「紅水晶」ってことになるでしょうか。

一方カルセドニーは、目に見えないくらいの細かい結晶を作り、それが集まったものです。
この細かい結晶があつまることを「潜結質」といいます。
特にカルセドニーは半透明の物を言い、
不純物を含んで不透明になるとジャスパーと呼ばれます。

水晶は、これまでもさんざん取り上げてきたので、今回はちょっとお休み。

石英でおなじみなのは、アベンチュリンです。
アベンチュリンは、石英に雲母や酸化鉄が入ってキラキラ細かく輝く効果を現すもので、
赤・褐色・黄・緑などのものがありますが、一番よく見かけるのは、
緑色のクロム雲母が混ざった半透明のグリーン・アベンチュリンです。
この石を「緑水晶」と訳している場合がありますが、
強いて訳すなら「緑石英」でしょう。
また、アベンチュリンの日本名は「砂金石」といいます。
石英の中に砂金のようなきらめきを持つさまを良く現していると思うのですが、
今、パワーストーンショップなどで
「茶金石」(ゴールドストーン、ゴールドサンドストーン)、
「紫金石」(ブルー・ゴールドストーン)などという
名前で売っている石は
ガラスです。

これが「天然石」として売られていたり、
かけらが「原石」などとして売られていたりするのは、
個人的に、ものすごく疑問です!

もうひとつの疑問は
「アベンチュリンって、どこが石英なんだろう?」 ということ。
どう見てもアベンチュリンが結晶しているようには見えません。
でも、石英なんですよねえ……。



今度はカルセドニーです。
カルセドニーは、色や模様でたくさんに分類されます。

●模様で区別

縞模様があったり、インクルージョンが美しいものがアゲート。
縞模様でもそれが直線的なものであればオニキスです。
※オニキスはもともと「縞瑪瑙」の意味ですが、
 現在ではまっ黒な「黒瑪瑙」の意味で用いられていることが多いようです。
 また、赤い縞模様は別の名前があるので、黒、灰色、白の縞模様を指す場合もあります。
 縞瑪瑙は「バンデッドアゲート」と呼ばれることもあります。


色でも名前が違います。
ブルー・カルセドニーのように色の名前を頭に付けたそのまんまのもありますが、
まったく違う名前の物もあります。

●色で区別

カルセドニーで緑のものをプレーズといいます。
プレーズはどちらかというとくすんだ緑ですが、
オーストラリアなどで産出する、明るいアップルグリーンのものをクリソプレーズといいます。
プレーズはアクチノライトの細かい結晶によるもの、クリソプレーズはニッケルによる発色と聞いたことがあります。
(クリソプレーズはオーストラリアヒスイ、などとも呼ばれることもありますが、ひすいとはまったく別物です!)

赤っぽい色のカルセドニーは2種類あります。

ヘマタイトによる深みのある赤い色のカルセドニーが、カーネリアン(紅玉随)です。
無色のカルセドニーを適度な温度で加熱して赤く変えることができるそうで、
人工着色されたものがかなり出まわっているらしいです。

一方、褐鉄鉱(リモナイト)による、黄色や褐色がかった赤いカルセドニーが「サード」です。
「サードニクス」「サードオニキス」などの名前の方をよく耳にしますが、
「オニキス」は「直線的な縞瑪瑙」なので、
「赤い直線的な縞模様の瑪瑙」ということになります。


●そのほかにも

アゲートは、その色や模様の入り方でいろいろな名前が付きます。
緑泥石が苔状もしくは草木状に入っているものが、モスアゲート。
二酸化マンガンのデンドライトが木の枝のような模様に入っていることもあり、
これはモカ・アゲートと呼ばれたり、
風景のように見えるものはランドスケープ・アゲートと呼ばれることもあるようです。

あと、水色と白の繊細な縞模様のものは、
ブルーレース・アゲートと呼ばれていますね。

珍しいものでは、カルセドニーの層の上に、
鉄鉱物の板状結晶がぶどう状に成長して
まるでオパールのような効果を現す
ファイヤー・アゲートというのもあります。


だんだん長くなってきましたが、
ジャスパー にもいっちゃいましょう。

ジャスパーも、その色や模様によっていろいろな名前が付いています。

珍しいところで言えば、マダガスカルの「オーシャンジャスパー」があります。
白や緑、時にはピンクのにさまざまな丸い模様が現れる、
カラフルなジャスパーです。
海の中にあり、潮が引いたときにしか採掘できないのだそうです。
私は、半透明のオーシャンジャスパーを持っていますが、
それを見ると、丸い模様が球形であることがよくわかります。
ほかにも、豹の毛皮模様に似ているからレオパード・スキン、
白地に黒い点々模様でダルメシアンなどもジャスパーだということです。

また、濃い緑に赤い点が散っている「ブラッドストーン」もジャスパーの一種です。

そして、ブラッドストーンの緑の部分のもっと色の濃いものを
プラズマ というのだそうです。
昨今大人気の薄型で液晶なテレビではありません(笑)。
本によっては、緑のカルセドニーのことを言うのだと説明されている場合もあります。







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Last updated  2007/12/01 10:07:34 AM
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フォレスト@ Re:”メタ”からアゼツを考える。(09/28) アゼツライトは水晶にもならないただの石…
スターブラリー@ Re:名前を使う、意味を使う(10/08) この写真に掲載されている水晶は、販売予…
spiranthes@ Re:Vサイン!(11/15) 55度24分のベローダ(Belowda)式双晶かもし…
販売者@ Re:分りやすいです。(09/30) スーパーセブンが、過去くず石だったとい…
通さん@ Re[4]:深紅であるはずの石(12/10) わ!わ!こちらにお返事をありがとうござ…

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