2005/12/26
XML
カテゴリ: インド産


エレスチャル 」です。
エレスチャルというのは、どうやら、不定形に近い複雑な形をした水晶や
層状に結晶した水晶を広く指す言葉であるようで、
主なところでは、ブラジル・インド・メキシコ・マダガスカル・南アフリカなどで産出します。

層状に結晶するものを含めれば、
ナミビアのブランドバーグ・アメシストや、ハーキマー・ダイヤモンドでも
エレスチャルと呼べる水晶が産出します。
あ、最近ではネパール産ヒマラヤ水晶や中国産水晶にも、


さて、写真の水晶は多分、写真を見ただけではなにがどうなっているのか、
わからないと思います。
実際、かなりへんてこりんな結晶のしかたをしています。

色は黒(もしかしたら黒に近い紫)に、鉄の赤が混じり込んだ、
インドのエレスチャルらしい、ちょっとグロデスクめな色合い。

そんな色合いの水晶の約半分が、
六角形の角の部分だけ結晶しているのです。
右下が、結晶の先端部分を上から見たもので、
もののみごとに「*」状になっています。

なぜ、こんなへんてこりんな結晶になったのかというと、
エレスチャルの結晶のしかたにわけがあります。


中へ中へと結晶したとか説明されていますが、
真相は、おそらく透明で形の整った水晶よりも早く、
あわてて結晶した……というのが正しいです。

結晶のもととなる成分が豊富な熱水の中で急激に成長したため、
いろんな不純物を中に取り込み、

成長できるところからどんどん成長してしまった
あわてん坊さん なのです。

そうやって急激に成長すると、
結晶のまわりは他よりも珪酸分、つまり水晶の材料が少なくなります。
その中で、結晶の角に当たる部分は、平らな部分よりも突きだしていて、
より珪酸分の多いところに近くなります。
そのため、角の部分で結晶化が進み、結果として平らな部分を取り残したまま、
角の部分だけが結晶した、へんてこりんエレスチャルになったのだと考えられています。

これはもう、エレスチャルと言うよりもスケルタルと呼びたいです。
スケルタルとは、「骸骨の(骨格の)」という意味ですから、
まさにぴったり。

さて、この水晶に光をあててみると……。





エレスチャルは「天使の贈り物」だとか、
天使的なイメージがあるとか言われますが、
私にはあまりそうは思えないです。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007/04/23 11:25:08 AM
コメント(1) | コメントを書く
[インド産] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

フォレスト@ Re:”メタ”からアゼツを考える。(09/28) アゼツライトは水晶にもならないただの石…
スターブラリー@ Re:名前を使う、意味を使う(10/08) この写真に掲載されている水晶は、販売予…
spiranthes@ Re:Vサイン!(11/15) 55度24分のベローダ(Belowda)式双晶かもし…
販売者@ Re:分りやすいです。(09/30) スーパーセブンが、過去くず石だったとい…
通さん@ Re[4]:深紅であるはずの石(12/10) わ!わ!こちらにお返事をありがとうござ…

Profile

KURO−M

KURO−M


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: