2006/06/05
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カテゴリ: カテゴリ未分類
えー、今回のメモは、ちょっと重要かもしれません。
特にレアなルースを集めていらっしゃる方には、お役に立つでしょうか。

2005年末の池袋ショーで、「ブルーリキッド入り水晶」のルースを見かけました。
見せていただいたところ、透明な水晶(石英)の中にブルーのインクルージョンが入っていました。
最近大量に出回りはじめたパライバ・クォーツ(ギラライト入り水晶)のように丸い結晶でもなく、
インディコライト入りのように針状でもなく、
不定形の青い内包物です。

説明していただいたところでは、
パライバ・トルマリンの産地の近くで採れるので、

通常の分析では、液体は分析できないので、詳しいことはわからない……とのことでした。

折しもやはり銅の鉱物が内包されているパライバ・クォーツが出回りはじめていたので、
液体入りも出るのか……などと思っていました。

ところが。

今回お聞きした話では、
ブルー・リキッド入り水晶は
人工的に作られたもの


天然の透明な水晶を熱し、液体に入れて急激にさますと、
水晶にクラック(ひび)が入ります。
熱する温度や冷やし方を調整すると、クラックといわれて想像する
バキバキとしたひびではなく、水晶内に微妙な隙間ができるらしいのです。
ここに色の付いた液体を染みこませると、なかなか鮮やかな色つき水晶のできあがり。

ルースで見た限りでは、ルーペで見て、なるほど青い何かが入っているようだとわかる小さい内包なので、
全体が色づいて見える水晶(石英)になるのだと思います。
その青バーションが、ブルー・リキッド入り水晶です。
(他の色もあるらしいです)

中国産の人工緑水晶のように、人工的に結晶させたりしなくて良いので
手軽に作れ、ブラジルでは安く出売られているのだそうです。

ここでしっかり書いておきたいのは、
ブラジルでは「天然の水晶に手を加えたブルー・リキッド入りだ」と、
ちゃんと言って売っているのだそうですが、
業者の手を経て流通し、カットされ小売りされていくうちに
加工されたものであるという情報が抜け落ち、
「新しく発見されたレアなブルー・リキッド」になってしまうらしいのです。

もはや、石の加工は何でもあり。
天然原石派の私としては、情報収集が欠かせません。

最後にもう一度。
「ブルーリキッド入り水晶
(ブルーリキッド in クォーツ)は
加工された石です」

ご注意を!





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Last updated  2006/06/05 08:11:56 PM
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フォレスト@ Re:”メタ”からアゼツを考える。(09/28) アゼツライトは水晶にもならないただの石…
スターブラリー@ Re:名前を使う、意味を使う(10/08) この写真に掲載されている水晶は、販売予…
spiranthes@ Re:Vサイン!(11/15) 55度24分のベローダ(Belowda)式双晶かもし…
販売者@ Re:分りやすいです。(09/30) スーパーセブンが、過去くず石だったとい…
通さん@ Re[4]:深紅であるはずの石(12/10) わ!わ!こちらにお返事をありがとうござ…

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