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■なぜ捜査一課の課長は室井にコートを手渡したのか■新作映画『踊る大捜査線N.E.W.』制作記念1997年放送 TVドラマ踊る大捜査線 完全解説2第4話『少女の涙と刑事のプライド』■80年代90年代音楽作品・映像作品を解説するシリーズあの作品の「アレ」は一体何だったのかこの作品のココには実はこんな意味が隠されていたのかという「真相」や「裏側」など、作品の知られざる「向こう側」を解説し30年前40年前の作品にもう一度スポットを当て知らない世代にも興味を持って頂ければ幸いですという企画ドラマ『踊る大捜査線』解説 第2弾 という訳で今回は 『踊る大捜査線』の第4話『少女の涙と刑事のプライド』から●湾岸署で一課の刑事にクズと罵られてなぜ青島は言い返さなかったのかタイミングとか演出上の都合では無い 隠された理由を解説●青島が出勤をサボった本当の理由 は単に一課昇進がダメになって落ち込んだだけでは無い真の理由がありました●なぜ本部を出る室井に一課課長がコートを渡したのか その理由など「場面の向こう側」にある真の理由を解説して行きたいと思います※この記事はドラマの内容に触れる「ネタバレ」解説になります■■もくじ■■■STORY■【踊る大捜査線 第4話 『少女の涙と刑事のプライド』から】■1.所轄刑事青島誕生となった回■・『サラリーマンから刑事への脱皮』■2.捜査一課エリート刑事の暴言の裏■・『反感を無視した責任感の暴走』■3.青島刑事が出勤をサボった本当の理由■・『昇進と信念の間で揺れる価値観』■4.TVと映画を挟んだコートを手渡す意味■・『なぜ本部を出る室井に一課長がコートを手渡したのか』■5.青島が責任を取って刑事を辞める事にした理由■・『湾岸署の刑事達が青島を助けた事の意味』▲目次へ▲- STORY -脱サラをして警察官になった青島俊作は湾岸署で念願の刑事課勤務に就いて 始めての難事件が解決して事件に巻き込まれた被害者の娘 柏木雪乃の退院に立ち会っていたその頃 湾岸署では ニ年前に起きた連続強盗傷害事件の容疑者が管内で目撃された事で 捜査一課から捜査員派遣の要請を受けていたその派遣は 室井管理官たっての希望で遅刻出勤してきた青島に命じられた▲目次へ▲- 解説 -【踊る大捜査線 第4話『少女の涙と刑事のプライド』から】■1.所轄刑事青島誕生となった回■『サラリーマンから刑事への脱皮』この回は 室井の達ての希望で捜査一課に派遣された青島が署内に潜伏する暴行強盗犯を追うという話で成果を上げる事が出来れば一課の昇進も夢ではない中で成果重視の本店一課の 剛健で傲慢なやり方を目の当たりにしこれまで青島が抱いてきた「正義」との間で激しく揺れながら思いを共有する仲間達と自分の生きる場所を再確認する真の意味での「青島刑事誕生」の姿を描いた回になってます■この時点の青島刑事はサラリーマン時代に培った民間企業のノウハウで警察機構の弱点を突いて風穴を開けようと考えている様な 「根拠のない自信を持った部外者」という刑事としての覚悟に欠け、まだまだ地に足の着いていない半人前という印象がありましたしかしこの第四話では本店一課捜査員達の頑ななまでに警察組織の論理に準じて自分たちエリートサークル以外の人間を認めない傲慢なやり方を目の当たりにして本店での活躍を夢見た浮ついた気持ちが完膚なきまでに叩き潰され自分が生きる場所は 所轄の現場 であることを自覚して自分が信じる正義を確信するという真の意味での刑事青島が誕生する 重要な回でもあります▲目次へ▲■2.捜査一課エリート刑事達の暴言の裏■『反感を無視した責任感の暴走』この回は 本店一課がどの様な場所で捜査員はどういう人物の集まりなのかを所轄から派遣された青島の視点で描いた所に一つのテーマがあると言えます捜査一課の捜査員たちの初めから感じが悪い印象はエリートでプライドが高く よそ者を受け付けないサークル意識の強い集まり というだけではなく自分達以外の捜査員を敵視して暴言を吐きエリートでありながらコミュニケーション意識にも欠け嘘を付き 冷徹で 反感しか生まない態度があって人として大きな問題を抱えた「病んだ存在」としてすら映ります物語の中でも所轄の刑事達の仕事を「クズ」と罵る言動はすぐに頭に血が上り短絡的で論理性にも欠ける行為でとても高学歴のエリートとは思えないだけではなくておおよそ 人としての器を感じられない狂人としか思えないものすらありましたいくらマウント文化真っ只中という時代性があるとしても高学歴の警察官があれほどの暴力的な暴言を吐くというのは道理で考えてもあり得ないのでこの脚色のこの描き方には意図的な扇動を感じて正直 違和感 を覚えるものがありますこれらは 所轄が正義で 本店が悪 という ドラマ上の図式で事実とは異なる ステレオタイプな描き方に過ぎない という事なら話は分かりますが本作の脚色が 本店捜査員をあれほどまでに所轄の人間を病的にまで毛嫌いさせて否定する様に描いたのには警察機構に根ざした トップダウン組織ならではの見えない 権威の圧力 の存在に理由がある様にも感じられますそれを踏まえて捜査一課というトップの立場にあり冷徹な感情的態度を取るこの人物が どんな「思考」でこんな暴言を吐いているのかを解説するとこの人物はある種の選民意識を持っていて組織の権威 を守る立場であるという 自負 を持っていると言えますつまり 組織のやり方に不服を持ったとしても自分には率先して 理念に準じる義務 があると思って常に自分を律しているわけですそれに対して所轄の刑事たちはまず前提として 自分よりも劣っている という捉え方をしているのは間違いありませんそうして 自分が抱いている様な 巨大な責任感を持とうともしないしそれを問いただした所で自分たちの様には 理解出来ない と思っているので説明をせず 一切無視をする のですそれなのに 自分のやり方に拘って事ある度反発してくるので自分達を軽視している様に映り 馬鹿にされている様にすら感じるから言い返してきたら 激昂 する訳ですそれは逆に考えれば この 捜査一課の刑事たちは自分達が勝手に抱いた価値観に囚われているとも言えるわけですそうなると 反感を買われても痛くも痒くもない相手という風に常に捉えるようになるので仮にも社会に準じて行動している人間に向かっても平然と「クズ」呼ばわりするようにもなってしまうのです「反感」という因子を無視したまま人間関係を最適化させるあまり物事を記号化させ過ぎて 思考を停止させている典型的な現れと言えますし「真剣」故の暴走だとも言えますそもそも この場面でこの人物が暴言を吐くことになったのは青島を一方的に阻害して単独行動をさせ 被疑者を取り逃す要因を生んだ他ならぬ この人物の浅はかさにあるわけですしかも青島の単独行動の理由を聞く室井にはまるで 子供のような 嘘を付いてごまかしすらしましたそのバツの悪い空気を所轄の刑事の程度問題にすり替えて言動が 暴走 してしまった訳ですこれは、この人物が 組織の権威を守る立場を自負する様に自分自身の立場も権威に恥じない様であるべき所をなぜこんな子供じみた嘘を付かなければならないのかというアイデンティティー崩壊による見苦しさだったと言えます■そんな事情があったとしても、人をクズ呼ばわりした捜査員になぜ青島は言い返さなかったのかですがそれは青島は青島で 一課の捜査員が 自負 している事とは 又異なったこれだけは絶対に踏みにじられたくはない 信念 を持っているからですそれは青島を支える 礎 となるものだからそれを理解できない、そして軽視する一課の捜査員は青島にとって無縁な 切り捨てて良い存在となった事が所轄は所轄で青島のみならず 全員が 押し黙ってお前たちに何が分かるか という空気を作り無言の抗議 になったからだと言えます▲目次へ▲■3.青島が出勤をサボった本当の理由■『昇進と価値観で揺れる信念』一課に派遣され 一時は 被疑者と接触しながら 取り逃すミスを犯し一課の捜査員からは クズ 呼ばわりされ 、散々な青島は次の日の朝の署の勤務をサボり川沿いをウロウロするという無気力感に囚われてしまいますこの時の青島が 何を考えていたのかと言うと当然 一課に昇進するチャンス を棒に振った事の 放心状態だと言えますが理由は他にあったと言えます元々青島は サラリーマン出身の コミュニケーション能力に長けた人物です事件に付いても 自分のサラリーマン時代に築いたスキルを駆使して警察理念とは異なった観点で事件解決に繋げるバランス感覚に優れた人物だと言えます同時に サラリーマンの存在価値は出世によって可視化されるので当然青島も 出世が 仕事の花路 だと考えていたはずですだから 出世を目指すには あの 捜査一課の刑事たちのように何かに振り切って 不満はノイズとして切り捨てるという警察社会で出生を目指すには 奇しくも自分がサラリーマンを辞めた理由と再び対峙しなければならない事が分かってこれではなんのためにサラリーマンを辞めて警官になったのかと自己嫌悪に陥って署にも出勤する気が失せてしまい自問自答しなら 川べりを彷徨うように歩いていたのがあの 時間 だったのだと 言えます▲目次へ▲■4.TVと映画を挟んだコートを手渡す意味■『なぜ本部を出る室井に一課課長がコートを渡したのか』前回取り逃がした強盗犯がとあるクラブに現れるというタレコミがあってその逮捕に再び青島が捜査一課に駆り出されますしかし、逮捕するタイミングを測る室井の待機命令を振り切って眼の前で男に暴行を受ける女性を救うために青島は行動し騒ぎを起こしてしまいますその騒ぎで警察の存在を知った強盗犯は騒ぎに紛れて逃走し一課の被疑者確保作戦は水の泡と化してしまいます思いもかけない青島の独断行動で犯人確保をニ度も失敗しその青島を起用した責任を免れない立場に追いやられながら司令部から現場に向かおうとする室井に捜査一課長の男は 室井のコートを手にして差し出し室井は一課長の厳しい視線に晒されながら コートを手にして現場に向かって行きますこの場面での 一課長が室井管理官にコートを手渡す行為には上司の上着を手渡す部下という図式の他に秘められた理由がありましたこういう場合の 若い上司がやらかした時に年上の部下が取る 作法 が礼節に則っている時にする 思考 というのは非難する気持ちがあっても、それを今は大人として抑えながら改めて場所を変えて言ってやると決めていてその行動も 礼儀正しくあればあるだけそれに反する怒りの大きさも 大きい訳ですつまりお前が上司で俺は部下だから 今は立場をわきまえて いるだけであって、「やっぱり俺が思った通りの事になっただろ!」 という事も俺も大人だから今は言わないでおいてやってるんだぞ! という無言の非難があって室井はその事を自覚して 神妙に受け取ったのでした一方で、同じ様に 劇場版第1作の『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!』で捜査一課の捜査員による被疑者逮捕に固執する上層部に対して誰一人命令に逆らわない中で 現場の判断を軽視する上層部に激昂する青島に同調して逮捕命令を出した室井が現場に向かう時に、筧利夫演じる新庄管理官 がやはり室井のコートを手渡しました部下に当たる新庄のこの時の行動は 先ほどとは違って上層部の命令があって誰も動けない中 唯一動こうとした室井に対してせめて コートを渡すくらいしか出来ない 警察官僚の悲哀を表した場面でもありましたこれら2つの作品の場面には 同じ意味があってどちらも警察機構のやり方に反して行動した時に室井はコートを手渡されている事からこれには もう逃げ場がない「詰んだ」人間 に対してのせめてもの 手向け という意味がコートに込められていた事が分かります1度目は この回での室井が 管理官になって以降目に見える功績を大して上げていないという負い目があってこの機会に最初に担当した事件を解決させて 黒星のない状態にしておく為の挽回の意味と、その挽回には 一課ではなくて 所轄の力が不可欠だった事を強調してかねてからの 自分の主張を警察機構内で 確かなものにしておきたいという思惑があった事でそれらが 水の泡となったばかりか周りの意見を無視して 命令を聞かない所轄の捜査員を独断でニ度も起用し管理官としての能力を問われる結果を自ら招いて追い詰められた室井が描かれます2度目は 映画版一作目で やはり上層部の命令を無視して独断で被疑者確保を青島に命じた室井が唯一正しい行動を取りながら責任を問われる立場を自ら選択するという行動に対して前回は室井を激しく非難した一課長も腕を組んで背中を向け出世には身を守るしかない新庄は 絶対的な境界を越えて行動する室井に別の意味の手向けで コートを手渡すという事で上に立つものとしても 人としても 大きく成長した室井の姿が凛々しく映るというこの コート を手渡す行為には この様な 「詰んだ人間」への回をまたいた2つの相反する意味があったのでした☆▲目次へ▲■5.青島が責任を取って刑事を辞める事にした理由■『湾岸署の刑事達が青島を助けた事の意味』室井の度重なる私的なこだわりと 自分の理念を捨てなかった青島によって今回の被疑者拘束を水の泡にされ、一課の仕事を台無しにされた一課長は二人の責任問題を激しく突きつけて、室井はそれに従い、青島も刑事の辞職を決意して 警察手帳を叩きつけますそうした所に 被疑者を連れて現れたのが 湾岸署の面々で飲みに来たついでに被疑者を見つけた様にうそぶいて 青島を助けながら暴言を吐いた一課に対して 所轄の意地も見せつけるのでしたここで なぜ 青島があっさり 刑事を辞めると言った訳ですがそれは ここで青島が 室井に告げた様に信念を貫きたくてサラリーマンを辞めて刑事になったのに眼の前で困っている女性も救えない、正しいことも信念も貫けないでは意味がないという理由と、■3.青島が出勤をサボった本当の理由■ の所でも説明した様に出世を目指すには 時には自分の信念すら捨てなければならないのはサラリーマン時代と何も変わらなかった 失望 があってそれで出勤する気が失せて 川辺りを歩きながら頭の中では既に 刑事を辞めるか否か という考えでいっぱいになっていてどちらかと言えば 辞める方向で 占められていた所に柏木雪乃が歩く姿が目に入った事で少なくとも自分にはまだ 放り出せ無い事がある事に気づいてその考えは一旦 押し留めて 湾岸署に出勤した という経緯からある意味 この時の青島は柏木雪乃の件で刑事を辞める事を押しとどまっていただけとも言えるので今回の件でその迷いも消えて自分の信念に基づき正しい事をしようと決めて眼の前で暴行を受け救いを求めて困っている女性を救い所轄の刑事の仕事を貫き通した上で悔いのない中辞職を決意したと言えます■ではなぜ 湾岸署の面々が 越権行為覚悟で青島を助けたのかですがそれは正に 青島が 捜査一課の前で自分の信念を見せつけたからです青島はクビになる事を承知で所轄の刑事の仕事を貫き通してその様子をモニターしていた湾岸署の刑事達も青島に呼応して一課の面々に所轄の刑事のスキルの高さを実践して見せて共に 所轄の刑事の意地を見せつけた と捉える事が出来ますそしてもうひとつの意味としては湾岸署での一件でも分かるように本庁と所轄の関係は 例え 青島の一件が無かったとしても一課の刑事は所轄の怠慢を罵り、所轄の刑事は一課の傲慢に憤り同じ警察でありながら捜査員達は 反目し合い 関係は断絶していましたしかし そんな 反目も 立場も 顧みずに刑事としての仕事を貫き通した青島の姿によって所轄の刑事たちの心が動き結果的には 一課の捜査を助け 黒星を消してあげて 救って見せたとも言えます加えて それは 所轄の助けがあってこその 白星になったという共同作業によるものであり本庁と所轄の刑事達が 共に反目をやめて 断絶を乗り越える 一歩でもある所に今回のエピソードの落としどころがあったと言えますそして青島が貫き通した信念は 図らずとも 警察にとどまる理由を生み所轄の仲間を動かして 青島自身は生きる場所を再確認したという今回のエピソードは そんな回となったのでした☆というわけで今回はこの辺で それでは又次回の更新で~w【楽天ブログ】『踊る大捜査線 第4話』【なぜ捜査一課の課長は室井にコートを手渡したのか】 忘れた頃にやってくるものと言えば頼んでいた事を忘れていた通販と税務調査とウチのブログの更新・・・ というわけでw引き続き ドラマの向こう側を解説します☆https://t.co/IQIC2JRe1Y #r_blog— Voyager6434 (@voyager6434) May 31, 2026---------------------------------------------------------------------------------------------------チェスターコート メンズ ロングコート ビジネス カシミヤ混ウールウール95%/カシミヤ5% スリム&ゆったり体型ブラック チャコール キャメル グレー S/M/L/LL/3L価格:25,020円(税込、送料無料) (2026/5/28時点)■[【Blu-ray】踊る大捜査線 THE MOVIE [ 織田裕二 ]価格:4,136円(税込、送料無料) (2026/5/28時点)■【電子図書】裏ドラマ [ 君塚良一 ]価格:1,320円(税込、送料無料) (2026/5/28時点)■ギフト ゴディバ公式(GODIVA)チョコレートケーキ(チョコレート お菓子 スイーツ プレゼント 送料込)価格:3,834円(税込、送料無料) (2026/5/28時点)
2026年05月31日
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