あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

京都・グアム島殺人旅行

京都・グアム島殺人旅行 ~京都・グアム島殺人旅行~


グアムで正月休みを過ごすキャサリンと恋人の浜口一郎は、レストランのスタッフとして勤めているナナと知り合う
ナナは、以前客としてきた日本人男性と恋に落ち、子供ができ、子供の父親を探しに日本に行きたいという

手がかりは、名前がタナカタロー、職業は医者、そして一枚の写真…
そこには5人の男性が写っており、そのうちの一人の男性はキャサリンと浜口には見覚えがある医師・宮川だった

後日、二人が宿泊しているホテルでナナを見かける
写真に写っている5人の男性のうちの1人をこのホテルで見かけ、ナナは『タナカさんの子供ができた』ことを男に伝え、写真も渡したという
休日を満喫した二人は、ナナからタナカが写っている写真を託され帰路へ

グアムから帰ってきて十日すぎ、ナナが京都大原で轢死体で発見されたことをニュースで知ることになる
キャサリンは知り合いの京都府警の狩矢警部にナナの件を話し、ナナから渡された写真を提出すると、すぐに五人の男の身元が判明した
二人が知っていた医師の宮川、大学教授の田之原、製薬会社社長の多田、代議士の野見山、病院の副院長の田上
それぞれが地位を確立しているだけに、スキャンダルを恐れてナナを殺したのだろうか?

ナナの無念を晴らすべく父親捜しに、一人また一人と容疑者が殺されていく…
暴かれるエリートたちの仮面と殺意!
キャサリンと浜口は容疑者の鉄壁のアリバイを崩せるか!?



~感想~
物語の主体となっている父親探しまでは興味をそそられたのだが、読んでいくうちに犯行の動機があらぬ方向に向かい、父親探しが付け足した様に感じてしまったのが残念だった

という事で、私的評価は星【★★★☆☆】3つです

この作品は、連載時『愛の決算-グアム島の休日』という題名だったものを改題し、出版された



◆この原作のドラマ化作品◆
ありません



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