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2012.07.25
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カテゴリ: カテゴリ未分類


前日記の古川さんと同じく、
八幡平市の話題はほかの方にお任せして、
本日は珈琲の貴婦人と称されるイエメンの【モカ】について書いてみようと思います。

モカとは、
エチオピア連邦民主共和国とイエメン共和国で生産される豆です。
両国で生産された豆が、イエメンのアル・マッカ(マッカ港)に集められ
ヨーロッパに輸出されていたことから、
港の名前マッカ(モカ)か冠となったのです。

エチオピアで生産されるのは

○モカ・ハラー
○モカ・レケンプティ
○モカ・シダモ
○モカ・イルガチェフ...etc

などと分類されます。
イエメンのモカでは

○モカ・サナニ
○モカ・ハイミ
○モカ・ライミ
○モカ・マタリ...etc

などがあります。

モカ・ブレンドには一般的に、
エチオピア産の珈琲が配合されています。

イエメンのモカはエチオピアのモカの倍以上の値段がついており、
とてもブレンドに使用することなどできないのです。

さて、イエメンの珈琲豆は実は副産物であるということをご存じでしょうか。

イエメンでは珈琲の果実・コーヒーチェリーを乾燥させた【ギシル】をお湯で煮だし、
スパイスを加えて飲む習慣があり、
珈琲はそのために生産されているのです。

売られているギシル
lrg_12424581.jpg

拡大
20080226_418962.jpg

珈琲豆を目的に作られていないため、
イエメンの豆は非常にみすぼらしく、
欠点豆が40~50%近く混入しています。

みすぼらしい豆
14573.jpg

パナマのきれいな豆
15591.jpg

この純自然栽培のみすぼらしい珈琲豆が、
なかなかどうして
芳醇な香りをもった良い珈琲になるのです。

他国では肥料・農薬を良く管理して、
品種改良まで行っていますが、
イエメンのモカの個性は唯一無二です。

見た目や品質安定性で言ったら管理されたものの方が良いですが、
自然栽培のほうが突出した個性ではすぐれているように感じます。

しかし、副産物・自然栽培であるがゆえに、
毎年同じ品質のものができる保証がなく、
自家焙煎珈琲屋さんからは嫌煙される豆でもあります。

珈琲も農産物です。

知れば知るほど奥が深いですね。





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Last updated  2012.07.25 21:49:09 コメント(5) | コメントを書く


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