無垢の木材で造作材を作る枠屋の日記

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変わる住宅建築と国産材流通 赤堀楠雄著

木材業界に与えた影響の全体を把握するのによい本です。

過去、全国津々浦々を取材で歩いてきて、多数の記事を執筆してきた
赤堀さんが、これまでの事例を示すだけでなく、これからの木材業界の
あり方についても踏み込んだ主張をしているところが良いですね。

これだけ範囲を広く網羅している本も珍しいのではないでしょうか。
木材業界を扱った本で、マンションの木工事をとりあげている本は
今まで見たことがありません。月刊「木材情報」でマンションの木工事を
取り上げたときに、私が赤堀さんと同行取材をしたときの記事が元に

どのように使われているかを知ることは、木材業界関係者として
知っておいて損のない知識だと思います。

これから、木材業界は「木の良さ」をいかに業界外にわかっていただけるかが
浮き沈みの鍵を握るでしょう。今、話題になっている森林再生プランや
新生産システムのように数値で追いかけると「とにかく量が出ればいいんだ」
となりがちですが、自然の産物を扱っている以上、一本ずつその素材の本質を
見て使うのが本質のはずです。その意味で、木材業界の外の人にも
読んでいただければと思う一冊です。





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Last updated  2010.04.11 21:49:08
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