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こんにちは。ビジョナリーパートナーの和仁達也です。
1つ、クイズを出しましょう。
「ケーキバイキング、何個以内なら、お店は儲かるのか?」
先日、あるホテルのレストランで次のようなメニューがありました。
●ケーキバイキング 1,500円(税別)
●数種類のケーキを好きなだけお召し上がりください。
●ワンドリンク付き、制限時間は2時間、
食べ残しは実費を頂戴いたします。
これを見たとき、わたしは考えました。
「普通にコーヒーとケーキを単品で頼んだ場合と、
バイキングを選んだ場合と、客はどちらが得だろうか?」
ケーキとコーヒーの原価率(変動費率)をそれぞれ30%とし、定価がケーキ400円、コーヒー350円とします。
バイキング料金の1,500円を超えるためには、
ケーキをいくつ以上食べる必要があるでしょうか?
例えば、ケーキを3つとコーヒー1杯を注文した場合、
料金は1,550円です。
つまり、ケーキを3つ以上食べるのであれば、バイキングにしたほうがお得になります。
つまり、お客さんの視点での損益分岐点は
「3つ以上食べるかどうか。4つ以上食べるなら明らかに黒字」
となります。
次に、これをお店の視点から考えて見ましょう。
■お客さんがバイキングで4つケーキを注文した場合、
お店にとっては果たしてメリットがあるのでしょうか?
そのお客さんは、「もしバイキング制度がなければ、
コーヒー1杯とケーキ1つだけを注文していた」とします。
その場合と比べて、粗利はどう違ってくるでしょうか?
その計算はとても簡単です。
●まず、バイキングの場合。
バイキング料金からケーキ4つとコーヒー1杯の原価を差し引くと、、、。
→粗利は915円です。 ^^^^^^^^
●次に、バイキング制度がなくて、
普通にコーヒー1杯とケーキ1つだけを注文した場合は?
売上はケーキ400円とコーヒー350円で750円、
原価はケーキ120円とコーヒー105円で225円なので、
→粗利は、525円となります。 ^^^^^^^^
これが何を意味しているか分かりますよね。
ある「ケーキ好きなお客さん」が、
普通にそのレストランで注文するときは、
コーヒー1杯とケーキ1つを注文し、お店は525円の粗利を得ます。
ところが、バイキング制度があると、
そのお客さんはケーキを4つ注文するので、
お店は915円の粗利を得られるのです。
1人のお客さんから得られる粗利が、
525円と915円。
なんと! 1.74倍の違いがあります。
しかも、そのお客さん自身は、
「ケーキ4つとコーヒーだと、本当なら1,950円のはずなのに、 1,500円で済んだ。450円も得した!」
と喜んでいるのです。
さらにもう1つ考えてみましょう。
■コーヒー1杯とケーキ1つの粗利が525円。
お店が最低限、この粗利をキープするには、
バイキングでお客さん1人あたりのケーキが
何個以内であれば良いでしょうか?
これは計算すると分かりますが、7つ以内ならセーフです。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
8つ以上のケーキを食べる人が現れると、1人あたりの標準粗利である525円を食いつぶすことになります。
しかし、現実的に8つ以上食べる人がごく少数派であれば、
トータルでの粗利は充分に確保できるでしょう。
こんな計算を紙ナプキンの裏に書きながら、
「なるほど~、だからこのお店はバイキングを導入したんだな」
とわたしは合点が行きました。
もちろん、実際には廃棄ロスやスタッフの手間(人件費)の増加分も
考える必要があるでしょうけどね。
またお客さんにとって、そのお店の「バイキング制度」が魅力的で、
それが目玉になって客数を増やすことができるのであれば、
なおのこと、それはお店の利益を押し上げることになります。
つまり、このレストランでは、
「ケーキバイキングによって客数が増え、
かつ1人あたりのケーキの注文が7つ以下であれば粗利はアップする」
(すなわち儲かる)
ということが言えます。
これはレストランや居酒屋の食べ放題、飲み放題のシステムでも
同じことです。
このような「時間と数量と利益の関係」というのは、
きちんと立ち止まって考えると、
見えなかったものが見えてきます。
そして、それが新しい商売のヒントになります。
今日は「食べ放題」のカラクリについて考えてみましたが、
あなたのビジネスにおいても、提供のシステムを変えることで、
■お客さんが喜び、あなたの会社も儲かる
そんな双方良しの新サービスを見いだせるかも知れませんね。
【今日のチェックポイント】------------------
→お客さんが「得した」と感じるポイントと、
お店が「得した」と感じるポイントをきちんと認識しておこう。-------------------------------
ビジョナリーパートナー 和仁達也
追伸、
「脱★ドンブリ経営」や「世界一受けたいお金の授業」を読まれた方なら、今回のトピックは図にして、すぐに理解していただけることと思います。
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