1
徳島県の県南にあります一軒家フレンチのラトリエあべさん。過去3回ほどお邪魔しておりますが、前回訪問は2016年と結構前になってしまいます。と言うのも、こちらの、地元の食材を使った、洗練された、そして、その食材の美味しさを引き出し昇華した、優しい味わいのお料理に、柔らかな味わいの日本ワインを合わせる会を一度やってみたいと考えており、その調整をしていたからでした。そしてこの8月、いつもワイン会にご参加くださる方々にご一緒頂き、遂にその会を実現することが出来ました!遠路はるばるの旅となりましたが、皆さん本当にありがとうございました!飲んだワインは以下の5種類です。また個別記事にしたいと思います。1、福山わいん工房 甲州エクストラ・ブリュット2017日本ワインと言えば甲州ですが、その香りや味わいを考えた際フレンチのコースの中での使い処って結構難しかったりするかなと。と言う事で、スパークリングで1番手に持って来てみました。フレッシュな辛口で暑い時期のスターターには最適でした。2、安心院葡萄酒工房 安心院ワイン・シャルドネ・リザーブ2018白ワインはやはりシャルドネかなと。ラトリエあべさんのお料理は、優しくも素材の旨みがよく出ていますので、それに負けないようにと樽を使ったしっかり目のシャルドネです。樽香とフルーティさのバランスがいいですね。3、ドメーヌ・デ・テンゲイジ マスカット・ベーリーA・ロゼ・サンバリック20185種類と言う事で、白と赤の間にロゼを。以前、丹波ワインさんのてぐみ・ロゼを持ち込ませて頂いた時に、お料理との相性が良かったことも大きかったです。気鋭のワイナリーのものですが、期待通り幅の広いマリアージュを見せてくれました。4、小布施ワイナリー ドメイヌ・ソガ・サン・シミ・メルロ・ムラサキ第一東農場2017メインは牛肉かと思いましたので、ある程度力のある、しかし、あまり濃すぎないしなやかなスタイルのものがいいかなとこちらのワインを飲んでみました。まだ固さはあったものの、流石のバランスの良さでした。5、ヒトミワイナリー レコルト・ブラン・ペティアン2017ラトリエあべさんでは、コースの最後にデザートを3品位いただけますので、そのデザートに合わせてスパークリングをもう1種類です。スッキリした中にも、ヒトミワイナリーさんらしいにごりの個性があり、その辺が甘みにもよく合いました。過去3回お邪魔していたという事もあり、勿論毎回お料理の内容は変わっていますが、ある程度味わいのイメージは出来ていたという事で選んだ5種類のワインでしたが、狙い通り、あるいはそれ以上によく合ってくれました。こちらが想像していたものとは違った発見も見せてくれ、非常に充実した内容となりました。ご参加いただいた皆様からは、もう次回のお話なんかも出ていまして、来年にもまた是非お邪魔させていただきたいところです。今回は人数が居たという事でお店は貸し切りでした。時間はランチタイムでしたが、夜でも昼でも、コースの価格が同じなら内容も同じものが頂けるようです。外の緑と日本家屋、そこに設えられたフレンチのテーブルセットがなんとも面白い、しかし趣のある世界観です。1品目は、サザエの肝とポモドーロのアイスクリーム、桃太郎トマトのジュレ。サザエの肝の風味にポモドーロアイスの濃厚なトマトの香りと甘味、それに桃太郎トマトのジュレの爽やかさがよく合います。2品目はウニのお寿司です。成程、ヨーロッパなどではお米は野菜の一種としてサラダや前菜に使われていますが、コースのここでお寿司と言う形で頂けるのは面白いですね。ウニは地の物。シャリは赤酢…ではなくそこはフレンチ、バルサミコ酢が使われています。ウニの強い甘みと磯の香りに、バルサミコ酢飯の甘みとコクがよく馴染みますし、乗っているミョウガのピクルスの爽やかさも、またいいアクセントです。続いてはラトリエあべさんの得意ジャンルの一つであるハム。今回は鳩と鮪の2種類でした。黒いものはカカオのチュイール。右のソースはアボカドです。やはり、マグロハムの味わいにアボカドソースはよく合いますし、鳩の深い味わいにはカカオのチュイールの香りや苦味が噛み合います。ただ、このカカオ、マグロハムとも相性バッチリで、その香りやコクがマグロの旨みをより引き出してくれる感じでした。またこのハムどちらも旨みバッチリで、それをより引き立たせてくれるいい塩梅の塩加減が見事でした。パンは外側パリッと、中はふっくら柔らか。やや黒っぽさがあり、酸味や独特の香りが楽しめます。そのままでも美味しいですが、食事と共にいただく事で輝きを増しますね。また、エシレバターを添えて下さいますが、その上品な味わいともバッチリ。ラトリエあべさんのスペシャリテともいえるロワイヤルですが、今回は何とソースとして登場。何にかけられているかと言いますと、地のワタリガニ!勿論濃厚な味わいのカニなのですが、それが強すぎず上品さのある物なのは、素材の良さだけでなく、加熱技術の賜物なのでしょうね。そこに加わるロワイヤルのまろやかさ、そして、カニの繊維質な食感とロワイヤルの滑らかな食感のバランスは流石です。つついては地元のタコとリードヴォー。低温で時間をかけて過熱しているというタコの柔らかさ、ジューシーさには、参加者の皆様も感嘆の声を上げていらっしゃいました。何故タコとリードヴォー?と思いましたが、成程、食感が近い、それでいていい感じの違いも出ており「しっくりくる」組み合わせだったなあと。面白いのがソースで、下の黒いものはイカスミ、写真上部の緑のものはキュウリなのですが、このキュウリのソースの風味がタコと組み合わさると爽やかさと華やかさがグッと出ます。やっぱり、タコとキュウリは相性抜群なようです^^徳島県も瀬戸内という範疇に入るようで、実際鳴門など県北の海産物は岡山とも似ていたりしますが、県南となりますと結構趣が変わってきます。その代表的なものがこのアワビでしょう。徳島県南は、実はアワビの名産地だったりします。このアワビも、やはり火加減が絶妙、見事な柔らかさでした。風味や旨みもバッチリで、肝のソースの甘みが加わることでもう間違いないですね。また、下に敷かれているのはなんとアワビの肝を使ったブータンノワール。磯の香り抜群で、アワビと合わせてよし、そのままつまんでもよしでした。フォアグラの粕漬けも、ラトリエあべさんでの必食メニューと言えるでしょう。今回はキャラメリゼされたイチジクが下に敷かれ、上にはナッツのパウダーが掛かっています。ナッツの香ばしさ、イチジクの甘みや香りが、フォアグラの味わいに合わないはずがない!と言う組み合わせですね。甘味、香ばしさ、脂感やまろやかさ、塩味旨みが混然一体となって非常に深い味わいです。写真が多くなりますので続きます。にほんブログ村
2019年08月13日
閲覧総数 248
2
今回はカリフォルニアのジンファンデルです。オールド・ヴァインズ・ジンファンデル05。生産者セント・フランシスは1972年に設立されました。ソノマにこだわり、ずっとソノマで栽培を続けているそうです。所有する自社畑は180ヘクタールにも上るそうです。その畑では、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、ジンファンデル、それにシャルドネの他サンジョベーゼも栽培しています。アメリカンオーク樽にもこだわっており、シャルドネ以外はいづれもアメリカンオーク樽を使用しています。楽天内には05ヴィンテージは見当たらず、04ヴィンテージは写真のお店で3045円です。色は非常に濃いガーネット。黒さもありますね。エッジには紫感もあるルビーが。香りは、ジンファンデルらしい土ぼこりやナッツ系統の風味がしっかりと感じられます。さらに、熟した黒ベリーやキノコ、カカオといった要素や15.5度あるアルコールのニュアンスも感じられました。また、時間経過と共に熟した赤ベリーやドライストロベリー、カシス、バニラエッセンスといった香りといったものがより前に出てくるようになりました。味わいは流石にジューシーで、果実味が豊かです。ただ、酸味もじわじわと口の中に広がってきますし、旨みもあります。渋みは弱くはありませんが強くもありません。口当たりが滑らかなのも印象的です。また、やはりというべきかアルコールの辛さも感じられます。ボディはフルながら、上記のように滑らかさがあります。食事との相性では、バターとの相性がかなり良かったので、牛肉やラムならバターソテーがいいでしょうね。ただ、肉の脂があまり強いと結構負け気味だったりするので、肉自体はあまり脂の強くない、赤身の多いものの方がよさそうです。寧ろ、牛肉ならローストビーフやタタキ、あるいはいっそケンタッキーフライドチキンぐらいでもいいかもしれません。流石に、これは魚や野菜とあわせる、という感じではありません。が、クリーミーなチーズとも相性はなかなかなので、野菜ならチーズと一緒にいろいろな楽しみ方が出来そうでもあります。やはりカリフォルニアのジンファンデル、高い度数が印象的です。ただ、最近飲んだいくつかのカリフォルニアの赤にもいえるのですが、果実味爆弾といった感じではなく酸味もしっかりしており、口当たりも柔らかく、バランスの良さがありますので、すいすい飲んで飲み過ぎないようにしないといけませんね^^
2008年10月16日
閲覧総数 8
3
台所山猫さんでの爽やかワインと和食の会のワイン、続いてはこちらも爽やかなワインと言えば定番と言えるオーストリーです。グリューナー・フェルトリナー・カンメルン2015。生産者ヒルシュはカンプタール地方のワイナリーです。以前はドイツの修道院所有だったという場所ですが、1878年にヒルシュ家が引き継いだそう。現在ワイン造りの指揮をとる5代目当主は、ニューワールドでワイン造りを学んでおり、結果地元の本種であるグリューナーとリースリングを大事にしたいと考えるに至りました。2006年よりビオディナミを導入しています。価格は3240円程度。色は基本青みがかった黄色ですが、ほのかにツヤ感も感じられました。香りは最初はかなりガッチリ閉じており、白コショウに少々の柑橘、リンゴっぽさといったものが出ている程度。それが時間と共に開いてきて、カリンや南国フルーツ、洋ナシといったものや、柑橘もよりはっきりとグレープフルーツやライムといったものが出てくるようになりました。さらに、スパイシーさでも白コショウに加え、緑コショウやよりオリエンタルなものも感じられましたし、ミネラルやハーブのニュアンスも少々。味わいも、やはり開けたては閉じています。繊細な果実味と酸がバランスよく出つつ、後口にかけて軽い苦みが残る程度の印象です。ただ、時間と共に、トーンの低い果実味がアタックのメインの要素となりますが、それは明るい酸を伴うもので、後口の苦味も残っており、結果果実味や酸の印象は強まるもののバランスは崩れない、といった所。ボディはライトだがミディアム寄り位の量感と目の詰まった感を感じます。滑らかな質感もその印象を強めているでしょうか。会では、お造りの辺りで飲みました。お造りとの相性は素晴らしく、ヒラメの風味や食感にワインのスパイシーさを伴うフルーティさと、ハリのある質感が合うのは勿論、サワラの叩きの香り、特に魚の香りと焙った香ばしさによる余韻と、ワインの余韻のフルーティさやミネラル、スパイシーさと言ったものが非常に良く馴染んでくれました。アタックで合わせる以上に、余韻の相性の深さを堪能できました。あと、お造りに添えられていたシソの葉ともバッチリ。シソの香りに、ワインのハーブっぽさやスパイス感がやはり嵌ります。和食と言えばオーストリー、グリューナー・フェルトリナーという印象はありましたが、やはり間違いのない相性でした。特に、白身魚と合うのはこれまでの経験から良く分かっていましたが、サワラの叩きとここまで合うとは思いませんでした。ワインの余韻と料理の余韻の噛み合いという繊細で上品な世界は、まさにオーストリーワインの大きな魅力の一つだなと思います。にほんブログ村
2019年04月25日
閲覧総数 78
4
私も参加させて頂いています岡山ワイン協会。その毎月のテイスティングイベントにもよくご参加いただいている方が、岡山市新保の老舗中華料理店、ハルピンさんで料理人をされていらっしゃいます。色々と、イベント時にお話をさせて頂いていたのですが、中々お店までは遠くお邪魔出来ていませんでした。ただ、今回ちょっと近くまで行くことがありましたので、これはいい機会とお昼を頂いてきました。お昼は、勿論1品メニューもオーダー出来るでしょうが、ランチのセットとこのチャーハン&ラーメンセットが選べるというのが基本のようです。この日のランチセットは麻婆豆腐でしたが、あまりにも暑い日でしたので辛いものはちょっと^^;という事でこちらです。ラーメンは、ザ・中華料理屋さんのラーメンという、旨みのある、しかしあっさりとしたもの。鶏ガラスープと思しき透明なスープと、細目でツルツル頂ける麺が美味しいです。また、チャーハンもパラッと。加えて、ラーメンと一緒でも塩辛くない程度の穏やかな味付けがうれしいところでした。あと、見逃せないのが付け合わせの鶏のから揚げで、鶏の旨みがバッチリ引き出されている揚げ加減と味付けは、ラーメン&チャーハンに負けない存在感がありました。720円で美味しくお腹いっぱいになれました。正直、普段の生活圏からはかなり遠いのですが、また是非お邪魔させて頂きたいものです。また、料理人の方がワインのイベントにいらっしゃられているように、現在ワインにも力を入れていらっしゃるので、夜にも何とか行ってみたいものです。今回はご馳走様でした!ハルピン岡山県岡山市南区新保667-2086-243-023711時~22時まで水曜定休さて、そんな中華の料理人の方もご参加される岡山ワイン協会の定期ワイン会ですが、今月は夏という事でスパークリング編となっております。開催日は8月17日水曜日、時間は19時から、会費は5000円、会場は岡山駅前のサムライスクエアさんです。詳細は、ワインバーヒラタまで。また、8月28日日曜日には1日日本ワインバーを開催いたします。こちらもよろしくお願いいたします!にほんブログ村にほんブログ村
2016年08月02日
閲覧総数 457
5
先日のサントリーさんのブロガーイベントのワイン、今回から松本での塩尻ワインランチで飲んだものになります。先ずは長野のシャルドネから。ジャパンプレミアム・信州産シャルドネ2016。この時は塩尻ワイナリーと岩垂原の畑の見学でしたが、実は塩尻では白ワインは作っていません。勿論、このワインの醸造は塩尻ワイナリーで行われていますが、ブドウ自体は今話題の産地の一つである高山村のものが86%、千曲市産のものが14%との事。ということで、名前も「信州産」という表記になっています。2016年は、9月中旬以降曇りや雨が多く、日照量が極端に少なくなってしまったそうです。価格は、楽天内では2678円程度のようです。色は少々の青みも感じる薄い黄色。香りは和梨や洋ナシ、リンゴといったものや、ミカン、レモンといった柑橘のニュアンスがあります。また、柑橘と言いますとレモンピール的なニュアンスの他、柚子胡椒のような雰囲気も微かに感じられたでしょうか。さらに、スパイスっぽさではグリーンペッパーや山椒のような気配もあったような。その他、石灰やバナナ、加えて遠くに軽い土っぽさの気配も。味わいは果実味がパッとアタックに広がりますが、しっかりした明るい酸がそれと一体感を持って出てくるのでフレッシュかつジューシーな印象でした。ボディはクリアーさもあるライトなもの。しなやかさやハリも感じますが、その辺は9月の天候の影響でしょうか、軽いという感覚は持ちました。会では、緑の野菜のタイミングでお出し頂きました。このワインのフレッシュな果実味とフルーティな香りは、まさに野菜にぴったりと言う感じ。中でも、スナップエンドウの青い香りとみずみずしい甘みとはバッチリで、香り、味わい共に一体感を感じられました。その次のアスパラのところでも飲んでみましたが、アスパラ自体との相性はいいものの、卵黄・トリュフ・ウニの風味にはやはりちょっと負け気味だったでしょうか。このワインには、やはり野菜、それも根菜の煮もの、などよりは今回のような緑の野菜の素材の味わいを楽しむようなものが相性良さそうです。あとは魚介でしょうか。それも、あまりガッツリしたものではなく、和食など素材重視の繊細な味わいの調理法のものが良さそうです。ボディ感は軽くはありますが、それでも香りはよく出ていますし、味わいもフレッシュさを楽しめるものでした。この暑い時期に、しっかり冷やして鮎や鱧、あるいはお寿司など頂きながら楽しんだりするにはもってこいなワインかなと思います。サントリー 信州 シャルドネ 2011 ジャパンプレミアム 産地シリーズ 白ワイン 750ml誕生日 ギフト プレゼント 結婚祝 贈り物 結婚 お祝い 記念品Japan Premium Shinshu Chardonnay [2011]【sun2016jp】【日本ワイン】【jp_shinshu_char】楽天内では、2016の取り扱いは現時点ではまだここだけのようです。にほんブログ村
2017年07月30日
閲覧総数 127
6
帰省ネタ第2回は、以前から気になっていたスポットへ出かけた話です。それが、表題の新鮮とくしまなっとく市。2018年4月1日に開業したという新しい施設で、和歌山へのフェリー乗り場のある沖洲マリンターミナルにあります。その立地通り、海の幸の充実したレストランである「和美彩美」、バーベキュースペースである「AQUA TERRACE」、屋内型の釣り堀である「釣ってみんでフィッシング」の3つに加え、海産物は勿論県内の色々な食品が揃う物産館「阿波遊産」の4つのテナントが入っています。こちらはAQUA TERRACE。港湾の景色にはなりますが、海を見ながらバーベキューが楽しめるようです。こちらは釣り堀。ちょっとお邪魔した時間が遅かったためもう終了間際でした。釣り堀内には鳴門の真鯛やハマチ、更には伊勢エビなどもいるそう。釣った魚はAQUA TERRACEは勿論、和美彩美でも頂ける他、有料にはなりますが捌いていただいて持ち帰ることもできるようです。こちらは物産館の阿波遊産。野菜やお刺身、お寿司なども購入できます他、阿波番茶や地酒、コーヒーや藍染めの布製品などの扱いもあります。場所的に、フェリーに乗る前のお土産購入には最適でしょうね。阿波遊産の入り口横にはUFOキャッチャーがあるのですが…その中身を見てびっくり!なんと、地物のミカンと鳴門金時が入っていました!このUFOキャッチャーなら親御さんも子供たちを存分に遊ばせてあげられそうですね。阿波遊産内にはAQUA TERRACE用と思しき生け簀があり、中には伊勢海老が居ました。因みにの物産館、本当に県内の色々なものが揃うのですが、冷凍食品コーナーにはリーベフラウという県内でも指折りのハム・ソーセージのお店も手掛けますウィンナークラブという会社のソーセージがあったり。これが非常に美味しいので、今回の帰省では何度かお邪魔することになりました。こちらはレストランの和美彩美。かなり広く見えましたが、カウンター、テーブル合わせて80席、テラスを含めれば100席ほどのキャパがあるそう。魚介を中心に、地元の食材を使った和食ベースの定食やコースなどが頂けるようです。また、こちらの看板にありますように、ジビエの扱いもあるようです。イノシシやシカの食害は多くの場所で問題になっていますが、徳島でももちろんあります。そういったイノシシやシカをただ駆除するのではなく、美味しく食べられればやはり良いなと。ということで、和美彩美にもお昼に後日再訪してみました。こちらは、店内最奥のカンターからの景色です。手前には、テーブルやバーベキュー用の焼き台があり、その向こうには海が広がっています。こちらはランチメニューの海鮮丼。タコ、マグロ、エビ、タイといった魚介に加え、沢山のワカメが乘っているのがやはり徳島ですね。味噌汁も、写真の通りのたっぷりワカメ。魚介やご飯が美味しいのは勿論、やはりこのワカメ。しゃっきりした食感の良さを楽しめます。また、郷土料理のそば米汁がありましたので別にオーダーしました。その名の通り、蕎麦の実の入った汁物で、他に鳥肉や根菜、キノコなどが入っています。米の出来づらかった県西部の山深いエリアなどでよく食べられていたようですが、個人的な思い出としましては学校給食です^^大人になってからは食べられる機会もあまりなかったのでこれはと食べてみましたが、そば米の食感の良さは勿論、出汁の味が非常にしっかりしており旨みが強く、それを楽しむことも出来ました。他にも、シーカヤック体験が行えたり、船で徳島市中心部周辺の川を1周ながら船上観光を楽しめるひょうたん島クルーズの発着場にもなっているそうで、水都徳島の魅力の発信拠点となっているようです。物産館の品ぞろえも良かったですし、レストランの食事も楽しめました。今回は利用しませんでしたが、釣り堀やバーベキューもお昼に行った際には家族連れや友達数人で来られている方々が居り、中々楽しそうでした。場所的にはちょっと市内中心部からは外れますが、面白いスポットが出来たなと。また暖かい時期にも行ってみたいものです。さらに、2月の9日~11日は牡蠣フェアをやっているそうで、焼き牡蠣食べ放題なんかもあるようです。徳島県は牡蠣のイメージあまりないかもしれませんが、より瀬戸内海に近い鳴門周辺では牡蠣小屋もあったりします。瀬戸内に近い鳴門の魚介、太平洋に近くイセエビやアワビの獲れる県南の魚介、両方を気軽に楽しめるのもこのスポットの魅力かもしれませんね。各施設の詳細や営業時間につきましては、ホームページをご確認下さい。にほんブログ村
2019年01月17日
閲覧総数 746