きものお直し工房

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2009.03.12
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カテゴリ: 着物の保管
 このような仕事をしておりますと、「着物を収納するとき防虫剤は何を使ったらいいのかしら?」というご質問をよく受けます。

 樟脳やナフタリンをよくお使いになる方もいらっしゃると思います。
ただ、実はこの『樟脳』と『ナフタリン』を同時に使うと、化学反応を起こしてしまい、着物や帯にシミが付くことがあるのです。

そして、『しまっている間に染みがついてしまって・・・しょんぼり』と、染抜き依頼で当社にもそんなお着物や帯がよくやってきます。

もちろん、そのほとんどの染みは染み抜きにてお直しは可能なのですが・・・。お客様側からすると、やはり出来れば避けたい染みですよね

ただ、金・銀糸仕様の帯や着物のその糸の変色は、染抜きさえさせていただくことが出来ませんので(金・銀糸は、染抜き不可能なのです)特にお気をつけ下さい。
純度の高い銀は空気に触れると「黒」ずんで行く性質があります
箪笥の中に性質の異なった防虫剤を2種類以上入れる事で、化学変化が生じて「酸化」を促進させるようです。
びっくりなんてことにもなりかねません。

決して着物や帯の上に直接置かないようにしましょう。

帯締め帯揚げセットに使われているような、透明のカバーが溶けたと言う事も耳にしたことがあります。

また臭いがきついですので、いざ着物を着ようとする時に困ります。そしてその臭いは頑固でなかなか取れないですよね。

 皆様も洋服用でご存知かと思いますが、コマーシャルでおなじみの「タ○スに○ン」や「ムシュ○ダ」のように、臭いも付かないいい物が有ります。

私は、そちらのご使用をお勧めしております。化学反応も起きないようです。
防カビ剤が入っている品が特におすすめです。

着物用としても、各種防虫剤が出ていますが、こちらは割高ですものね。

 ただ、私はこの仕事に就いて数え切れない程のお客様の数十年来ものという古いお着物を沢山拝見しておりますが、実際に虫食いの跡のある着物(正絹物で)に出会ったことはごく僅かなのです

ですから、あまり神経質に考えなくても大丈夫じゃないかなとも思いますウィンク





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Last updated  2009.03.12 23:20:35
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