Over The Moon.

Over The Moon.

2007年11月01日
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カテゴリ: *能関係の日記*
年に一度の自演会
舞台が迫ってきたら、
師匠の師匠に稽古をお願いすることになる。


師匠「師匠は今日の舞台を終えられてから
   うちの稽古のためだけに戻って来られるらしいから」

お忙しい中に
わざわざ時間を空けてくださるのだ。
そのご厚意に感謝しないといけない。


スーツを着て

大阪の能楽堂へ。


1回生「・・・どきどきします」

体育会系(?)の稽古をつけられる大師匠、
1回生は初めて受ける。
さて、今回はどれくらいしごかれるのか・・・



能楽堂に着くと

「違う、もっとそこは肘を」

早速師匠の声が聞こえてきた。
どうやら合間に、明日が舞台の素人さんを稽古されてるようだ。
おおお・・・



師匠「じゃあ行くから、地の人切戸へ」




そして地は速やかに切戸へ向かい
シテの鴨くん(仮名)は幕のほうへ。

舞台に上がると


大師匠「『葛城』か」


大師匠

ふおおおお


師匠「では」

「「「よろしくお願いします」」」


シテ「のうのう、あれなる山伏は・・・」

師匠のあしらいに合わせて
面をつけたシテが、幕から出てくる。
大師匠は、じっとそれを見ておられる。

おもむろに近づいて

大師匠「違う、こうだ」

鴨くん「はい」

ところどころ、位置や型を直される。

・・・途中

地「たどりたどり帰り来て・・・」

シテが行き過ぎ、
舞台から落ちそうになって
後見の先生に走り寄られる場面もあったが

大師匠「もっぺんやってみろ」

鴨くん「はい」

しっかり、着実に進めていく。


地ももちろん

「最初のこらえが大きすぎだ」

「そこからおさめて、しめていくんだ」

「そこはもっと大きく!囃子に外れてもいいから」

指摘をたくさん受けて
それが、嬉しくて
必死になって謡う。



「「「ありがとうございました」」」

大師匠「はいどうも」

終わって。

大師匠「舞台はいつだったか。今月末か?」

師匠「今月の20日になります」

大師匠「そうか。しっかり頑張ってください」

「「「はい」」」


頑張れ、と
言われることが、こんなにも嬉しい。
まだまだ頑張れる。



師匠「今日の稽古をふまえて
   また次の稽古からやっていきましょう」


舞台まであと20日弱。
残り少ないこの時間を
有意義なものにしていかねば!





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Last updated  2007年11月06日 21時49分27秒
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