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                                    (社会人修行シリーズへは こちら

高校時代、ブラスバンド部の演奏会や式典の際に、助っ人としてお手伝いをしていました。

ブラス部顧問の先生のほか、演奏会前には外部の指導者にも来ていただきました。大学受験も終わったある日、その指導者からアルバイトの依頼がありました。大手家電店にて3日間やる電子ピアノの販売会で、デモ演奏をやって欲しいというものです。日程も支障なく、大好きなピアノを弾いて稼げるとは願ってもないこと!と軽い気持ちでお引き受けしました。大学入試の合格発表が終わって、卒業式を待つ間のことです

当日の担当者からは「適当に演奏してね。任せるから!」これだけでした。選曲も自由だったので、
できるだけ明るく楽しい曲を中心に、皆がなじみのある曲を選んで弾きました。

それまで大した舞台に立ったこともないシロウトの私が、いきなりお金をもらってピアノを弾く。これには衝撃的な新鮮さを覚えるとともに、「自分のリサイタルではない、このピアノを買ってもらうために弾いているんだ」という“雇われの身”としての自覚が芽生えたのが分かりました。

このとき、私は生まれて初めて「働かせてもらっている」ということを認識しました


「あとひと押し」があれば商談が成立するのです。演奏用には立派なグランドピアノが用意されていましたが、お客様が見に来ているのは電子ピアノ。私は途中からあちこち電子ピアノも演奏して回り、また、ピアノを弾くだけではなく、ピアノの楽しさを知ってもらい夢を買ってもらうために、お客様との接触を重視しました。お客様を取り込めるところまで取り込んで、あとの機種説明など専門的なことはメーカーさんにバトンタッチしていきました。

何台売れたか知りませんが、そこそこ売れたと思います。
どうしたら買ってもらえるのか、自分は今何をするべきなのかを、自ら考えて行動する。初めて本格的な商売の場に立った私に、細かい指示を与えず自由にさせて下さった関係者の方々に感謝します。 3日間という短い期間に、目からうろこの思いでした

また、人との交流の楽しさも知り、もともとスチュワーデスになりたかった私は、この後ごく自然に
どっぷりと接客の道に はまって行くことになるのです。


     昔はアップライトピアノでしたが、現在はヘッドホン付きの電子ピアノ「クラビノーバ」
               なかなか時間がなくて触れていません 





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最終更新日  2006年11月19日 14時06分13秒 コメント(200) | コメントを書く
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