インディー(26)




すぐに返事が返って来て、
「それじゃ、レコーディングの練習をする日に来てもらいましょう」と言うことになった。

彼らは、ちょうど3枚目のミニアルバムのレコーディングの最中だったのだ。

早春のうすら寒い夕暮れ


京阪枚方駅下のコンビニで、△△△の登場を待っていた。

ピッチが鳴り、いつもの△△△の声。

「あと少しでそちらに着きます。車で来ているので表に出ておいてください。」

ぼんやり立っているとダークブルーの洒落た小綺麗なワゴン車が止まった。

(予想に反してヤツらはリッチなのか?)

車の中も綺麗に整理されており、当たり前かも知れないが、オーディオセットが充実したサウンドを響かせていた。


こんな恵まれたやつらがなぜあんなつらい路上ライブにこだわりを持って続けているのだろう?
そんな疑問が頭をかすめた。


警察に止められるのを何度も見たことがあったが・・

そのあたりを探るのが、取材のポイントになるだろうと思った。


「仲間と練習場所の近くのファミレスで待ち合わせしてますんで」

とのことで、一緒に腹ごしらえ。

ピザをつまみながら、さっそく取材開始。

「音楽やる前はボクシングやってたんですよ」

(なるほど、なるほど、ストリートでのタフなイメージはそこから来てるんやね)


「音楽を始めたころは、髪を金色モヒカンにしてヘビメタやってましたよ」


ベース×××とドラム■■■
登場。


一通りのあいさつの後、ごく普通にそれぞれの出身地などを取材した。

(つづく)


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