インディー(128)


まして、ナオミのような食べ盛りの子を連れて行くときには、重要な決め技になる。

幸いナオミは、私の作戦に全く気づいていないようで、とにかくタンや生ゼンマイが食べられるということで、はしゃいでいた。


ナオミの電話が余りにも長いので、その日私は先に風呂に入って、眠ってしまった。

約束の土曜の昼下がり

鶴橋の高架下の商店街の一角にある喫茶ロックビル。
先に私は、コーヒーをオーダーして、マスターの手際よい作業をぼんやりと眺めていた。


表でキャーキャーとにぎやかな声がすると思ったら、ナオミと友人トモコの二人連れだった。

二人は、キャーキャー騒ぎながら店に乱入して来た。


(つづく)



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