本当は 電話の向こうにいる人へ、素直に伝えたいと思うのだが・・・
去る人は追わないしそれぞれの事情があるから、
私の実情なんて・・誰もいない
ずーっと鳴らない電話で 電源も切っていた
だから うれしかったよ
なんだか・・・・・・・
なんだか・・・ 無性に 母を思い出すよ
15のとき握ってくれた母の手を離し
一人東京に出たとき・・・分かったあげなかった母の寂しさが
今・・・私の涙になっているんだと思う。
自分から離した手は・・・私から またつなげなかった
繊細で神経質で・・いつも怒ってばかりの母だけど
でも 大好きだった・・・どんな時もそばを離れず・・エプロンの端を握りながら
母のそばにいた・・・
「かーさん・・ミワは貴方が生きた年月までは無理だけど・・・貴方の住む世界に・・いつかいくよ・・会えないけどね・・・会えないけど・・同じところに行くんだよ・・
私が来たことは・・感じて・・・
後輩に部下に偉そうな事を言ってるけど・・かーさんには・・・何もしてあげれなかったよ・・
温泉もいけるくらい 給料も取っていたのに・・後輩を連れて飲みに行くのに・かーさんと 食事もしたことがなかったよ・・・申し訳ない・・・ごめんなさい・なんて言葉では償いくれないよね・・・」
一人だ・・・と思っていたら
久しぶりに 電話の声を聞くことができたよ。
ありがとう・・・
これが素直な今の私です・・
厳しく優しい母の思いがきっと・・貴方に「ありがとう」と思わせているかも
また・・・消えても・・・・・・
また・・・いつか・・・・・・・・
思い出したころ・・・・
電話で話そうね。 おやすみなさい・・・・・
なぜ・・・今夜は 泣けるのか・・・わからない・・・・・・