昨日今日明日(半分くらい嘘)

昨日今日明日(半分くらい嘘)

PR

×

Profile

wall2022

wall2022

Calendar

Archives

2026.08
2026.07
2026.06
2026.05
2026.04

Category

Comments

コメントに書き込みはありません。

Keyword Search

▼キーワード検索

2022.01.15
XML
カテゴリ: 日常
子どもを育てていると、「正しさ」の取り扱いの難しさに直面する事が時々ある。

「正しさ」それ自体が絶対的なものだと信じている幼い時期を過ぎて、それがある意味相対的であったり状況において変容するものだ、という話は折りにふれてしてきたつもりだが、「でも私が正しいのに」という感情の前では、割と無力。

「正しさ」よりも「適切さ」、みたいな詭弁で逃げた事もあったのだが、偶々目にした吉野弘の「祝婚歌」の一節、

正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気づいているほうがいい
これは子どもに伝えておこうかな、と。



「祝婚歌」吉野 弘 

二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派過ぎないほうがいい
立派過ぎることは
長持ちしないことだと
気づいているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうち どちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気づいているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には色目を使わず
ゆったりゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そしてなぜ 胸が熱くなるのか
黙っていてもふたりには
わかるのであってほしい


※こちらを参考にした上で、全文を引用しました。
吉野は早坂茂三との対談で、著作権料が民謡に発生しないことになぞらえて、作品の著作権の放棄を示唆している。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2022.01.15 12:34:11
コメント(0) | コメントを書く
[日常] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: