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この10年間、保護、啓発活動をしながら、同じ志持つ各団体の皆さんと一緒に、宮崎県に愛護センター設置を!と、訴え続け、2017年にやっと愛護センター設立が決定しました。愛護センター設置が決まった後、何度も県、宮崎市と話をしてきましたが・・・現段階、宮崎県の出している計画では・・・冷暖房完備、パドック付の檻に一匹ずつ、保護期限なし・・・とても素晴らしい建設内容ですが、宮崎県内の捕獲、持込の犬達みんなが入れるような「愛護センター」ではなかったのです。※場所によって生じる命の格差県の愛護センターとは名ばかりで、その犬がどこに住んでいたか、どこで捕獲されたかによって、愛護センターには入れずに、冷暖房もなく、冬には凍死するような檻、感染症が出たら蔓延する環境、陽に当たることもできない収容所「管理所」にこれまで通りに収容されていくのです。小林市、都城市、日向市、延岡市、高千穂町、この管轄の犬猫は、愛護センターが出来ても、今まで通り何も変わらないのです。「なぜ県北と県西の犬猫を収容できない愛護センターなんですか?保護期限が切れたら、各地で判定をして、合格した仔を愛護センターに移動してあげれないんですか?」と、本課に伺ったところ、もし犬が欲しいという人が居た場合、宮崎市まで来るのは大変だから・・・との事でした。各地で判定に受かった犬猫は、これまで通り各管理所に置く・・・と。<2012年9月、長期の管理所生活で母犬のストレスが子犬達に向くようになり、母子犬緊急レスキュー>愛護センターが出来ると、「中央動物保護管理所」の殺処分頭数は、若干減少していくと思います。収容される犬猫達の環境も良くなります。ガス室での殺処分もなくなり、犬猫達の殺処分方法も、本当の安楽死へと変わる予定ではあるそうです(もちろん、殺処分そのものに問題もあるのですが…)。ですが、管轄以外の場所で捕獲される犬猫達には、人間が不自由する…という理由で、人間主体の理由で、その権利さえも与えられないのです。<2013年2月殺処分>※2014年度宮崎県の殺処分データ●「宮崎県中央動物管理所」 犬・202匹 猫・497匹●「宮崎県西部動物管理所」 犬・193匹 猫・422匹●「宮崎県北部動物管理所」 犬・300匹 猫・924匹これは、宮崎県三か所の管理所で使用されている「処分機」です。宮崎県の処分機は、自動ではありません。全て、その犬猫をお世話してきた職員さんの手作業なのです。「北部動物管理所」に至っては、収容所の中にガス処分機が設置され、収容されている犬達から、ガス室に入れられる犬の姿、苦しむ声、全てが見えるような構造になっています。※職場によって出て来る仕事内容の格差をなくしたい。宮崎県の各保健所の獣医師さんや職員さん達も、殺処分ではなく、治療と保護に力を入れて頂くことが出来たら・・・と。保健所を退職した獣医師さんはこうおっしゃっていました。「殺すために獣医師になったんじゃない。少しでも自分の手で変えられたらとこの世界に入ったのに…限界を感じました」・・・と。衰弱した猫がいると、県民の方から通報があれば、保健所が捕獲(保護)します。職員さんの、懸命な治療と介護で回復する猫もいますが、保護期限が切れ、引き取り先がなければ、殺処分という運命なのです。職員さんはその仔達を見ながらこう呟きました・・・。「出来る事なら、許されるならば、回復したこの子達を、不妊去勢手術をして、元の場所に帰してあげたい」と…。その言葉の意味は・・・私にはこう聞こえました。「殺すために、この子達の治療をしてきたんじゃない!」と。前に保健所の獣医師さんが言いました。「治療の要る猫を自宅に連れて帰ると、娘が言うんです。この仔を殺さないでねって・・・」娘さんは、親の仕事を知っています。自宅で治療をしている仔にも、命の期限があるという事を・・・。今のままでは、「愛護センター」が出来ても、同じ県内で勤務地によって、格差が出てきてしまいます。全ての保健所の職員さん達が、犬猫を「生かす」方向で、希望を持って、働けるような職場環境をと、切に願います。なぜ今を変えたいのか・・・?これから10年後、20年後、今の子供たちが、職員として各保健所に居る事でしょう・・・。私達がつくりあげ、見て見ぬふりしてきた今の現状を背負うのは、私達ではありません。今の子供達なんです。これまでも、県内の小中学校で講演をしてきました。涙を流しながら問う子供、涙を流しながらスクリーンの犬猫を見る子供・・・この子供達が、犬猫の力になりたいと、保健所職員、獣医師になった時に、どう思うでしょうか?どれ程苦しむのでしょうか?この現状のまま、子供達に渡したくありません。私たち大人が子供たちに渡すバトンは、未来あるバトンでなければいけないのに・・・。だから、今、変えれるこのチャンスを逃したくないんです。※今ならまだ間に合う!宮崎県では、昨年から「宮崎に愛護センター設置」とメディアに取り上げられ、県民皆さんが、「良かった良かった」そこで立ち止まってしまったのです。このままじゃいけないと、この一年間、スタッフでお金を出し合い、フリーペーパーを発行したりと、啓発に力を入れてきましたが、わずか一年では、県民皆さんに届ける声が追いつかずにいます。<毎月県内2500部発行>※建設計画案、最終締切りは2016年3月31日。正直もう時間がありません・・・私達が総力をあげ、宮崎県民に、どのような愛護センターが出来るのか、このままで良いのか、お一人お一人に関心を持っていただき、未来のために声をあげて欲しいと願い、まだ間に合うと信じ、全力で動いて行こうと決心しました。私達の意見要望が届くのが、あと5ヶ月・・・2016年3月31日を過ぎると、どんなに良い提案も要望も、ハード面を動かす事はできません。宮崎市では、意見要望を聞きたいと、保健所内にポストも設置して下さいましたが、ほとんど投稿される事のないポストです・・・。最後に・・・私は、このような愛護センターではダメだと、動き続けています。その事により、「愛護センターが出来たら入り込みたいの?」と、多々、聞かれますが、勤務するつもりも入り込むつもりもございません。私はこれまで通り、愛護センターで判定に落ちた犬猫をレスキューし続けます。「いのちのはうす保護家」の信念を変えるつもりはありません。より良い愛護センターにして頂きたい…ただそれだけです。頑張っている他の愛護団体さんや、個人活動家さんや、これからの宮崎を背負う若い人たちが、愛護センターに勤務できる形になって頂ければと切に願ってます。だから・・・私は動き続けたいんです。動かなきゃいけないんです・・・。後日、大きな計画をご報告いたします。その際には、ぜひお願いがあります。全国の皆様のお力を貸して下さい・・・。〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ
2015年10月28日

7月7日、ひこは交通事故で保健所に保護(捕獲)され、翌日、管理所で瀕死の状態の「ひこ」と初めて会いました。以下、当時のブログ記事※危篤状態の大型犬http://plaza.rakuten.co.jp/xinunekox/diary/201507190001/以下、フリーペーパー「もふもふ」11月号(11/1~配布)より転載。~・・・~・・・~・・・~・・・~・・・~・・・コラム 「ひこ」七夕にかけた願い「半身不随のひこ」のその後…ひこは、時々立ち上がるようになりました。数歩歩くこともありました。もしかしたら歩けるようになるかのかもしれないと、ごはんを少し遠くに置いてみたり、ひこが歩く環境をつくってはみたのですが、鼻でキュンキュン鳴いて這いずり回り、一向に歩き出すことはありませんでした。ひこが立ち上がるとき、数歩歩くときには、どんな背景があっただろうかと考えたときに、同じ半身不随の犬に足を踏まれたときに、「何すんだよ!」と、怒りながら立ち上がったり、共通していたのは「怒り」「悔しい」だったのです。ですが、ひこは人間にはとても優しくて忠実な性格の子です。そんなひこの「怒り」「悔しい」という気持ちをを引き出す事は、とても困難でした。そんなある日の事・・・同じ半身不随のよっちゃんとマールの車椅子でのお散歩にと、ひこを残して二匹を事務所から外に連れ出したところ、背後からキュンキュンという声がしたのです。振り返ると、ひこが自分の足で外に出てきたんです。「待って!おいて行かないで!」と、四本足で立ち、歩いているのです!その日からひこのリハビリはスタートしました。私たち人間ではなく、ひこ自身がリハビリをはじめたのです。日に日に歩く距離も増え、筋力が付いたのでしょうか、バランスを崩して転ぶこともなくなりました。そして、走れるようにもなりました。10月号でも書いたように、犬一匹一匹性格があります。その仔の心とペースを理解することが一番大切なんだなと、ひこにあらためて教えてもらえた気がします。~・・・~・・・~・・・~・・・~・・・~・・・以上・・・。11/1~配布開始のフリーペーパー「もふもふ」11月号の記事です。この記事を書いたのは、「ひこ」をレスキューした二ヶ月過ぎた頃の事。9月14日でした。その後「ひこ」は、老犬や三本足の子達や群れに馴染めない子達のドッグラン、通称「穏やか組」にデビューしました。ですが・・・「ひこ」は、「穏やか組」に合わない気がしたのです。元気で若い犬達の群れ、通称「元気組」に、「ひこ」を転入させる事にしました。案の定、元気組で一番若く、力のあるやんちゃな「ひなた」から攻撃されました。「ひなた」に倒され、ひっくり返され、押さえつけられましたが、「ひこ」は私の助けなんて必要ないと言わんばかりに、「ひなた」の上に乗りかえしたのです。「ひこ」は、自分から攻撃する事はなく、やられたらやり返すだけ。「ひなた」もまた、ただのやんちゃ坊なだけなので、相手が怪我するような攻撃は絶対にしません。三ヶ月前は、寝たきりの瀕死の状態でした。一生歩けないと言われていた「ひこ」が、三ヶ月後には、普通に犬の群れの中に居るのです。群れの中でも強いのです!わずか三ヶ月しか経ってないというのに!なんだか・・・「ひこ」の時間だけが、目まぐるしく動いてる様な気がした。まるで、「ひこ」の時間だけが、早送りされているような…嬉しいけども、なんとなく…異様な気もしていたそんな毎日でした。ひこは、いつか自分で排尿排便が出来るようになり、いつか保護家を卒業できる日が来るかもしれない…私達は、ひこの明るい未来を信じていました。10/11・・・この日の「ひこ」は、手術を終え室内で安静にしていました。何度もドッグランに出ようとしたり、小さな犬をいじめたりしてたので、私は「ひこ」を叱りました。「しばらく安静にしなって言ったやろー!なんで小さい犬をいじめるとねー!」って・・・。きっと大きい声で叱ってしまった。外にも出れないし、母ちゃんに叱られるしで、すねてた「ひこ」が可愛くて・・・シャッターを切った。この何気なく撮った写真が、後々大事な一枚になるとは思いもせずに…。この日の「ひこ」は、夕飯も「いらない」と顔を背けて食べなかったけど、母ちゃんに怒られてふてくされてるんだな…と、いつものように軽く受け止めてしまいました。10/11。保護家の作業が終わった23時。「ひこ」が嘔吐した。吐いた物を見て、「死」を直感した…。直ぐ「ひこ」を事務所に移動した。「あんた達っ!早く!早く来て!」「ひこ」と仲良しだったマール、よっちゃん、カムカムを大声で呼んだ。10月11日 23時35分「ひこ」は、私の腕の中で、マール、よっちやん、カムカムに見守られながら、本当の眠りにつきました。あの日のひこは、わがままだったんじゃない。ひこは、自分の最期を知っていたんです。腎臓が悪く、食べ物は制限していました。長生きして欲しくておやつもあげなかった。唯一りんごだけが、ひこの楽しみの時間でした。こんな事になるなら、美味しいものたくさん食べさせてあげたかった。こんな事になるなら、最期にドッグランで遊ばせてあげたかった。こんな事になるなら、あの日、ひこを叱らなきゃ良かった。こんな事になるなら・・・こんな事になるなら・・・。もっともっと、私にはやるべき事があったのに・・・。多くの方が、ひこの弔問にかけつけて下さいました。沢山のお花に囲まれ、沢山の愛を受けて、「ひこ」は保護家を卒業しました。「ひこ」が七夕にかけた願いは、叶いませんでした。もしも、目に見えない何かの法則があったりとか、神様がいるんだとしたら、あのとき、管理所の檻の中で「死」の淵を彷徨っていた「ひこ」に、三ヶ月という時間を与えてくれたんのでしょうか…?最期に「ひこ」が経験するべきものが、感じなきゃいけないものが、「ひこ」の三ヶ月にあったのでしょうか…?「ひこ」・・・次にもし会えるのなら、一瞬だけでも良いから、「母ちゃん!」って合図してね。謝りたいから。あの日叱ってごめんね。あんたの声をちゃんと聞けなくてごめんねって。 保護家ブログにほんブログ村
2015年10月22日

停滞したままで申し訳ございません。ずっと抱えていたことがありました。9月24日、判定に落ちました。檻の空が少ないという理由で、延長ができたのは9月25日16時・・・たった一日でしたが、必ずお迎えに来ますからと、職員さんと約束して…その一日に賭けてみました。全国の皆様が、記事をシェアして下さり、数名の方からお声をかけて頂く事が出来ました。関東に行く事がほぼ決まり、時間ギリギリに無事、この仔をお迎えに行く事が出来ました。管理所を出て、後ろを振り返ると・・・「こんなに幼い仔だったっけ?」管理所に居た時の顔と、全然違う事に驚きました。その目は、ホッとしたものではなく、人間の子供のような、キラキラワクワクしていました。まるで、自分の未来が明るいものだと分かってるんじゃないの?・・・と思う位に。それなのに・・・軟便、血便・・・食べる事さえもできなくなっていた。レプトスピラとバベシアの疑いがあったので、抗体検査に出し、数日後結果が出ました。レプトスピラ、バベシア・・・どちらも陽性でした。管理所では、犬舎の水洗いと塩素系消毒で毎日匂いもしないくらい、管理も徹底されているのですが、建物の作り自体に問題があるので、感染症の仔が入った場合、この仔のように感染してしまう事もあります。「いのちのはうす保護家」に連れて帰ると、どんな犬も、一週間の検疫期間があります。窓もない、光も届かない、小さな部屋に押し込むのです。パルボ等の感染症には、潜伏期間があります。ワクチン接種しても、潜伏期間だったらワクチンの意味はないので、ワクチンした後でも、必ず検疫室に入ってもらいます。検疫中は、お世話するスタッフは1人のみ。お世話をした後は、必ず施設でシャワーを浴びて着替えます。レスキューした仔がレプトスピラに感染していた事、公表する事により、管理所や施設に風評被害が出ないかと、正直とても怖いです。ですが、宮崎のように検疫室がない管理センターで犬猫をレスキューするという事は、このような危険もあるという事を、皆さんに知って頂きたい・・・という思いで、包み隠さず正直にお話しようと思いました。レプトスピラは、パルボに比べるとウィルスも弱く、管理もパルボ程大変ではありませんが、人獣共通感染症のひとつなので、先ずは自分自身が感染しないように気を付けています。この仔・・・とても頑張りました!今は、回復に向かっています。いつ完治するかも分からず、バベシアも抱えている・・・当然譲渡はキャンセルされるだろうと、思っていましたが、新しい飼主さんのお気持ちは、一ミリも変わる事はありませんでした。「モリー」という可愛い名前も、新しい飼主さんからつけてもらいました。モリーは、レプトスピラが完治したら、関東に行きます。新しい飼主さんとモリーを、早く会わせてあげたい・・・モリーは、その日が来るまで、その日のために、小さな検疫(隔離)室で、頑張ってます! 保護家ブログ皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ
2015年10月10日

御報告が遅くなり申し訳ございません。先週の判定に落ちた仔は、この子達でした。管理所に着くと、この子達はケージに移動していました。1頭だけでもなんとかならないかと…私はこの仔を選択した。この仔は、お腹がすいてお腹がすいて・・・ニワトリ小屋を襲いました。生きるために必死だったんです。野犬として生きてきた時間はとても長かった。このような仔のケアは、多くの時間と愛情が必要だという事は、身に染みて分かっていました。今の自分にはできない事も気付いていました。だから・・・判定当日の朝まで、答えなんて出せなかった。私は、この仔を見捨てようとしていたんです。そんなとき、時間ギリギリで福岡の知人が力になると言って下さいました。とても安心して託せる方でした。「助けられる!」不安と安堵感…?分からないけど、ただただ涙が止まらなくなりました。それは・・・なぜこの子達ではなかったのか、その涙でもあったのかもしれません。
2015年10月07日
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