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さてさて、今日こそはお仕事の話をしょうかね。
忘れているかも知れませんが、ワタクシ、もなかはデザイナーです。
ここで、普通は謙遜して「いちおうv」とか付けますが。・・・つけません。
企業や個人事業の方に視覚効果によるPRツールをサービスしてご飯を食べているわけです。
よく、デザインの先生が仰ってました、
「なにかをして、それが金になったらプロ。」
さすがは先生、的を得てらっしゃる。
そう、デザインでご飯を食べればプロのデザイナーなわけですよ。
ご飯は毎日食べないといけません。
そのため、日々絵を描いて、デザインをして、それを売ります。
私の腕前と感性は商品です。
八百屋さんが仕入れてきた野菜を店頭に並べて売るのと同じです。
私には「仕入れ」や「卸」なんかはありませんが、
日々腕を上げる努力をし、日常のなかでも感性を磨きます。
たとえば魚屋に行ったとしましょう。
他のお客さんは、「何を買おうか」「どの魚がおいしそうか」ということを見ます。
しかし私はその場を見ます。感じます。
魚屋さんのイメージを分析するのです。
コンクリートの床に水がある。鮮度を保つために氷がある。
生臭い魚のにおいとひんやりとした空気。
魚のうろこの色、何色がそこに存在するか・・・・などなど
芸術家のようですが、芸術家ではありません。
芸術家は自分のために創作しますが
デザイナーは自分以外のために創作します。
アイドルがその容姿や日常を売るのと一緒、
個性や感性・視覚的な知識は誰かのために切り売りされていきます。
そのため、売られていったものは補給しなければいけません。
先ほどのように抽象的ではありますが、自分の脳に、指先に「仕入れ」を施します。
しかし、人間は老いていきます。
いくら毎日を敏感に生きたとしても、それを創作(放出)する技量や溜め込む容量は衰えてゆきます。
どうしようもなく悲しい現実です。
デザイナーに必要なのは
「自分以外のためにどれだけ力を発揮できるか」
という事。
そのためには、まずクライアントの意思を読み取らなきゃいけません。
クライアントは何を求めているか、今後どうなりたいのか。
よく、聞くデザイナーの話。
「ラフを持っていったけど全部通らなかった~!」
と嘆くのは、クライアントの意思を十分に理解していないから。
「絶対イイと思ったのに!」
イイと思ったのが自分だけだからダメ出しを食らうんです。
「わかってないよな~!」
それは貴方です。
クライアントは絵がかけません。
当然です。
だからデザイナーにお声がかかるんですよ。
たしかに、あーだこーだうるさく言う方もいらっしゃいます。
「だったら自分で書いてみろよ!」とウンザリする事もあるでしょう。
クライアントの頭の中には完璧なイメージなんてないのです。
98%「こんな感じ~」という漠然として曖昧なものしかありません。
それをなんとか読み取って、自分の中から探し出します。
そして、焼いたり、捏ねたりして形にしてみます。「こんなんですか?」と提示します。
それがクライアントのイメージにポコっと嵌ればOKです。
大きすぎたり小さすぎたりすればNG。
自分のために絵を書く人はデザイナーには向いていない
って事です。
偉そうな事言いましたがコレは事実ですね・・・。
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