山南飛龍の徒然日記

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先週とうってかわってシリアスな回でしたね。


さて、前半の主役は間違いなく老中・阿部です。
これまで自らの心内を語ることなく、まとめ役に徹してきた阿部ですが、篤姫に真情を吐露する場面は、本当に切なかったですね。
『拙者はこれまで多くの人の意見に耳を傾けてきました。しかし、皆、自分の事ばかり。14年も老中という要職にありながら、その事にやっと気づきました。誠に愚かな話です。勝手な事ばかり言う者達の話を聞くのも疲れました』
もしかしたら、彼は自らの命がもうすぐ尽きてしまうのを感じていて、誰かに阿部という人間を、真実の気持ちを知っていて欲しかったのかもしれませんね。
そして、阿倍の言葉に正面から応じた篤姫。
「気持ちのままに動き、話す」
彼が最後に見せた笑顔は、名場面と言えるでしょう。

『勝てませぬ!』
本心の言葉だからこそ、頑固一徹の斉昭も引いてしまうくらいの力を得たのでしょうね。
しかし、そんな阿部もついに力尽き、亡くなってしまいます。
幕府の屋台骨を支える有能な人物だっただけに、衝撃の大きさは如何ばかりか・・・
家定様も相当ショックを受けていたようですし。

そんな家定様ですが、後半は家定様の独壇場でした。
というか、美味しいところを持って行きすぎです(笑)
思い悩んだ末に、一橋慶喜を次期将軍にという密命を明かした篤姫に対して、ついに本当の姿を現した家定様。
『いつまでも、うつけのままではおられなくなった』
うつけどこか、英明すぎるほど英明です。
篤姫の考えをとっくに見抜いていただけでなく、時局に通じ、幕府の現状を正確に把握し、将軍家の行く末など選択の結果までも予知しているとは・・・恐ろしいまでの切れ者でした。

でも、本当は正体を明かしたくなかったのでしょうね。
出来ることなら、うつけのままでいたかったに違いありません。
阿部が亡くなってしまったことの影響と、抜き差しならぬ情勢になった事がそうさせたのでしょう。
しかし、かと思えばまたはぐらかす。
篤姫には『身勝手だ』と責められますが、育ってきた環境が根本的に違いますからね。

ボロボロの体で先が長くないのなら尚更です。

家定様の本心を知った篤姫は、これからどうするのでしょうか。
支えたいと願っても、誰も信じぬと言われてしまいましたからねぇ。
まだ心の距離は開いたままです。
とはいえ、本来の姿を見せたという事は、それだけ距離が縮まった証でもあります。
ますます目が離せない篤姫! 来週も見逃せませんね(^-^)

余談ですが、凛々しい顔をして腕組みをする家定様が山南総長に見えた気がして、何となく嬉しかったです(笑)


天璋院篤姫のすべて


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最終更新日  2008年06月01日 23時04分34秒
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