譲れない自由意志(旧こころが風邪をひいたら)

譲れない自由意志(旧こころが風邪をひいたら)

2010.03.17
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カテゴリ: 祖国のこと
アンカー 3/17放送分 (わたしの責任による粗い文字起こしです。無断転載を厳しく禁じます)

コーナー前ニュース

○相次ぐ児童虐待 増加する背景は

 「(山浩アナ:虐待事件はこのところ相次いでいるんですけれども、その中で、先の兵庫県三田市の事件、それから奈良県桜井市で起きた事件、これとですね、昨日のこの堺の、昨日と言うか、今年1月の堺の乳児虐待事件とはちょっと色合いが。他に理由があって幼児に虐待をしたという事例と、この場合は、この母親が自分から相談所へ行ってます。で、叩いたり、首を絞めたりと素直に、まぁ、告白もしていると、そういう意味では、素直に、素直にというか、かなり強いSOSを発していたということが言えると思うんですね。)

 正直ちょっとこう、胸がつぶれるようなニュースなんで、いつもそうですけど、安直なコメントは言いたくないんですね。で、その上で、やっぱこの、今、まぁ、あえて言うと、人殺しの罪を着てしまったこのお母さん、しかも我が子殺しっていうね、いちばん深刻な罪を着てしまったお母さんの、夫と交際してた頃に戻りたいと。で、これはあの、しょうもないことを言うな、と思う人は多いだろうけども、ぼくはすごくね、じつは、すいません、こんなことを言っていいのかどうかわかりませんけど、わかります。
 というのは、ぼくだって、ヤマヒロさんもそうだけど、子どもちっちゃい頃あったじゃないですか?ぼくも男の子ふたりなんですけれども、ぼくが新人記者ですごい忙しかった時に、やっぱり、徳島支局って初任地に赴任してたこともあって、配偶者は東京の人だし、周りにだれもいなかったわけですよ。しかも、本人、大学院に戻りたいっていう願いもあったし、やっぱり相当イライラする場面もあったと思うんですよ。で、当時ぼくは記者で忙しかったけど、たまたま徳島支局だから、支局から家まで近かったから、夜回りとか行く前に家に寄ってみると、やっぱ、叩く寸前になったことはあったと思うんですよ。これもう昔の話だから、配偶者にも断ってないけど、言っていいと思うんですけどね。
 そういう時に、まぁ、最後に相談できるって、はっきり言うと、旦那だけじゃないですか?だから、交際している頃に戻りたいって言うのは、子どものいない、遊べた時代に戻りたいっていう告白に聞こえるかもしれないけど、なぜ相談に乗ってくれなかったのかな?っていうね、そこに旦那さんがいてくれるだけで、じつは、子どもの首をガクガクって揺さぶるようなことまでいかなかったっていうことじゃないかなと。
 そのことと、社会全体がこう、バラバラになってしまって、ぼくたちがかつてこの国で大事にしてきたものがほとんど失われてるってことと、じつはまったく同じだと思うんですよ。だから、今のぼくのこの話は、この事件の旦那様に対して特に、おまえ悪者だ、と言っているじゃなくて、現実に、社会と国がバラバラになってしまってるんだから、それに対応したことをみんなで協力してやるしかないですねと、いうことなんですよ。
 そうすっと、さっきのセンターの方もそうだし、児童相談所も、ぼくもかつて記者として取材していた頃からすでに人員が足りなくて、相談事は山のようにあるのに、いちいち全部神経使いきれないっていう問題もあるから、これはやっぱりその、地域の家々で、行政の出動も大事だけど、となりの家同士でまず、ネットワークをもう一回作り直すこと以外にはもうこれ、ないと思います。



 ですからまぁ、言葉足らずで、育児ができないていうのは、それはその人に能力がないというよりかですね、そういう意味ではないんです。そういう今、環境にあって、誰も相談する相手がいない、その場合に、自分から、自ら相談所に行ってください、それを受け止めてあげる、で、周りがどういうふうなサポートができるのかっているところを、もう一度考えないと、駄目なんだろうなと。お二人頂いたということは、同じように思ってらっしゃる若いお母さん方もたくさんいると思うし、わたしも3人子どもを、まぁ、妻と一緒に育ててきました。だけど、一緒に育ててきたという青山さんやわたしのような場合は、まだ、まだ幸せなんですよね?おじいちゃんおばあちゃんが近くにいない、知り合いも近くにいない、だけど、せめて夫婦二人で育てることができる。でも、誰もいないっていうことになると、これは、周りでサポートするしかないと、いうふうに思いますね。 )

 すいません、時間ないですけど、あとひとつ言えばね、叩いて困るって相談されたセンターは、まさか首をこんなに揺さぶるとは思っていなかったんでしょ?そのお母さん自体がね、子どもの首はちゃんと座っていない、ってこともよくわかっていないまま揺さぶるってことは、生後2ヶ月でこの子は死んでますからね、だから、そういう基礎的な教育も、社会、国全体として必要だと思います。そんな丸抱えすんのかと言われそうだけど、いや、丸抱えにしなきゃいけない、もう、社会になり果ててしまっているんです。そっからもう再出発するしかないと思います。

 (山浩アナ:最終的に構築するまでには、中長期的にね、大分時間が掛かるかもしれないけれども、そこからやっていかなければならないんじゃないでしょうか。)





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最終更新日  2010.03.18 12:30:34
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