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ふるっぴ@ Re:時は流れても、私は流れず(08/26) もうすぐ2016年の夏です。みんな元気…
ヤンスカ @ Re[1]:時は流れても、私は流れず(08/26) furuさん ふるっぴ、お久しぶりです! よ…
ヤンスカ @ Re[1]:時は流れても、私は流れず(08/26) gate*M handmadeさん うお~!お久しぶり…
furu@ Re:時は流れても、私は流れず(08/26) 勝手に匿名コメントを残し、怪訝にさせて…
furu@ Re:時は流れても、私は流れず(08/26) やっぱり元気やったな!? 良かった。
2012.11.04
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カテゴリ: つぶやき
添乗員時代からの友達夫婦に会ってきた。
どうしても、確かめたいことがあって。

この2人は、私と、元夫の共通のお仲間。
私と彼とは、別々の道を行くことになったけれど、じっと見守ってくれた。

で、元夫は、この夏に再婚したのだが、その結婚式にも友達は参加したと聞いていた。
実は、私は、再婚相手の事を元夫にきちんと訊ねていなかった。
心の中では、もしかして、あの人かな?という推測をしていたけれど、
そして、元夫の言葉から、おそらくそうであろうなと確信していたけれど、
まだ、どこかで、真実と言うか、現実をみたくない自分がいて。







秋のはじめに、私と元夫は、数年ぶりにまともな会話をしたのだ。
自分で言うのもなんだが、私は別れ方がキレイなのだ。
もう、別れると決めたら、いっさい、何もきかない、言わない。ごねるなんて、あり得ない。
感情を凍らせて、理性だけで、相手に向き合って最後の日を迎えた。

ウーの面会の際にも、さらっと近況報告を伝えて、即、ウーを預けて私は帰るというパターン。

一人になって、もうすぐ3年。
私は、この夏に、久しぶりに(実に18年ぶり!)誰かを好きになり、そして失恋し、
自分の中にも、まだ感情というものが残っているんだと気づけた。
と、同時に、元夫と過ごした過去の日々にも、純粋に感謝の気持ちを持てるようになったのだ。

先の面会日に、私は彼に「話をしたいの」と告げた。
意外にも、彼は表情を明るくして応じてくれて、私たちは、穏やかに会話をした。



彼は、かつて私を魅了した笑顔で、応えた。

「僕こそ、心から謝らないといけない。本当にあなたを傷つけたことを」
「知らなかったらよかったと、思った時もあったけど、それは無理だった。私はあまりにも敏感に色んな事に気づく性質だったから」
「あなたに甘えすぎてたんですよ。少しよそ見をしても、帰っていきさえすれば許してもらえるものだとね」
「私は、あなたを縛り付けないようにしてきたわね。でも、それは、信じていたからよ」

「残念だったわね。それに、別れる原因になった時には、私がふられたのよ。好きな人ができたといって」

コーヒーカップをお皿に置いて、彼は言った。
「実は、再婚した」
「そう、おめでとう!」よく、そんな言葉がさらっと出せたなあと思う。
いったん出たら、もう、転がるように彼への祝福と激励が口から飛び出していた。

言いながら、涙があふれて、また傷口がパカッと開いた。
でも、彼への未練じゃない。
選ばれなかった過去の自分への自己憐憫と、選ばれた彼女への嫉妬だ。

「あなたは、筋を通したわけね、なら、いいわ。そうでないなら別れた意味がないもの」

単なる不倫じゃなかったということ。
本気の恋愛だったということ。
私はともかく、子どもと別れても手にしたかった未来があったということ。
正直な人なんだわ。



***************************************



友達にも、訊かれた。
「なんで、ごねたりせえへんかったん?」と。
「だって、心変わりした人に、何ていうの?私を捨てないでって?」と私。
「やっぱりね、ヤンスカさんはそういう人やね」
「うん。愛情がないのに、傍にいてなんて、あまりにもひどすぎるもん」
「世の中には、でも、形だけを懸命に守る夫婦も多いよ」
「私は、そんなの無理。寂しすぎる」

そう。私は自分が愛されているんだという(それが錯覚だとしても)実感があれば、
他の事などなにも望まなかったのに。

その、一番自分が大切にしているものを失って、とってもきつかったあの頃。




ま、そんなわけで、今になって、友達に質問できるようになった。
「ねえ、あの人の奥さんて、下の名前、○さん?」
「そう」と、嘘をつかずに答えてくれた。

ついでに、私はまだ、解けていなかった過去の問題を解くことにした。
「もしかして、あの時に、彼は○さんと会っていたでしょう?」
正解。ああ、やっぱりね。

苦笑するしかないけど、いまさら。

なんだか、本当にスッキリした。ホッとした。
ごまかさないでいてくれた友達にも、感謝してる。
まあ、私の性格を知ってくれてるからだろう。


友達奥さんの方に、
「どうして、そんな風に許せるの?」と訊かれた。

だって、遊びじゃなかったと判ったからよ。
人生を賭けて、一緒になりたいと思った女性と歩く決意をしたんだから。
ある意味、誠実なオトコだったというわけね。


再婚宣言を聴いた日から、私の中で、彼は急速に過去の人になっていった。
答え合わせが済んでから、もう、完璧に過去の人になったわ。
どうでもいい。

帰り道、私はサンバを口ずさみながら夜道を進んだ。
さあ、自分。今、とってもニュートラルモードやん。

いらん荷物は捨てて行こう!大事なものだけ、持って行こう!


そして、何度か書いた、他界した学生時代の友達てっちゃまのお墓参りに
やっと行こうと思えるようになり、実行すると決めたので、
「私、ちゃんと訣別できたで」と報告したいと思う。

26年もの間、てっちゃまの事に関しては、冷静に考えられなかった。
お葬式の記憶がないのも、そう。
で、20歳の私の誕生日が、お葬式だったから、
私は、ずっと自分の誕生日を、どこか悲しい気持ちで過ごしてきた。
こんなに生き延びてしまったのに、てっちゃまに対して恥ずかしい人生だ!と。

もう、辞める。
今年は、自分の誕生日を、しっかり祝おう。
私が、勝手に彼を封じ込めて、泣いていただけ。

てっちゃま、いったん、あなたともお別れをしましょう。
本当は、あなたこそ、それを望んでいたかもしれない。
だから、私の心を変えさせたのかもね。

さようなら、過去の私。かわいそうだと思い込んでいた私。
今、私はあなた達=私達を、ひとりひとり、抱きしめてるわよ。
あの頃には、未来の私が笑って待っているなんて思えなかったでしょ?

でも、やっと、そんな時がきたのよ。





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Last updated  2012.11.04 08:00:11
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