アートビジネス ちょっと投資家

2003.08.27
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
アートコーディネーター

これらの絵の専門家が職業として成り立っていないのも、絵画に対する市場の小ささを物語っている。
逆に、絵画に対する専門知識をもっていれば、在宅でも可能なビジネスになりそうな気がする。 
インテリアコーディネータという職業が成り立っているのであれば、絵画の世界でも、アートコーディネーターという職業が成立してもおかしくないはずであるが、どこかに問題点があると思っている。
それは、日本人固有の問題とリンクしているのではないだろうか?

追加:

月間美術 2001年8月号(P.89~91)

『アートアカデミースクール



分かりやすく気軽なアートのために

美術というものは、分かりづらいものなのだろうか?本来、美術品をみて本人が美しいか否か、好きか嫌いかを判断すれば良いだけのこと。決して難しいことではない。それではその美術の客観的な評価は?これはぐっと難しくなる。美術の評価は1年や2年で定まる訳ではない。また、現在においてはその時代性ゆえの過大な評価も過小な評価も存在し得る。200年も経てば客観的な評価も定まるのだろうが、現在の作家の作品を手に入れたいと思った時には、200年後の評価を待つ訳にはいかない。人間はなかなか100年は生きられないものだ。だから客観的評価をくだすことは、個人では極めて難しいことと言えるだろう。そうなると絵画の流通における価格が、1つの指標となり得るかもしれない。価格という現実の評価。しかし、それすらが美術ファンから見れば、曖昧になっているともいえる。価格が適切か否かを何かに頼りたくなる人情。それとも当然と言えば当然とも言えるだろう。

アートコーディネーターという資格が生まれようとしている。これは画廊経営者や作家などで作る日本アートアカデミー協会が認定するもの。それは美術の持つ豊さ、美しさなどをインテリアコーディネーターと同じようにコーディネートする美術の専門職であり、バイヤーやディーラーとしての画商という面だけでなく、プロデューサーとしても空間デザイナーとしても幅広く総合的に美術に関わっていく職種を指している。アートコーディネーターには、適切な価格や流通のシステムを美術ファンに分かりやすく伝えるという能力も要求されている。この資格者が増えることで、一般には分かりにくいとされる価格設定や販売方法も、もっと分かりやすいものに変わっていくかもしれない。アートコーディネーターの資格試験は、本年11月に予定されている。


アートアカデミースクールの第1弾、大阪校が6月10日に開校

大阪にあるアートアカデミースクールの入校式が6月10日に行われた。第一期生は81名。20歳代から70歳代までと幅の広い年齢層が集まり、各年代それぞれにアートに対する関心の強いことが分かる。

同校はアートコーディネーター学科とアートディーラー学科の2つの学科で6月12日に開講している。アートアカデミースクールの各科にはアートコーディネーター論、美術品概論、版画概論、インテリア、額縁と装丁、アートマネージメント、現代陶芸、古美術の基礎科の講座と美術史・用語・法規概論、芸術造形、芸術様式、美術企画概論の専科の講座があり、さらに資格検定対策科として広告と宣伝、接客、管理実務、資格検定試験対策、個別面接などの講座が加えられる。美術業界における即戦力育成が、アートアカデミースクールの大きなテーマといえる。

日本アートアカデミー協会名誉会長であり、アートアカデミースクールの名誉会長でもある美術評論家・室伏哲郎さんは、開講に際して、日本の文化の現状とアートアカデミースクールのあり方について、次のように語ってくれた。「僕はもともと日本は文化国家じゃないと思っています。文部科学省の予算は、だいたい5兆円くらいです。その傘下に文化庁があるのですが、予算は100分の1の500億円から600億円くらいしかありません。フランスのように文化省があって、その下に教育庁があるのが本来の姿だと思います。この500億円で国立美術館の維持管理から作品の収集、国宝の保護までやっているのですから、足りる訳がありませんね。現在の日本の行政の姿勢のそもそもがおかしいと思います。その1つの例として閣僚の資産公開を考えてみましょう。現金や預貯金、不動産の後に美術品数点と書いてあることがよくあります。美術品数点では何が何だか分からないでしょう?マスコミの文句を言っていません。言っているのは私だけです。何故そのような発表になるかと言うと、専門家が少ないからです。日本にはありとあらゆる資格認定試験があります。ところが美術に関しては何の資格もないわけです。フランスの場合、オークショニアというのは国家試験です。資産公開の際にちゃんとした資格をもった人間が立ち会えば、もっと現実に対応した結果が得られるでしょう。ちゃんとした社会にするためにも、きちんとした美術の資格は求められているのです。そのような人材の育成がアートアカデミースクールの役目なのです」

室伏さんはこれまでの美術教育の成果のある部分は認めている。それは明治以降、作り手や学芸員の育成には確かに貢献してきたということだ。ただし「インターフェイス」の育成が等閑にされてきたと話す。室伏さんの言う状況を認識した「送り手と受け手の間で、大切な役割を果たすインターフェイス(橋渡し部分)」が成長することで、新しい美術の環境が生まれてくる可能性は多分にある。そのインターフェイスがアートコーディネ-ターであり、インターフェイスの育成機関がアートアカデミースクールなのだ。


美術品売買の現実と未来

バブル崩壊以降の美術品の流れは大きく変わっている。室伏さんは正確な数字は分からないと前置きをしながら「3000億円くらいの美術品の売り上げの中で、半分くらいはポピュラー版画ではないか」と語った。ポピュラー版画の繁栄には功罪それぞれがあるだろう。功の1つは普及と言うことであり、罪の1つは高価になり過ぎたことと言える。だからこそ、と室伏さんは語る。「ポピュラー版画だって、高価なものばかりを販売していてはいけないと思います。そのためにはきちんとした基準を設けて対処していくべきです」

その「基準」がアートアカデミースクールで育成される多くのアートコーディネ-ターやアートディーラーたちであるはずだ。室伏さんは今後のアートアカデミースクールについて抱負を語った。「日本の文化のために私益では無く公益に役立つ人間を育てるということ。客観的な鑑賞力と分析力のある人間を育てているということ。今までそのような目的を持った学校は無かった訳ですから、それを目指したいですね」




でも、この運営団体が胡散臭い会社との噂もある。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004.05.06 01:11:15
コメント(3) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

kaiser1

kaiser1

お気に入りブログ

今すぐ解決させよう… New! NOB1960さん

貧しいバイオリンひ… New! よびりん♪   さん

ありゃりゃ 森栄徹… シャルドネと呼ばれた三浦十右衛門さん

【重要】接続しづら… 楽天ブログスタッフさん

森本 琢磨の気づき 楽しんで儲けるさん
ブログ ナレッジネットワークさん
とりあえずビール デン2525さん
画廊IMA(板倉近… 画廊イマさん
ありがとうのホーム… imacoco37さん
人生のポートフォリ… ミドル英二@「ホンカコ」「ホンダソ」発行人さん

コメント新着

今弥1203 @ 被害者 この人、複数の巨額詐欺事件を犯し、一発…
ムッシューアラダ @ お久しぶり これからのブログ期待しています。 株式…
ラージャラージャ @ Re:PCのキーボードが壊れた!!!(06/18) キーボードなんて壊れたら買い替えすりゃ…
kaiser1 @ Re[1]:メインは大阪???(06/02) シャルドネ。さん >日経株先225の売…
シャルドネ。 @ Re:メインは大阪???(06/02) 日経株先225の売り買い、90%が外資…

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: