Dec 31, 2004
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類







午前九時さあて自分の時間だが散歩にでてもたぶん近道

ゴムの木に歌を聞かせるそのひとは「いいね」とたまに笑つてくれた

詩人にはなれさうもなく汗をかくことも嫌ひだへのへのもへじ

つめを切り前髪も切り風をきる ふゆの朝にひかる自転車

一本の樹木のやうに立つてみる小鳥のやうなひとに会ひたくて

雨音に囲まれてゐる静けさと『いま長靴をはいてゐること』

アルバムのどこを開けても犬と子とわたしが明日を知らず笑まへる

降るならば降ればよからう開かれて傘はひとりの虚空をつくる


『眩』第六十二号   2005.1



*『いま長靴をはいてゐること』 浜 守 第五歌集

読むでなく書くでもなくて元旦の夜ふけかがまり足の爪きる

柿の木の伐り株見つつ意識せりいま長靴をはいてゐること

地に着きて消ゆる楽しさあるやうに次からつぎへ降る牡丹雪









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Dec 31, 2004 01:21:06 AM
コメント(5) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: