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スギヤマです。 夏風邪をひいてしまったようで、のどがいたく、ぼーっとしています。薬飲んでもなかなか治りません。みなさんも、ご自愛ください。 ところで、7月12日に金沢でお話させてもらうことになりました。~パパも参加~ 金沢ママさんカレッジが7月12日に 開校します!! 【開校特別講座】「『子育て』をとおしていろんなことを見てみよう!」講師 杉山 千佳さん(子育て環境研究所代表) 平成17年7月12日(火)10:00~12:00 金沢市教育プラザ富樫 1号館 研修室121(金沢市富樫3丁目10番1号) 詳細はこちら> 金沢市さんからのご依頼なので、4つ葉プロジェクトの話はたぶん、紹介程度になるかと思いますが、「すべての道は4つ葉に通ず」なので、どんな話も最終的には、他人事ではなく、自分の問題としてとらえていこうねというところに落ち着くのだと思います。 お近くの方いらっしゃったら、ぜひ、ご参加ください。
June 30, 2005
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携帯電話は、苦手です。 携帯メールはもっと苦手で、家族としかやっていません。 昔、わたしが学生だったころ、中森明菜がものすごくはやっていて、「はい、明菜です。今夜のわたしを探さないでください」という彼女のメッセージが吹き込まれた留守番電話(のついたステレオ・・・なんてもう言わないか)のCMが流れていて、それが、結構気に入っていたこともあり、電話なんてそんなもんだと、思っていました。 この7月で息子は16歳。16年前は、携帯もパソコンもファックスもありませんでした。 でも、全然困りませんでした。 育児雑誌のライターを始めたのは、子どもが3歳ぐらいになってからだと記憶しているので、産後のわたしの子育て情報はゼロだったけど、松田道雄の『育児の百科』と、毛利たねきの『赤ちゃんのいる暮らし』で十分でした。育児雑誌は買ったことなかったです。 ないぶん、アタマを働かせたし、体をつかったし、ご近所ママに会って、話をして、話を聞きました。 メールが届いたら、すぐ返事しないと友達じゃないとかいうことになっている、女子高校生の話なんか聞くと、「かわいそーだなー」と、同情します。 「情報」なんて、たくさんありゃいいってもんじゃない。簡単に手に入る「情報」ほど、信用のならないものはない。 息子が「パソコンを買ってほしい」と言ったので、岩波新書の『メディアリテラシー』を読んでレポートを書かせました。それだけでは、気がすまなかったので、振り返りのテストまでして、彼が内容を理解しているか確認しました(こんな動機でもないと、親が勧めた本なんて読みやしないから)。 使い方次第なのだけど、わたしの場合は、携帯とPCのない時代に、“のびのび”子育てをすることができて、ほんとよかった・・・と、実は思っているのです。
June 29, 2005
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打ち合わせといえば「滝沢」というぐらい愛していた新宿の「談話室 滝沢」がなくなり、途方にくれていたら、なんと、滝沢跡に椿屋珈琲店という新しい打ち合わせにうってつけの喫茶店ができていました。 さっそくそこで、打ち合わせ。といいながら、○○区の子育て支援はどうのこうの、なんでも行政主導でやっちゃって、ちっともNPOのほうを向いていない云々、最近、どこどこの子育てNPOががんばっている・・・ってな話に花が咲きました(かなり、マニアックな会話だ・・・それがね、心地いいのよー)。 その後、アミーゴのマツダさんとダイニングバーでランチ。カウンターのお惣菜はバイキングで食べ放題。「主食が来る前におなかいっぱいになっちゃうねー」もりもり食べながら、4つ葉の作戦会議(?)。 マツダさんと出会ったのは4年前で、それからずーっと、例のマニアックな会話ができる仲間を増やして増やしてやってきていて、そういうベースが、4つ葉につながっているんだろうなと思いました。 昨年は厚生労働省の児童福祉のお金(児童手当とか、保育費とか)と、文部科学省の教育費(幼児教育、義務教育費など)がどんなふうに使われているのかを見るという2ヶ月に1回、6回連続の講座を開催したのだけれど、夜6時半から、港区のあいぽーとで、託児もつけずにやったにもかかわらず、マツダさんはじめ何人かのママたちが、子どもを誰かに預けたりしながら参加してくれました。(マツダさんは、受付などかってでてくれて、ほんと、感謝) しかし、お呼びしたゲストスピーカーの方たちはみな、バリバリの行政職の方たちや専門家ばかりで、「小泉総理が打ち出した骨太方針の三位一体改革で、地方分権の議論が進み、保育費、教育費予算が一般財源化の議論の遡上にのり・・・」ってな話をすらすらしていて、決して、子育て中の親たちにわかりやすい話にはなっていませんでした。 それでも、来てくれる。知りたい、学びたいと、一生懸命聞いてくれる。参加費が毎回2000円で、託児もないけど来てくれたという経験が、自信になり、喜びになりました。 確かに、政治家や行政職が話す言語は、子育て中の親たちにとってはわかりづらいし、かみあわない。だからといって、「あたしたちのところまで寄ってくれないと、話にならない」と、ふんぞり返って、要求といいながら、それはただの個人的な不平不満ばかりこぼして、クチをあけてまっているのではなく、自分たちがそちらに出向いていって、政策決定の場では、何を話しているのか、どうしようとしているのか、聞こう、学ぼう、そして、彼らの使う言語に翻訳して自分たちの要求を伝えようとする賢い親が、この日本にはたくさんいると、わたしは信じているのです。 4つ葉はそんなふうにやってみたいという思いを持つ親との出会いの場かもしれん・・・ ぼちぼちとですが、各地で、4つ葉プロジェクトの勉強会をやってみようという動きが出始めています。 なにせ、「お約束」など何もない、誰もやったことのないプロジェクトですので、試みの連続ですが、ぜひ、お近くで催しがあるときは、ちょっとだけ気構えて、参加していただければ幸いです。
June 29, 2005
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昨日の谷亮子さんの、「田村で金、谷で金、ママで金をめざします」は、うっきゃーというぐらいかっこよかったです。「結婚したからー」とか、「子どもがいるからー」をできない言い訳にしない生き方、応援したいと思います。 ところで、昨日は、越谷市でNPO法人子育てサポーターチャオの「カナダに学ぶ子育て支援」連続講座の第1回目が開催されました。 講師は長年カナダの子育て支援を研究し、日本に紹介してこられた駒沢女子短期大学教授の福川須美先生です(福川先生は、4つ葉プロジェクトの呼びかけ人でもあります)。 日本で今進められている子育て支援は、カナダの実践から導入したものも多いのですが、カナダと日本の支援のありようの大きな違いは、・子育て支援ではなく、「家族支援」であるという考え方で進めているということ・「少子化対策」ではなく、「乳幼児期の健康・健全な発達保障の重要性の再認識」から出発していること・トップダウンではなく、現場からの声が集約され、それが法律や制度をつくっていくというボトムアップで、支援が行われていることなどです。 また、「お父さんも育児をしなくちゃ」ではなく、「育児をしている父親はナイスガイだ!」「父親、それは地球で最高の仕事だ」というほめて育てるメッセージが徹底されている点も日本とだいぶ違うようです。 NHKのつくったカナダの活動の様子を見た、カナダの子育て支援者の方が、「カナダでは、子育てに失敗した母親なんて言い方はしない(NHKが勝手に解説をつけた)。子育てのニーズを持っている親といいます」と、注文をつけたこともあったのだそうです。1975年ぐらいから全国各地に登場した草の根の活動をしている人たちがさまざまな違いを乗り越え、認め合い、連携して、94年、Family Resource Programs(FRP)という全国組織を立ち上げました。このFRPは「家族支援は国家の最優先課題であるべき」という立場をとっているのだそうです(国もその方針を合意)。FRPの12の原則は、ファミリーサポートプログラムは1.すべての家庭が支援に値するという考え方にたつ、すべての家庭に開かれたプログラムです。2.現在あるサービスを補完し、ネットワークづくりや連携をはかって、家庭の子育て力をサポートする政策やサービス、制度を擁護します。3.要求されたニーズに応じるため、家庭や地域と共同して取り組みます。4.健康を促進することに焦点を当て、予防的な方法で働きかけます。5.向上の機会を増やすため、また、個人や家族、地域に力をつけるために活動します。6.家庭生活は相互依存的な性格を持っているというエコロジカル(生態学的)な視点にねざした活動を展開します。7.相互の助け合い、仲間同士の支えあいを価値あるものとして、奨励します。8.子育てとは、生涯学習の一環であると確信を持って主張します。9.提供するサービスに自主的、自発的に参加することを尊重しています。10.平等と多様性を重んじる関係づくりをすすめます。11.家族ひとりひとりの安全を保障するため、暴力を許しません。12.何をすべきか、どのようにすべきかを十二分に考え、実践を改善する努力を続けます。(カナダファミリーリソースプログラム全国協会)全部そのまま輸入してしまいたくなるような理念ですが、「それをやっちゃーおしまいよ・・・」という気がして、日本でがんばるわたしたちが、わたしたちの言葉で、こうした原理原則をかかげ、それをとても大事にしながら、それぞれの場で、活動ができる日が、一日も早くやってくるといいなあと思ったのでした。
June 28, 2005
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数年前になりますが、子育てしながら働き続ける女性や、いったん仕事を辞めたのち、社会に戻りたいと考える女性たちのために、何かお手伝いができないかと、キャリアコンサルタントの勉強をしたことがあります。そのとき、マズローの5段階欲求説を知りました。 大もとになるのが、身体的生存の欲求。それが満たされると、安心・安全の欲求が生まれ、それが満たされると、愛情・所属の欲求が生まれ、その次に承認・達成の欲求、頂点は自己実現の欲求というように人の欲求は5段階になっていると考える説です。 拙著『子育て支援でシャカイが変わる』に原稿を寄稿していただいた、子どもNPOの奥田陸子さんも、この5段階説を紹介して、子どもにも同じように欲求があると指摘しています。「子どもだって地域社会の一構成員として認められたい、自分にもできることがあることを、ほかの人にも認めてほしいと思っている」 わたしたち大人はややもすると、自分の欲求を満たすことに熱心なあまり、子どもという小さな人にも同じように欲求があることを忘れてしまいがちです。 たぶん、今の一般的な家庭においては、「愛情・所属の欲求」までは満たされているのではないでしょうか。子どもたちの「承認・達成の欲求」、「自己実現の欲求」にどれだけ応えることができるか。 もちろん、親である自分たちが、その欲求を満たされる環境にいなければ、とてもではないですが、子どもにそれを与えることはできないでしょう。 ところで、わたしは、子育てという幅広い世界のなかには行政にできること、行政と市民の協働で行うこと、市民が自分たちでやるべきことがあるのではないかと、考えています。 身体的生存の欲求、安全・安心の欲求は、税金なり保険料なりを払って、国民全体で支えあう部分ではないかと思います。 だから、行政がやるべき子育て支援は、市内の15組の親子のための手遊び講習会よりも、虐待等によって、身体的生存まで脅かされている子どもたちの保護・ケアや、市内の子どもたちが事故や事件に巻き込まれないよう、安心して道を歩けるよう事故予防や防犯や子育てバリアフリーを進めることのほうが優先順位が高いと考えています。 そこから上位の欲求については、何も行政にやってもらわなくても、多少の補助はもらうにしても、地域社会やご近所、家庭のなかで、なんとかできる分野ではないかと思います。 児童手当は、働けない・働いてはいけない子どもたちの生存権・育つ権利を保障するものであるという考え方もあります。 なんでもかんでもを公的費用に頼るのは難しいから、そんな欲求5段階説などをベースに、領域を考えていくといいのではないかと思います。
June 27, 2005
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このところ、男女共同参画を進めることに異議を唱える人が出てきたという話を聞くことがあります。「行き過ぎたジェンダーフリー教育」とか、なんかそういうことを言っているようです。 わたしは男女雇用機会均等法世代だったので、女だからという理由でお茶くみやコピーや男性の補完的業務をさせられたことがないので、男女平等とか、機会の平等とか、あまりぴんとこなかったのですが、やはり、仕事をやめて家庭に入ったときは、「なんでわたしがあなたの脱いだ靴下を洗濯機に突っ込まなければならないのだ?」と、むっとしました。 子育て時期に、女性学とか一通り存在を知り、そういう考え方があることは非常に助けになりましたが、「問題は、この、家庭内の力関係をどうするかだ。ここで理屈こねてても仕方がない」と思い、女性センターで勉強するよりも、働くことを選択しました。 その選択は間違っておらず、15年かけて、性別役割分業によるストレスは、かなりなくなり、我が家における男女共同参画はまあ、まあできているので、優先順位は下に下がっています。 とはいえ、家庭を一歩外に出ると、正規雇用になかなかなれず、パートや派遣で働いているのは、女性ばかりであったり、管理職の女性比率がえらく少なかったり、議員が少なかったりするのを見ると、こりゃ、バランス悪いなと思います。 また、変な制度のせいで、「130万以上稼ぐとシュジンに叱られるからー」とか言って、年度末になると急に休んだりしているのを見ると、なんで国が人の生き方・暮らし方にクチをはさむかねーと、思います(それに同調して、休むほうも休むほうですが。そんなに税金を払うのがいやなのか。しかし、その人に制度の話をするのは疲れるので、制度を運営している人のほうに、「早く制度変えてよー」という方法を選んでいますが)。 こういうことを書くと、専業主婦をいじめている・・とか言われてしまうのですが、そもそも働く・働かないで女同士を対立させているのはいったい誰なのか? ということのほうが、わたしは気になります。 例えば、働く母の子は保育園、専業主婦家庭の子は幼稚園とか。そんなことしてたら、小学校にあがって、子どもが混乱するのは当たり前と思うし、群れたがる女の人だったら、派閥作って「保育園のほうがいいのよ」「アラ、幼稚園のほうがすごいのよ」とか言っちゃうのも仕方がないかもしれません。 そのような不毛な女の対立を、あおり、自分は高みの見物している人がいるということに、早く気づいたほうがいいと思います。 男女共同参画というのは、本当は「自分らしく」生きたいのに、「男らしさ」「女らしさ」の枠のなかで、なかなか自分らしさを取り戻せないのは困るよね、それを変えていこうねということなのだろうと思います。 本人の知らないところで、周囲がわくを作ってそこに押し込めようとしているのだったら、それは、やめてねってことだろうと思います。 ところで、先日おもしろいデータを見せてもらったのですが、先進国の都市の性別役割分業に対する意識調査で、「夫には収入を得る責任がある」と考える女性の各国比率が出ているのですが、ミュンヘン、ハンブルク、リヨン、パリの女性は、せいぜい10%ぐらいしか「賛成」していないのに、東京の女性の60%強が夫には収入を得る責任があると考えているようです。「まあ賛成」を含めると、95%がそう思っているようです。(ちなみにパリ女性は、「賛成」「まあ賛成」で30.4%、「反対」している人は32.6%。東京女性の「反対」は4.3%)。この数字には、もう、大笑い。「中身が違いすぎるんだから、いくらうわべだけ持ってきて、フランスの家庭政策のマネしようたって、土台日本じゃ無理だってば」と、思いました。この東京女性の数字を見たパリ女性は、いったいなんて言うだろうか。 男性を「男らしさ」の枠にいれ、その人らしい生き方を尊重してあげていないのは、むしろ東京女性だったのでは? わたしがわたしらしく生きたいと思うことには熱心。でも、だんなさんには、会社員としてお給料たくさん稼いでほしい。でもって、父親らしいこともちゃんとしてほしいと、思っているんだったら、そりゃ、あなた、ちょっと違うんじゃない?と、気の毒な男性の代わりに、ちょっと言ってみたくなります。 たぶん、そこがクリアできないと、次には進めない気もしています。
June 26, 2005
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ユニバーサルデザイン政策大綱(案)についての意見募集に以下のようなコメントを送りました。ご関心のある方はぜひ、ご意見を送ってください。************** 「はじめに」の問題意識のなかで、急速な少子高齢化の進行について指摘されているので、この大綱のなかでも、子ども・子連れ・妊婦への配慮についても明記されているものと思っておりましたが、その点が、すっぽり抜けて落ちている印象を受け、大変残念に思っております。具体的にいいますと、・P2 住宅バリアフリー化の例のところに、例えばベビーカーや子供用自転車、子どもの外遊び遊具の設置スペースをとってある等の事例の写真があってもよいのではないか。・P3 交通バリアフリーの取り組みの例 写真が車椅子のもののみになっているので、赤ちゃんをのせたベビーカーを押す親の写真があってもよいのではないか。・P5 中間のマルぽちのところの1行目。「子ども・子連れ・妊婦」、知的障害者、精神障害者、外国人など・・・とする。・P7 3 ソフト施策の充実のところの4行目。国民一人ひとりが、「子どもや子連れ、妊婦」、高齢者や障害者の困難を・・・にする。・P9 4 安全・安心のまちづくりの1行目。だれもが安全に安心して暮らせるように、「子ども・子連れ・妊婦」、高齢者、障害者などにも・・・にする。・P12 5 ソフト面での施策の充実のところの5行目。「子ども・子連れ・妊婦」、高齢者や障害者の介助等を行う・・・にする。・P14 上から5行目。「子ども・子連れ・妊婦」、高齢者、障害者などにも配慮した安全・安心のまちづくり・・・にする。 昨年度、こども未来財団の研究委託を受け、国土交通省「ユニバーサルデザインの考え方に基づくバリアフリーのあり方を考える懇談会」の座長もされた野村歓先生を主任研究者とする「地域環境における子育てバリアフリーの実態および比較に関する調査研究」というのを行いましたが、その中でも、子ども・子づれ、妊婦に対するバリアフリーの取り組みが遅れているという指摘がなされています。 子ども・子連れ・妊婦は、「高齢者、障害者等」の「など」に含まれているからと、何度か説明を受けましたが、「など」に含まれているがために、遅れているのではないか?という懸念もあります。 国土交通省の白書にも「子育てバリアフリーの推進」といった文言が何度も出てくるのに、この大綱には、子ども・子連れ・妊婦が一度も出てこないのも、理解に苦しみます。 明記することで、これまであまり考えてこなかった人たちが、対応の必要性を認識し、取り組みが進むこともあります。いっそうのユニバーサルデザインの取り組みが進むことを期待して、以上、ぜひ、ご検討いただければ幸いです。
June 25, 2005
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今、内閣府の「少子化と男女共同参画」という専門委員会の委員をしている関係で、昨晩行われた細田官房長官を囲んでの懇談会にお呼ばれしました。 細田官房長官は、なぜかネクタイ。クールビズ見てみたかったのに・・・とちょっと残念。 この懇談会に出た目的は、ただひとつ。細田官房長官はじめ、こんなことでもないと会えない人たちに4つ葉プロジェクトのちらしを配ることです。 細田官房長官、のうの法務大臣(彼女は少子化と青少年の大臣もされています)、中山新宿区長、小渕優子さんなどに突撃し、チラシをお渡しすることができました。「社会保障のなかで、年金・介護・医療と同じように子ども・子育てもやってほしいということで、4つ葉プロジェクトなんです」と、イラストを見せながら解説。 子育て真っ最中のお父さん、お母さん、子育て支援の現場でがんばっている人たちに呼びかけて、草の根の活動を展開していきたいのだという旨をお話すると、「いいじゃないですか。おおいにやってください」と、官房長官に言われました。小渕さんも「みんな年寄りにいっちゃってますからねー。これは大事ですよ。子どもには投票権がないから、気にしなくていいんだって思っている議員もまだいるし」とおっしゃってました。中山新宿区長も「自治体で何かやりたいと思っても、いい計画作っても最終的には財源がないと、できない。これは必要です」と、励ましてくださいました。 テレビでおなじみの住田裕子弁護士にもお目にかかったので、「こういうのやろうと思うんですけどどう思われます?」と感想をうかがうと、「これは誰も反対しないでしょう。気運は高まっていると思うし、どこからか、財源は持ってこれると思う。問題は何に使うかね」と、アドバイスくださいました。「そうなんだよなー。何に使うかなんだよなー・・・」それを、明確にして出すのが、4つ葉プロジェクトの大きな役割のひとつのはずで。 でも、サイトでさまざまな情報交換ができ、柏女先生のお話も聴き、立ち上げ当初よりも、ずっと像が見えてきた気がします。 昨日はNHKで少子化をテーマにした番組が放映されていたんですよね。現役ママ、子育て支援のNPOでご活躍の人などがたくさんスタジオに入られて、活発にご意見を述べられて、すごくおもしろかったようなのですが、残念! そんなわけで見そびれてしまいました。 今日もあるそうで、今日の部には、今度(8月25日午後の予定)行う4つ葉プロジェクト勉強会の講師をお願いしている、富士通総研の渥美由喜さんが出演されるそうです。ぜひチェックしてみてください! それから、品川区内で子育てしているお母さんさんに作ってもらったかわいい4つ葉のチラシ、できたてほやほやですが、周りのママや子育て支援の関係者に配りたい!という方が、いらっしゃったら、私書箱宛に送り先を明記の上、メールください。100枚単位で受け付けます。 そのうちダウンロードできるようにしますので、ちょっとお待ちくださいね。
June 25, 2005
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託児の話題で、こんなに盛り上がるとは、正直思っていなかったので、とてもびっくりでした。みなさん、ありがとうございます。 みんな、葛藤しながら、悩みながら、試行錯誤を続けているんですよね。 そんな様子をみながら、いつも、いつも、思うのは、「なぜ悩んだり、考えたり、意見交換したりしているのは女ばっかなんだ?」ということです。 世の中の半分は、男の人のはずなのに、どうして、男性は、親向けの講座に託児をつけるかつけないか、つけるならどんな託児がいいのか悪いのか、料金はいくらの設定がいいのか、の話に出てこないのだろう? もっと言ってしまえば、なぜ子育て系のブログは、圧倒的に女性が多いのだろう? ジェンダーフリーで、平等に男女同比率ね・・・なーんて、いうつもりはないけれど、ちょっとバランスが悪いんじゃあないかなーと、思ったりしています。「うちの人、そういうの(保護者会とか出てくるの)だめだから」とか、「うちのは家事とか育児とか、全然やらない人だから」とか聞くのだけど、「それは、させてないだけだろー」と、内心思ったりしています(他人の夫婦の事情にクチをはさむ義理もないので、黙ってますが)。 十数年前子育てを始めて、一番あせったのは、「わたしがここで専業で子育てしていたら、夫は自分なりの子どもとの接し方を考えたり、経験したりする機会もないまま、時間が過ぎてしまうのではないか」ということでした。「わたしが働いて、世帯収入を上げよう。その分、彼が働く時間を減らして、子どもと接すればいい」というわけで、仕事も家事・育児もシェアできる関係をつくるために、努力しました(固定化しません。常に流動的に、いいかたちを探っています)。 子どもを育てていながら、21世紀の子どものありよう、子育てについて持論を展開できないような気の毒なお父さんをつくりたくないと思います。 幼稚園児や、その親に定期的に野口体操を取り入れたパフォーマンスのワークを行っている知り合いの人が、「からだをほぐして、動かしていくと出てくるんです。お父さんのおもしろさが。これからはお父さんですよ」とおっしゃってました。「やっぱりそうか」と、確信しました。 知らないうちに、世の中の半分の力と才能を眠らせているのかもしれない。あー、もったいない。自分の亭主ひとり変えられないで、シャカイは変えられないんじゃないかなー。
June 24, 2005
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国土交通省がユニバーサルデザイン政策大綱(案)についての意見募集を行っています。まだ読んでいませんが、「子ども・子育てへの配慮を盛り込んでほしい」といった声を伝えていったほうがいいのではないかと思います。ぜひ、ご意見のある方は、期間は短いですが、送っていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
June 23, 2005
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4つ葉実行委員MLでは、今、託児をどうするか・・・でさまざまな意見がとびかっています。 マコさんに言われて、「そうだよな、当事者主体だものな」とわたしも思い、みなもそれに同意し、あっという間にみんなが動いて、託児つきになったのは、「わたしたちけっこうすごいかも~」と、思いつつ、さてどうなるか・・・と、一方で思っている自分がいます。 「子どもがイキイキするためには、お母さんがイキイキしていることが必要だけど、お母さんがイキイキしたら、子どももイキイキするっていうのは、違う。例えば、お母さんが2時間の託児つき講座に出て、思いっきりリフレッシュできたとしても、託児が最低だったら、その2時間は子どもにとって地獄の時間になる」とは、「保育士って実はすごい職業なんだ!!」ということを教えてくれたTさんが言った言葉です。 保育園を飛び出し、地域で子育て支援の活動をたった一人で始めたTさんの周りには、当時、プロ意識も、技量もない素人の託児者による目に余る託児がたくさんあったんですよね(今もあるかな?)。お迎えのときに「お母さん、この子泣いてたわよ」とか言っちゃうような人、泣いている子、不安がっている子を前に、お手上げ状態の人、お菓子やビデオでごまかそうとする人、子どもの様子をみずに、スタッフ同士がおしゃべりを始めてしまうような人などが、行政が募集するような有償ボランティア託児のスタッフにはたくさんいたそうです(ちなみに、Tさんたちがそうした催しをするときは「託児」とは言いません。「保育」と言います)。 子どもは荷物ではありませんから、託児の人つけた、託児室設けた、ら、それでOKではない。 だから、開催者は、開催する催しと同じぐらいの配慮をして託児を考えなければならないのだと思っています。 今まで託児をつけてこなかったのは、催し(勉強会)に全力投球したかったから。きちんとした保育をしたいというほどマンパワーもお金もなかったから。 今回、プロのベビーシッターさんをお願いすることになり(たぶん、今後もわたしはプロに頼むと思う)、1時間1500円で、3時間で、2名。保育室は無料だったので、約1万円の出費となりました(たぶん、交通費も必要だから1万円超えるかな?)。 一方、親からいただいたお金は子どもが何人でも500円でした(この料金設定に、異を唱えたわけですが)。 託児の受付、子どもの年齢と性格の把握、事前の準備等々をのぞいて、本来は最低1時間1500円はかかる一時保育料が、なぜ3時間500円で、何人でも預かることができたのか?「当事者主体って言っているんだもの。そんなの当然でしょ」という人ではなく、その理由に思いをはせられるような親が、いいな、と思います。4つ葉プロジェクトは、このプロジェクトに賛同してくださった方の賛同金と、スタッフがボランティアでかかわってくれているから、どうにかこうにか捻出できました(そのベビーシッター会社の社長さんが、今回はいただいたお金をすべて賛同金に回すと言ってくださった。講師の柏女先生も講師料をすべて賛同金として渡してくださった)。4つ葉以外でも、ずいぶん安い託児があったり、参加費無料の催しがあったりしますが、それはなぜかな?って思ってみるといいと思います。公的費用(誰かの税金)が入ってないと、そんなことはできないでしょう。あるいは、保育者の人件費を下げているか。託児は全国どこへ行っても同じではない。質もばらつきがあります。主催者の考え方でも違ってきます。最終的に、子どものかわりに親が「選ぶ」わけですから、それなりの責任も伴うでしょう。 Tさんたちが、保育つき講座を行うときは、講座のあとに保育者と子どもたちに会場に来てもらって、今日の保育の報告をしてもらっていたことを、思い出しました。 どうしてそういうことをするのか、きちんと理由があるのだけど、それはまた今度。4つ葉の勉強会でも「そういうところまで、配慮したい」と思いつつ、そのノウハウとマンパワーの不足と、湯水のようにお金があるわけではないので、その使い方に頭を悩ます日々は続くことでしょう。 とはいえ、「立場上、名前は公開できないけれど、近々賛同金を振り込むから」という方が現れてくれたりして、やっぱ、余裕のあるオトナはこうでなくちゃねーと、うれしかったのでした。 さまざまなことを、さまざまな角度から、みんなで議論しながら、4つ葉プロジェクトを育てていきたいと思っています。
June 23, 2005
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外でひとりでご飯を食べるときは、できるだけからだにいいものを食べるようにしたいと思っています。 昨日は渋谷に行く用事があったので、久々にクレヨンハウスのバイキングでお昼をいただきました。 明るい店内は、ほんとうに子連れ客が多かったです。中にはおしゃれなおばあちゃんと、赤ちゃんのペアも。レジの横にはベビーカーをたたんでおくスペースがあったりで、自然な感じでみんなが食事を楽しんでいるのが、いいなと思いました。 クレヨンハウスは独身時代、求人広告の営業の仕事をしていたときのお客さんでした。それだけでなく、仕事の合間によく店内を散策して歩きました。 そして、十数年前、結婚・出産して埼玉県に引っ越したあと、どうしても受講したい講座があり、10回の絵本作家さんたちの連続講座だったのですが、たいまいをはたいて申し込みました。 片道1時間。今思えばよく通ったなと思います。いわむらかずおさん、神沢利子さん、工藤直子さん、渡辺一枝さんなど、間近でお話をうかがえて、ほんと、楽しかった。また、なつかしの青山にまた来れたというのも、すごくうれしかったです。土曜日だったので、子どもは夫に見てもらって出かけられたこともあったけれど、そうでないときは、当時クレヨンハウスの2階にあった保育室に子どもを預けて受講したこともありました。 その後、地下にあったホール(講演会などを催した)は自然食のレストランになり、保育室はなくなりました。ベビーシッターが徐々に広がり、保育室のついた公共施設もあちこちにでき、役割を終えたというのが理由だったと思います。 東京ウィメンズプラザのような安価で借りれる公共のスペースができるのよりも早く、クレヨンハウスには、講座が受けられたり、パフォーマンスができる会場があり、専門の保育士がいて、保育室があった。 補助や助成金を受けるのではなく、営利を目的にする事業を行いながら、それでも、踏ん張って道を切り開いてきた人がいた。 この事実に、ほんとに、落合恵子さんってすごいと、改めて思いました。 道はどんどん広がり、でこぼこ道は平坦な歩きやすい道になっていきます。ないのが当たり前だったのが、あるのが当然になります。 そうなるために、道を広くするために、こういうことをやっているわけで、でも、少なくともわたしは、道なき道を切り開いてきたたくさんの人たちのことを、忘れないでいたいな、と、思っています。 3階の大人向けの本のなかに、拙著の『子育て支援でシャカイが変わる』が置かれていて、すごく、うれしく、誇らしい気持ちになりました。 で、2階で蜜蝋のクレヨンを購入して、ほくほく顔の一日でした。
June 22, 2005
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昨日の柏女先生の話の続きです。「どうして子育て支援が高齢者の支援に比べておくれているのか?」柏女先生は、それをとてもわかりやすく説明してくれました。 高齢者の年金、介護は、個人の口座に年金が振り込まれ、介護サービスも個人個人が自分のからだの状況に応じて、そのわくのなかで支援メニューを選ぶことができます。 ケアマネージャーとかが介護者のニーズを聞きながら組み合わせるわけですね。 一方の子どもの場合は、児童手当は、個人(世帯)に出ますが(ちなみに、平成元年生まれのウチの子のときは児童手当がなかったので、どんなふうに出るのか、よくわかっていません)、それ以外は全部施設にお金がつくようになっています。 例えば保育施設の運営に補助金がつくとか、要保護施設につくとか。そのため、ほかのサービスを選びたいと思っても、なかなか選べないわけです。 子どもも高齢者と同じように、子ども(と親)のニーズにあわせて個人で選べるようにすればいいだけなのですが、それはものすごく大変なことなので、面倒くさいなー、体力使いたくないなー、今ある制度のなかでなんとかできないかなー、と役人が思うと、全部全部「保育所でやってしまえ!」と、なってしまうのです。 10年以上前から、専業主婦の子育て支援が必要ということが言われてきました。そのときに、「では地域子育て支援センターを作りましょう」ということになりましたが、なぜか(今となっては、役人がただ横着しただけとしか思えませんが)保育所の一角に作ろうとしたんですね。 保育所サイドは「どうしてうちが、専業主婦の支援までやらなくちゃいけないのだ」と、言い出すし、一部には熱心なところもありますが、ほとんどうまく行きませんでした。 だから、つどいの広場が登場したわけですが、どこに行くかどんなサービスを利用するかは、子どもと親に選ばせてほしい。ケアマネのような人にアドバイスをもらうにしても、こちらの選択を尊重するかたちでの接し方を徹底してほしい(保育士や行政担当者の「指示」を受けるような格好の支援のありようは違う)。それが、地に足をつけて、自分を生きていく第一歩のはず、自覚的に子育てする第一歩のはずだと、わたしは思います。子どもだって、生まれたその日から、一人の人なのだから、甘やかすのとは違う、尊重するという接し方をされることで自尊感情は芽生え、他者を思いやる気持ちも自然に出てくるのだと思います。 そんな「ひとづくりのための制度」であってほしいな。「愛のある制度がいいな」と、思うのです。
June 21, 2005
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本日、4つ葉プロジェクトが発足してからの初めての勉強会を東京ウィメンズプラザで開催することができました。テーマは「社会保障制度と次世代育成支援」。講師は淑徳大学の柏女霊峰先生です。4つ葉プロジェクト発足当初から「どうして4つ葉なの?」「何をしようとしているのか、どうもよくわからない」というご意見をいただいており、これは、4つ葉の名付け親の柏女先生のお話を一度きちんと伺わないと先には進めないな・・・ということで、急遽決まった勉強会でした。新聞をご覧になって初めて参加された方も多く、今回は、「当事者主体」をうたっているのだもの、託児もつけたいねということで、初めてプロのシッターさんの託児をつけて臨みました。福岡や名古屋、新潟など遠方から来てくださった方もあり、また、学生さんや子育て真っ最中のお母さんたちも来て下さり、ご参加くださったみなさま、どうもありがとうございました。先生の詳しいお話はおってサイトのほうでもご紹介していきたいと思っておりますが、特に印象に残ったポイントをここでご紹介したいと思います。先生は子育て支援の広がりを凧にたとえ、現在の行き詰まりを見せている子ども・子育て支援施策を改革するには、新たな仕組み・制度が必要である(これが凧)、立派な凧を作るにはお金が必要である(十分な財源確保)、風が吹かないと凧は高く上がらない(社会全体の応援)、そして、凧を挙げる人(人材養成)が必要であるというお話をされました。先生はすでに試作の凧を作っておられるとのこと(なんと!そうだったのか。さすが柏女先生)わたしたち4つ葉プロジェクトも、凧を高く上げるための風を早く用意しなければ・・・と思いました。4つ葉プロジェクトの展開については、当事者や子育て支援のNPOに偏るのではなく、行政担当者や保育関係者、幼稚園、教育の関係、企業の方など、幅広くさまざまな人たちがゆるやかにつながるネットワークが望ましいのではないでしょうかというアドバイスをいただきました。「凧」の議論、凧を作る「お金」の議論、凧を「あげる人」の議論、そして、風をどう吹かせるかの議論・・・やるべきことは山積みですが、本日のお話で見通しが立った、4つ葉プロジェクトがなぜ立ち上がったのかわかったといったご意見をいただき、運営委員一同、勇気を得ました。8月下旬には、ヨーロッパの子ども・子育て関連施策を取り上げて、日本と比較しながら、日本の抱えている課題を浮き彫りにしたいと思っております。日程・会場・詳しい内容が決まりましたら、またお知らせいたします。
June 20, 2005
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4つ葉プロジェクトを立ち上げよう!と言ったとき、何人かの親しい人から、「ううーん・・・」という返事をもらった。 それは、「高齢者はこんなに給付がある、子どもはこんなに少ない」って言いたくない・・・というものだった。 自分が子育てや子育て支援の活動で、キュウキュウ言っているのに、「高齢者に出しすぎ!もっと子どもに!」って言うのは躊躇するというのだ。涙が出るぐらいやさしい人たちばっかりだ・・と、思った。 遠慮がちに、「年金」、「介護」、「医療」と「子育て」を同等に扱ってほしいって言っていたんだけど、「それじゃ(戦略として)だめだ。優先してやってほしいというぐらいの勢いじゃないと」というアドバイスもあり、ぐっと力をこめて、「最優先課題として取り組んでほしい」と、訴えることにした。 でも、若い親世代や意見表明の機会がほとんどない子どもたちが、そんなに遠慮していることを、いったいどれぐらいの高齢者が知っているんだろう? ときどき、年配の人たちが、「子どものしつけがなってない」とか、「親にもしつけが必要だ」とか言っているのを聞くのだけど、すごく、悲しい気持ちになる。「年金もらって、子どもに説教かい・・・そんなにあんたはえらいんかい」 世代間の断絶はよくないと思いつつ、先に思いやりの糸を切ってるのはいったいどっちよと、思うわたしはまだ了見が狭いのかも。 とにかく、どんなに大変な思いをしてきているのかをあまり言ってこなかったから、まずは、説明をね、あまり感情を交えずに淡々とするところから始めて、昔とは違うんだということに気づいてもらうのが大事なのかなと思っている次第です。
June 19, 2005
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タカコさんが主宰している小金井市の子育てサロン「まんまの会」で、「子育てからシャカイを考える」のお話をさせていただきました。 といっても、一方的にわたしだけががーっと話をするのではなく、輪になっておしゃべりする感じで、で、話している内容は、「子どもに関係する社会保障費ってこんなに少ないんだよ」とか、「0~2歳の子どもの8割が自宅にいるのに、その人たちに向けての給付は500円(プラス児童手当の5000円)しかないんだよ。保育所に通っている子はそれに9万円プラスだよというようなことでした。 昨日の話にも通じるのだけど、保育所に子どもを通わせている保護者のなかには、園で地域の子どもまでみるのは、ウチの子たちに迷惑がかかるんじゃないかという話をしてくる人もいるそうなのですが、どうしてそういう了見の狭いことを言うのか、ちょっとよくわかりません。(根底に流れているのは、保育士が親たちにどんな説明とどんな保育をしているかで、結局は保育士の価値観、保育観、子育て支援観に行き着きますが) かといって、保育所に通っている世帯にはこんなにたくさんの給付がついているのだから、それをほとんど支援のない家庭で子育てしている世帯に向けましょうという話ではなくて、「そもそも足りないんだから、パイをもっと大きくしようよ。働いている、働いていないで、つまらない分捕り合戦するのはやめようよ」という話をしました。 来てくれたお母さんの中には、ご自分が病気で入院したとき、子どもの面倒を見てくれる人がいなくて、本当に困ったというお話をされていました。 こういうのこそ、行政なりが対応できなくて、どうするのだ・・・と、思います。「この相談は、こっちじゃない。あっちの窓口に行ってみて」みたいな対応は、論外。そういうものかと思って、小さな子どもを抱えながら、あっちの窓口、こっちの窓口とせっせと手続きをするはめに陥っていますが、それは、役所がおかしい。 病気になってしまったら、自分の病気の心配と、お母さんの顔を見れなくて悲しんでいるだろうなと思われるわが子の心配だけしていれば、あとのことは何も心配しなくていいというふうにできないで、何が子育て支援だ!と、思います。そういうときに、実家のお母さんとかお姑さんに来ていただいてとか、行政から言い出すな。やるべきことには、きちんと社会のセーフティネットを用意しておくべきだと思っているのはわたしだけでしょうか・・・。 午後には、4つ葉プロジェクトのブログのコンテンツ検討会議がフローレンス会議室で行われました。 今までひとりで日記の更新をしていたわたしとしては、いよいよ本格稼動ね!!と、わくわくしています。 楽しみに待っていてくださいね。
June 18, 2005
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調査報告書ができたのは、今年の2月で、調査委託先のこども未来財団に報告した後、「報告会をやろう」と、野村先生たちと準備を進めました。一方、マスコミにも働きかけて、ぜひ、紹介してくださいとお願いしておきました。 うまいこと日程が重なり、5月30日の朝日新聞の生活情報欄に紹介してもらうことができました。記者さんは、白石市に日帰りで飛び、調査に協力してくださった母親クラブのお母さんたちと一緒に市の自慢の子育て支援センター付近を写真に撮られました。 なんでも結構有名な建築家に設計を頼んだそうで、市は自慢の子育て支援センターですが、郊外にあり、1階は保育園、2階が支援センターで、急な坂道を登らないと入り口にたどり着けないというシロモノです。ベビーカーを押して上るのはちょっとした「登山」で、怖いのはむしろ帰りだそうで、うっかり手を離すと、坂の下までものすごい勢いで降りていってしまいそう、しかも坂の下は交通量の多い道路なんだそうです。 一緒に調査していた八藤後(やとうご)さんは、「バリアフリー以前」と切って捨て、お母さんたちも、「2度は行きたくない」と、おっしゃっていました。 せめて、作る前に、ちょっとお母さんたちの声を聞いておけば絶対こんなあほな建物は作らなかっただろうにと、残念です。 しかも、聞くところによると、1階の保育園から2階に上がる階段は、一般の人は利用できないのだそうです(園長の判断)。 こーゆー子育て支援センターが、全国にはずいぶんたくさんあるのよねー。保育園って、いったいどこみて保育しているのかしらん? 地域の子育て支援の拠点の役割も果たさなければならないってことに、気づいていない園を見ると、「おシゴトなんだから、ちゃんと児童福祉法や子ども・子育て応援プランの勉強してね」と、お願いしたくなってしまいます。保育士さんの年功序列、終身雇用の高いお給料が泣くわ。子育て支援センターの運営費だって、補助金というかたちで「つどいの広場」よりもたくさんついているのに。 おっと、子育てバリアフリーとは関係ないところに話が及びましたが、そんなわけで、地域を歩くといろんなことが見えてくるので、やっぱり、現場に出かけて、フィールドワークするのが一番だなーと、思った次第です。 31日に行った報告会も、前日の新聞報道のおかげで大勢の方に来ていただくことができました。 品川区の子育て情報サイトを運営してらっしゃる方とお知り合いになれたり、板橋区で子育てバリアフリーマップを作ってらっしゃる方と知り合えたり、子育てバリアフリーのネットワークが広がった感じです。 今年度も引き続き、子育てバリアフリーの調査を行うことができそうです。できることなら、各地の人たちが自分たちでまちを調査できるような、指標のようなものを提示できればいいなと思っています。そして、さらに興味関心を持っている人たちとの交流を深めたいと思っています。
June 17, 2005
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子育てバリアフリーのまち歩きの調査を開始したのは、 去年の今頃の時期でした。 実施地域は、 ・東京都世田谷区 ・宮城県白石市 ・青森県浪岡町 ・広島県広島市 ・大分県佐伯市 です。 世田谷区は、子育て支援グループアミーゴに協力を要請し、 他地域に先駆けて行いました。 やり方としては、1回目に、「子育てバリアフリーとは何か」 「障がい者・高齢者など向けの福祉のまちづくりの動向」、 どのようにまちを歩くかのレクチャーと、意見交換を行い、 2回目に実際にまちを歩いてみるという構成で行いました。 世田谷区の梅が丘界隈は、比較的まちが整っているところで、 整備が不備というよりも、道が狭いとか、歩道に商店の看板や ベンチなどが出ていて、歩けず、結局まちの真ん中を歩かざる を得なくて危険・・・といったポイントがあげられました。 白石市は、城下町ということもあり、見通しがきかないとか、 旧市街地のいたるところに小川が流れており、ふたのある ところとないところ、あっても、壊れていて使い物にならないも のが放置されているといった点が指摘されました。 浪岡町は、積雪地帯ということもあり、車道の舗装が雪の時期の 車のチェーンやスパイクタイヤによって削られてしまい、それを 整備していくうちにいつのまにか歩道よりもずいぶん高いところを 車が走っているという状況になってしまっているようです。 その段差が危険ではないかという指摘がありました。 広島市は西区の鈴峯団地と呼ばれる郊外の丘陵地の調査でし たが、どこへ行くにも坂を上り下りしなければならず、見通しが 悪い、段差が多い、駅に行く歩道橋が古いといった指摘がありました。 佐伯市はもともと車社会で歩くことはほとんどないというお話で、 それゆえに結構、歩道の整備などには無頓着になってしまう ところがあるということでした。歩いてみて気づいたのは、整備され たゾーンと、まだのところが極端に違うということでした。 「これもなあ・・・」 今年の計画ではここまで、来年、ここから・・・となるのでしょうが、 生活している者にとっては「ええっ」って感じになりますよねえ。 会では、できるだけ子連れママに話をしてもらおうと心がけたの ですが、最初は「何を言ったらいいのかな」と思っていた彼女たちが 話を聞いていくうちに、「そういえばあそこはこうだった」「ここはこうだ」 と、いろんな話をしてくれるようになったのが、よかったなと 思いました。みなさん、すごくうれしそうでしたし、「そうそうそう!」 なんてみんなで盛り上がっていて、こちらとしては、 「あ。結構情報の共有はしてないんだなー」ということにも気づいたし、 「言ってもいいんですね」と、勇気を得て帰ってくれる方もいらっしゃい ました。
June 16, 2005
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子育てバリアフリーを1回お休みして、忘れないうちに今日は昨日の朝日の夕刊に載っていた玄田先生の記事を紹介したいと思います。 昨年の今頃だったか、飲み会で、「難しい専門書は高いし、ちょっとぉーーー」と頭をかくわたしに、「そんなあ・な・た・に! おすすめの本が出たのよ~ん。買って読んでねーん」と、おねえことばでご本人からすすめられたのが、『ニート』でした。その後、流行用語になってしまい、最近では厚生労働省、文部科学省でもニート・フリーター対策まで検討されるご時世です。 『仕事の中の曖昧な不安』はじめ、若者の仕事意識を丁寧に、愛情をこめて書き綴る労働経済学の玄田有史先生(東京大学)。語り口調も学者っぽく、えらそうじゃない不思議な人です。 昨日の朝日の夕刊でも「若者と仕事」について語ってくれていますが、政府の「仕事意欲を向上させる」的な発言・発想についての異議申し立ては、まったくその通り! 行政関係の文書を読んでいると、「子ども」に対しても「女性」に対しても「住民」に対しても、「○○させる」みたいな言い方が平気で出てきて、そのたびに違和感を感じていたので、溜飲が下がる思いでした。 経済学などだと、データをたくさん集めて、いろんな手法で分析して、客観的に論述していくことが学者のしごとみたいに思っている人も多いのでしょうが、たぶんそうではないのだと思います。最終的には、その人の感性なんじゃないかな。「自分が働いてきた中で実感したリアルな言葉、価値観を示すことが、子供が仕事を判断するよすがとなるだろう」ということが、わかっている人の言葉こそ、人に伝わるのだと思います。 少子化以前に、最近の若者は仕事につくことができず、結婚すらままならない状況にあるということにようやく気づき始めた政府は、次世代育成支援の一環として若者の雇用の問題も視野に入れ始めました。 中高年の自殺の増加も含め、いったい何が要因なんだろうかなーと、思う昨今です。
June 15, 2005
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「子育てバリアフリー」っていつごろから言われだしたんだっけ?と思ったので、振り返ってみたら、4年前でした(となると、ニシモトさんとわたしとで「みんなのトイレ」についてわいわい言っていたのはもっと前になります)。 これは、2001年に出された、2002年度の厚生労働省の予算のなかに登場した言葉です。今の少子化対策企画室の室長の前の前の担当者が命名したものです(彼は「つどいの広場」の産みの親でもあります。今、彼はなぜか宮内庁で、愛子さまの教育家係をしています)。 4年前に登場したときは、自治体で子育てバリアフリーマップを作成するときに、補助金がつきますよという事業でした。 今でもあるのですが、4年前からあるわりには、ぱっとしない。それは、「バリアフリー」といえば、国土交通省。管轄が違うからなんですねー。 業界通から言わせれば、「なんで厚生労働省がやるんだ?」ってことで、いまだに、建築とか土木とかそっち方面の人には「子育てバリアフリー? そんな言葉あるんですか?」と、言われます。 で一方の厚生労働省は、基本的にハードをなんとかする役所ではなくて、「福祉」とか「医療」とか「年金」みたいなココロや制度をまとめている役所なので、ハードをいじる手段もノウハウも持っていないのです。 そんなわけで、縦割りの壁の隙間に、すこーんと落ちてしまった感のある「子育てバリアフリー」。 行政に任せておいては、たぶん、広がらないだろう・・・何か広がるしかけをつくれないかなーと、思っていたわたしは、埼玉県の福祉のまちづくり条例の改正にかかわったとき、障がい者、高齢者のためのバリアフリーマップづくりのワークショップのことを知ったのでした。「これだ。マップをつくるにも、単に行政担当者とか、数人のスタッフで調べてマップにしてしまうのではなくて、住民参加のワークショップにするといいんだ!」 そして、当事者だけで回ったのでは、広がらない。そのときのイベントで終わってしまう(これは経験による確信)。と思い、どこだったら広がるかなーと、思っていたら、あった。 ちょうどそのころ、公園の遊具点検を自主的に始めていた団体「母親クラブ」。この団体は全国組織で、歴史も古い(平均年齢が若干高いという話もあるが、活性化を図りたがっているという話も聞く)。 この団体の方たちにまちをチェックしてもらったら、地域の顔役のおじさん、おばさんや、ボランティアには興味があるけれど、普段子育てにはあまり関心のない人たちも呼び込めるのではないかしら・・・。 そんな期待で始まったのが、昨年6月からスタートした、子育てバリアフリーの調査研究でした。 これは、日本大学の野村歓先生に主任研究員になってもらい、こども未来財団の調査委託費で行われたものでした。
June 14, 2005
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「子育てバリアフリー」のいきさつをご紹介してきたのですが、今日は1回休みということで、子育てバリアフリーの報道についてのご紹介です。●番組名:「お元気ですか日本列島」 (総合テレビ・全国放送)●日時:明日、6月14日(火)午後2時台 ※詳しい時間は、明日のニュース編成によって 決まります。先日、アミーゴの松田さんたちが下北沢を歩いたり、一緒に調査した日本大学の八藤後さんがコメントしたりした特集番組の再放送だそうです。この前のは、首都圏のみの放映でしたが、今回は全国ネットのようですし、見逃した方(わたしもですが)、ぜひ、チェックしてみてください。
June 13, 2005
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ユニバーサルデザイン(UD)を知ったのは、C社のベビーキープの生みの親、ニシモトさんに誘われて、福祉のまちづくり学会なる学会の大会に参加したときでした。 この学会は、阪神淡路大震災をきっかけにできたがっかいで、これまで縦割りだった、建築、土木、都市計画、造園、道路、福祉、社会学などの分野を全部横つながりにして福祉のまちづくりを考えていこうという学会です。 初対面のわたしに対しても「子どものことやってるんだ」と、気さくに声をかけてくださる専門家の人たちに、まさに「態度がUD!」と感激しました(どっかの、保育は保育、幼稚園は幼稚園。生活と教育は違う、なーんて、勝手に区分けしてちっとも進歩しない業界とは違うわ~)。 そこで感じたのは、子どもにだけよい環境になっても仕方がない。めざすは、どんな人にとっても心地よい、わたしはここにいてもいいのねと感じられる環境であろうということでした。 そして、この福まち学会でさえ、「子ども・子育て」に関する研究はほとんど進んでいないということもわかりました。 進んでいるのは、高齢者・障がい者のためのまちづくりです。 どうして子どもは遅れているのか? その理由のひとつに、子どものことを研究している人たちが、こうした福祉のまちづくり学会のような多分野の専門家たちが集まる場に出てこないということもあるように思います。 「子ども」は「子ども」で固まっちゃう。なんでかな? また、障がい者の人たちの話を聞くと、本当に本当に切実な問題として、自分の行きたいところに誰にも気兼ねすることなく行きたいという願望があり、それを自分たちの手で運動して勝ち取ってきたという歴史がありました。 「当事者が声をあげないと、僕たちは何もできないから」とは、障がい者、高齢者の分野で長年福祉のまちづくりについて研究してもられた、日本大学の野村先生の言葉でした。専門家に代わりに言ってもらおうっていうのも、ちょっと甘いハナシなのね・・・。 子どもや子育ての分野は、当事者である子どもが声を挙げづらいこと、子育てはすぐに次の課題に移ってしまって、声がつながらないことなど、弱点をいっぱい抱えています。かといって、言わないでいるのは、よくないと、思います。「車椅子が移動しやすい環境だったらベビーカーも大丈夫でしょ」と言うけれど、それって、誰か、専門家がきちんと検証したのかしら?根拠のないこと言わないでほしいな。車椅子のための環境整備のおこぼれにあずかるようなことでは、いつまでたっても、ベビーカーに乗っている子どもの人権は、認められないのではないでしょうか。小中学校では、バリアフリー教育も始まっているようです。高齢者にはやさしくしよう、声をかけようと学んでいます。それはちっとも悪いことではないと思います。だけど、生まれてこのかた「よく生まれてきたね! 君のくるのを待っていたんだよ」と、ウエルカムしてくれる“まち”で育つことのできなかった子どもに、本当の意味のやさしさが生まれるとは思えません。自分がやさしくされたら、きっとほかの人、とくに自分より弱い人にやさしくしたいと思うようになるんじゃないのかな。やさしくされたら、「ああ、こんなふうにされるとうれしいな」と、わかり、やさしさの表現を学ぶのではないかな。こんなことを、わたしたちの住む“まち”を通して子どもたちに伝えたいと思います。
June 12, 2005
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4つ葉プロジェクトを始めるずっと前から、「子育てバリアフリー」の調査などの活動をしています。 そもそも、「子育てバリアフリー」とはなんぞや。また、わたしと「子育てバリアフリー」の出会いについて、書いてみたいと思います。 今から3~4年前だったと思うのですが、そのころ、わたしはベビー用品メーカーC社のママ向けコミュニティ誌の編集をさせてもらっていました。 C社の子育て向けの取組みなどを紹介したりもしていたのですが、そこで、C社が手がけている「みんなのトイレ」を紹介したのでした。 C社はベビーカーなどとともに、公共のトイレに設置するベビーキープや、オムツ交換台、授乳室なども他社にさきがけて製造販売していました。とくにベビーキープは、C社の女子社員が自ら育児休業中に感じた「トイレでの不便」を解消すべく商品開発したものでした。 ベビーキープ以降、トイレにめざめた彼女は、乳幼児のみならず、障がいのある人たちが用が足せるようなベッドの開発や、車椅子でも利用できるトイレの開発などを進めました。その彼女が、「スギヤマさん、もう車椅子用トイレって言わなくなったんですよ。これからは使いたい人が誰でも使えるみんなのトイレって言うようになったんですよ」と、教えてくれたのでした。 これが、わたしと「ユニバーサルデザイン」との出会いでした。
June 11, 2005
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とびうめさんの「子育て支援に求めるものがわからない」というのを読ませていただいて、ずーっと考えていました。 昔、初めて厚生労働省(当時は厚生省)のお役人に会ったとき、「お金(児童手当)と、サービスの拡充とどっちが必要だと思いますか?」と、切羽詰った感じで聞かれたことがありました。 いい加減な答えをしてはいけないっと思い、でも、「どっちも必要です!!」と、言った気がします(当時はもうちょっと遠慮してたから、ごまかしたかな?? でも今は、「どっちもじゃ!」というね、きっと)。 カナダには、ファミリーリソースセンターという地域の子育ての拠点があって、そこは商店街の一角にあったり、まるでコンビニみたいにあるんだそうです。で、そこは、ドロップインというたまり場(居場所・井戸端のできるところ)があったり、絵本やおもちゃが借りれたり、子育ての相談ができたり、粉ミルクなどが無料で配られたり、リサイクルの洋服があったりするそうです。親子はいつきてもいいし、いつ帰ってもいい。常駐のスタッフがいて、気軽に話し相手になってくれたり、相談にのってくれたりするんだそうです。 リソース(資源)とはよくいったもので、そうした目に見えるものだけではなく、さまざまなプログラムが用意されていて、例えば移民としてカナダに入り、言葉がよくわからなかったり、若くして出産してしまって子育てに行き詰まっているような人向けの、最初から完璧にできる人はいません、自信を持って子育てしましょう・・・というようなことを伝えるものがあったり、聞くところによると、中産階級向けとか、セレブ向けとか、いろいろ用意されているようです。 また、全国同じではなくて、地域、地域で、「これが必要だ」というものを決めて、自分たちでつくりあげて、用意しているそうです。確かに、東京の子育てで必要なものと、私の実家のある福井で必要なものが同じとは思えないものね。 個人的には、「こういうカナダの取組み、いいね」と思うのですが、「何が必要?」と聞かれたときに、日本の今あるリソースに、このカナダ流の支援を組み込んで、「これです」と見せるにはどうしたらよいのか、難しすぎてよくわかりません。 ともかく、今、お金だけつけても、利用できるメニュー・プログラムが少なすぎるから、まずは、「こんなサービスが必要なのだ」というものを、たくさん用意することから始めたほうがいいのではないか?と、思います(国税使って、センター作るんじゃあないよ。民間レベルでいろいろモデルを出していく)。 で、ブラッシュアップしていく。必要なものは、国や自治体の制度に組み込んでいく。一方、「児童手当増やしたって、どうせパチンコ代に消えるんだろ」って言う政治家のおじいさんが一部にはおいでになるようです(怒)。そういう人たちに、わかってもらう努力も、やっぱり大事なんですよね。(スギヤマ)
June 10, 2005
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「直接子育てしていない人たちにも子どものことや今の子育て の現状を知ってもらったほうがよさそうだ!」と思ったのは、 2002年に厚生労働省の社会保障審議会年金部会の委員に なったときでした。 年金制度をどう変えるかという話題のなかで、「少子化対策必 要だ」という意見が当たり前のように飛び出してきたのです。 もちろん、少子化対策の必要性は認めるが、年金制度のなか でやるのはおかしいとか、いろいろな意見はありました。 そのとき初めて、私の子どもや子育てと、社会制度って実は つながっているのネ・・・と、実感を持って知ったわけです (大変、社会保障制度の勉強しなくっちゃ!と、労働大学にも 通いました)。 そして、ここだけの話しですが、国には、 自分たちの国の子どもをこんなふうに育てよう! こんな子に育ってほしいな! といった、明確なビジョンがないことを知りました。 ついでに、 25年後の日本はこんな姿だといいな! 50年後の自分たちの孫やひ孫が暮らす社会はこんなふうに なるように今から準備しておこう! といった、将来的な国のビジョンもありません。 「ゆとり教育」を始めたかと思えば、経済界やマスコミに たたかれてすぐに前言撤回、「やっぱり厳しく教えます・・・」と ころりと変えてみたりするわけです(格好悪いよー)。 「行政が何もやってくれないからダメなんじゃん」と、最初は私も 思っていました。 が、「やばい。あてにしていたら、ずーっと何もやってくれないぞ」 「下手すると、あたしたちの大事な税金使って、変なことやっちゃうぞ」 ということに気づきました。 あてにしないで、自分たちで始めてみることも大事です。 そして、それを「真似してみ?」と、モデルとして示してあげることも 大事みたいです(子育てと同じねー)。 でも相手は「子ども」じゃないから、「じょうずなおつきあい」も大事 になるようです(いわゆる、市民と行政の「協働」ってやつです)。 最近はまっているのは、「公共」という概念です。 意外にこの感覚って、持ってなかったりするんですよね。 だから、国や自治体がやるような一部の「公共」と、企業が提供 するような私的サービスの2種類しかないような錯覚を起こしてし まう。 わたしと、わたしたちは、どれぐらいひらかれるものなのか。 どれぐらいが、ちょうどいいころあいなのか。 こんなことをちょっと意識しながら、 4つ葉をやってみたいと思っています。(スギヤマ)
June 9, 2005
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子育て支援でシャカイをかえる!~4つ葉プロジェクト勉強会vol.1のお知らせです。■テーマなぜ、今4つ葉のクローバーなの?社会保障制度と次世代育成支援■主 旨 4つ葉のクローバーは幸福の印。人間の幸福を支えるための社会保障のしくみを考えるときに、「年金・医療・介護・育児」の4つを等しく考えようというのが、私たちのシンプルな4つ葉への願いです。そしてそこには、高齢者の施策が介護保険という社会の支えあいであるのに対し、子ども関係の施策(児童手当や保育所など)は補助金(税金)であって、子どもや子育て家庭をもっと社会で支えあうしくみにするべきではないかという思いが込められています。私たちの活動はこの4月に産声をあげたばかりです。まずはこの4つ葉の提唱者であり、きっかけを与えてくださった淑徳大学の柏女霊峰先生に、4つ葉の意味と子どもと子育て家庭を取り巻く諸制度の状況をわかりやすく話していただきます。そして今、何が必要なのか意見交換をしましょう。 みんなで子育て推進委員会一同期 日 6月20日(月) 10時00分から12時00分会 場 東京ウィメンズプラザ 1F 視聴覚室 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67内 容 10:00 あいさつ・司会進行 杉山千佳(4つ葉プロジェクト呼びかけ人・子育て環境研究所代表) 10:10 講演「社会保障の4つ葉のクローバー」 柏女 霊峰先生(淑徳大学教授) 11:10 質疑・意見交換 11:50 事務連絡・閉会 12:00 お時間のある方は青山でランチをご一緒しませんか?定 員 40名(先着順)参 加 費 1000円(会場使用料・資料代)■お申込み・お問い合せメールのタイトルに【4つ葉勉強会申し込み】と書いて、(1)お名前、(2)ご所属、(3)ご連絡先電話番号、(4)参加者名簿への掲載の可否をご記入のうえ、下記までお送りください。お問い合わせについてもメールでお願いいたします。Mail imai@nippo.or.jpFAX 03-3486-4415 今井(日本保育協会)締 切 平成17年6月16日(木)までにお願いします。そ の 他 託児室はご用意いたしませんが、お子さんと一緒にご入室いただけます。
June 7, 2005
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昨日案内の小金井市での勉強会は、「4つ葉プロジェクトの勉強会 を開催します」では、ちょっと強いので、上記のご案内でやりましょう!! ということになりました。 子育てサロンまんまの会が開いてくださる、 「おしゃべり勉強会」で、4つ葉プロジェクトの話をちょこっと させてもらいます。なにせまだ慣れてないので、いろんなことろで ちょこっとずつ話をさせてもらって、4つ葉スタイルをつくっていくし かないですねー。こんな話が身近に感じられていいよとか、みな さんのアドバイス、バックアップをいただきながら育てていけたら いいなーと思っています。 (以下、転載) おしゃべり勉強会 第3回 6月17日(金)10:00~12:00 テーマは、「子育てからシャカイを考える」です。 なんかムズカシそう、と敬遠する前に・・・ *昨年度、小金井市にも子ども家庭支援センターゆりかごがOPENし、 とても素敵なひろばやいつでも相談できる場所ができました。でも、 東町からはとっても遠くて、なかなか足を運べません。「もうちょっと 近くにできないものかしら?」 *「今度、ファミサポっていうのができるらしいけど、何をして くれるの?」 ・・・等など、毎日子育てしながら感じる、「もっとこんなサービスが あったらいいのに」「でも、どうすれば意見を届けられるの?」なんて いう疑問を、出し合ってみませんか? 『子育て支援でシャカイが変わる(日本評論社刊)』の著者、杉山 千佳さんをゲストにお迎えします。1児の母&働く女性としての立場 から、さまざまな委員会などでも発言してこられた杉山さんを囲んで、 子育てにまつわる身近な疑問・問題をおしゃべりしてみませんか? 参加費無料。資料代として100円をお願いします。 ※時間とサイフに余裕のある方は、『子育て支援でシャカイが変わ る』日本評論社1680円を読んでみてくださいね。おススメです。 詳しいお知らせ及び、まんまの会については http://koganei.shop-info.com/manma/ まで。
June 6, 2005
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ふみぃままさんアイゥオーラさんdada2714さんバンビ*bambiさんはらっぱharappaさんto-bikさんリンク、ありがとうございます!!って、こちらからリンクできないワザのなさに、ゴメンナサイ!みかねたフロレーンスのおにいさんと☆trinity☆さんが今度ブログの使い方講座を開いてくれることになりました。もうちょっと待ってくださいね。ところで、あちこちで4つ葉プロジェクトの動きが出始めています。今度、小金井市で、「4つ葉プロジェクト」のお勉強会をやります。テーマ:『子育てからシャカイを考える(仮)』日時:6月17日(金) 10:00~12:15 (11:30~12:15はお弁当タイム)場所:小金井市公民館東分館(東センター) 小金井市東町1-39-1 電話042-384-4422交通:JR中央線 東小金井駅から徒歩20分 または東小金井駅よりCOCOバスで8分 (10)新小金井駅 下車すぐ バスは各時間帯 00分、30分に発車 バスの詳細は↓ http://www.city.koganei.tokyo.jp/kurashi/coco_bus/coco_bus.htm 西武多摩川線 新小金井駅から徒歩3分(JR中央線 武蔵境駅乗換え)「子育て施策の財源を考えましょうといっても、今子育て真っ最中のお母さんたちにとっては、ピンとくる話題ではないようです。でも、大事なことだから、とにかくやってみましょう!」と言ってくれたのは、まんまの会のタカコさんです。私たちも、どんなアプローチをすれば、うまくかみ合うのか、施行錯誤ですが、とにかくやってみないとわかりませんもんね。直接行ってもたぶん大丈夫と思うので、お近くの方、ぜひ、のぞいてみてください。内容はこれからつめますが、出したばかりの『子育て支援でシャカイが変わる』(日本評論社)をサカナに、当事者の親の声や子どもの声を制度に組み込んでいくにはどうしたらいいんだろうねーという話をわいわいできたらいいなあと思っています。
June 5, 2005
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マドレボニータさんの最強ネットワークのおかげで、 jasmine@ソラノヨロコビさん Chulipさん arimama*caoriさん ciao_sakuraさん watersmileさん ナチュラーママさん ムックマミさん waiwaimamaさん ぶんぶん01さん オーチン・ハラショーさん ☆trinity☆さん ぴかまま735さん Love☆翔さん ますみっち123さん ohana蛙さん きゅん009さん が、日記リンクをはってくださいました。 ありがとうございます!! そして、少子化についてのコメント、ありがとうございます。 それから、4つ葉サイトができてすぐに「ふとふとamigo」さんも 登録してくださってますよね。 このブログは、あまりブログ慣れしていない渉外担当 スギヤマがもたもたと更新していますが、事務局には ふとふとamigoさん、☆trinity☆さんも入ってらっしゃるん ですよね~。 みんなで更新していきたいと思いますので、チェックよろしく お願いいたします。 ところで、わたしは1965年生まれで息子は今年高校1年生に なりました。 どう見ても「当事者ママ」はとっくに卒業しております。 行きがかり上、まだ「子育て支援」ワールドで活動していますが、 わたしの言っていることが「当事者の声を反映している」とも 「正解」とも、とても思えません。 ただ、長年あれこれやってきてわかったことは、子ども・子育て 分野の制度づくりやサポートは、高齢者に比べて、すごく遅れて いるということです。 その理由は、当事者の問題意識が子どもの成長とともに どんどん変化し、継続的なニーズの声にならないということも あるようです。 ほかには、子どもには選挙権がないとか、若い親は選挙に行か ないといった理由もあります。 ほかにわかったことは、 EU各国の子育て支援はもっともっと手厚いということ。 こうした支援は、当事者が「必要だ!」と声をあげなければ 手に入らないということ。 です。 もうちょっと社会のサポートを受けて、子育てしてもいいんだよー 自分たちだけでがんばらなくていいんだよー ということを、当事者のお父さん、お母さんには伝えたい。 そして、 自分たちらしい子育てや、自分たちらしい生き方を 今、まさに模索中のお母さんたちには、お仕着せのサービスや 支援の受け手になるのではなく、自分たちと同じように今、生きて いる子どもたちみんなの健やかな成長を応援して、 「みんなで子育て」していこうね、 と、伝えたいと思います。 何らかの事情で親と暮らせない子どもや、虐待を受けて、こころも からだも傷ついている子どももたくさんいます。 そんな子どもたちには、社会のセーフティネットが必要だと思います。 虐待防止法ができましたが、その法律ができるまでには相当 時間がかかりましたし、法律づくりに尽力してくれた国会議員の 半分が次の選挙で落選してしまったそうです。 「子どもの問題をやっても票につながらない」という苦い前例を つくってしまったようです。 う~ん、なんとかしたいっ。 子ども・わたしの問題から、シャカイを考える・・・結構面白いん じゃないかな? と、思います。 どうしたら、当事者の親や子どもたちの声が、制度や法律に反映 されるのかは、わたしにもよくわかりません。 だから、一緒にあれこれ試しながらやっていきたいと思っています。
June 3, 2005
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ご存知の方も多いと思いますが、先日出された合計特殊出生率が またしても、1.288となり、少子化傾向は相変わらず続いている ようです。 昨日、たまたま共同通信の記者の方からこの件についてコメントを 求められました。 私は何十年もかけてじわじわと出生率は下がっていったのだから、 解決しようとあの手この手を尽くしても、解決には同じだけの時間が かかるのではないか、これをしたから、あっという間に問題解決とは ならないのではないかという感想を述べました。 解決策については、今、あちこちで子ども・子育て施策にもっとお金 を使うべきという話が出ていますが、これについては賛成ですが、 何に使うかは、もっと当事者である子どもや親の意見を聴いて、 本当に役に立つお金の使い方をしてほしいと思っています。 そのための4つ葉プロジェクトですものね。 例えば、街の真ん中に立派な子育て支援施設を作っても、遠すぎて 月に1回行けるかどうか・・・とか、行くまでの道が悪すぎて、2度目は 行きたくなくなるというのでは、いわゆるハコモノ行政になってしまい ます。 むしろ、そんなに立派でなくてもいい、市にひとつではなく、歩いてい ける距離に、たくさん、いつでも気軽に立ち寄れる場があったほうが ずーっといいのではないかな? と、私は思ったりします。 みなさんはどう思いますか? そんなやりとりをみなさんとやりながら、子育てしやすい社会、子ど もがその子らしく息ができる社会をめざしていけたらと思っています。 (杉山)
June 2, 2005
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