「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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オリジナル 2
一応 直しはしたのですが・・・
やっぱり成長ってのはしないもんなんですねぇ;
どうしたもんか・・・。
このカップリングは珊瑚×弥勒でしたねぇ。
密かに応援しています・・・(密かかょっ!
+++++ダンデライオン+++++
今日は日よりも良く 絶好の・・・。
ぱっしーん!
今日もまた 青い空に響き渡る平手打ちの音。
「何考えてるのさっ!このスケベ法師っ!!!」
「いや・・・v珊瑚の尻が撫でてくれと言わんばかりの.....」
「撫でてくれなんて言わないよっ!」
「またやっておるのか・・・;あいつらは」
子狐妖怪 七宝はあきれ顔でアメをなめている。
「あぁ まただな」
「またね」
それに同意する犬夜叉・かごめ。今日は日よりも良く 絶好のピクニック日和だと言うのに。
「かごめちゃんのお弁当 冷めちゃうじゃないっ!ったくもぉ」
珊瑚はそう言いながらかごめの隣に腰掛けた。
「珊瑚ちゃん・・・;」
「いいからよぉ!さっさと飯にして 行くぞっ!こうしている間にも奈落の手がかりが・・・」
「犬夜叉。こんな時こそゆっくりしないでいつゆっくりするの?たまには休息も必要でしょう?それにそんなに急いだって奈落の手がかりはかわらないわ。四魂の欠片は私が分かるし・・・。ね?」
かごめは犬夜叉をとりあえず黙らせた。
弥勒は珊瑚の正面へと腰をかけ 犬夜叉の肩をぽんぽんと叩いた。
「あきらめろ犬夜叉。こんなに天気の良い日に奈落の行方などとうてい探そうという気にはならん。今日ぐらい 犬夜叉もゆっくりしたらどうだ?」
「けっ。どいつもこいつもたるんでやがるっ!!!」
犬夜叉はとうとう折れた。かごめはクスクスと笑いながら弁当を広げた。
「そうょ?犬夜叉。別に良いじゃない。たまにはっ!ね?さ。食べようv」
「おぉvかごめ。今日の弁当にはタコとカニがはいっておるv」
いつもの昼下がり・・・違うのは温かい天候だけなのか・・・?
違うようだ。
「っ!!」
のんびりと寝そべっていたが急に何かを察知したのか犬夜叉が立ち上がる。それと同時に珊瑚が飛来骨を構え 弥勒が錫杖を持った。かごめもすっと立ち上がった。
「神楽か 奈落か。この近くにいるのは間違いねぇな」
ざぁっと木々が揺れ 暗雲が立ちこめる。一雨きそうな雰囲気に見回れた。
「かごめちゃん?どうかしたの?」
かごめの不安そうな どこか心配そうな面もちを珊瑚が察し 声をかけた。不意を付かれたのかかごめは びくっとする。
「ぇ?ぁ・・・うん。四魂の欠片の気配が・・・」
「奈落のものかっ?」
すかさず犬夜叉が訪ねる。
「うぅん。汚れてはいないから・・・それに1つょ」
かごめの言葉を聞いた珊瑚の顔が変わった。
『琥珀・・・なのか』
「よし。ここにとどまっていても何も始まらねぇ。とりあえずそこにいけばわかんだろ?もし妖怪なら倒せばいいってことだ。行くぜ」
犬夜叉は駆け出そうとしたが雲母がそれを遮った。
「っ 何だよ雲母。お前・・」
すくんだ一瞬を珊瑚は見逃さなかった。犬夜叉に刀を投げた。
「・・・っ!何すんだ 珊瑚!てめぇっ!」
とっさに身をかわした犬夜叉は珊瑚をにらみつけた。
「お前らはここにいろ!ここは私が行く!ここを動くな!」
とてもいつもの珊瑚とは思えぬ言葉をはきすて雲母にまたがった。
「なっ?!おまっ!珊瑚てめぇまちやがれっ!」
負けず嫌いの犬夜叉が追いかけようとすると弥勒がかごめに目で合図を送った。かごめはため息をつき 顔を上げる。そして・・・
「おすわり!」
「ふぎゃっ!」
どーんっと地響きがなる。また深くため息をつくかごめ。弥勒と七宝はだまって見ている。
「何・・・すんだょっ!ごほっ・・・かごめてめぇっ!珊瑚に続き何なんだよっ!」
犬夜叉は立ち上がりかごめに向かって暴言をはく。かごめは・・・
「あのね 犬夜叉。この辺で欠片が汚れていなくて1つだってことは 琥珀君のものの確率が高いでしょう?珊瑚ちゃんにとっては琥珀君がとても大事なのよ?少なくとも四魂の欠片で生きているんだもの。一日で村のみんなを亡くした珊瑚ちゃんの心境は・・・
誰にも察しが付かないわ。きっと・・・。言葉じゃ言い表せないほどの傷よ?」
「その四魂の欠片が奈落のもんで いつ俺達を殺すかわかんねぇのにか?」
犬夜叉の目には今や冷たささえ感じられた。しかしそれは本当のことである。
「まぁ そういうな犬夜叉。珊瑚のことなら私が謝ろう。奈落の四魂の欠片だと分かっていても大事な弟が生きているのだ。それが作られている命だとしても 死ぬ以前の姿のままなんだぞ?・・・今回は見逃してやれ」
弥勒は犬夜叉に言った。その言葉で犬夜叉の目の冷たさが消えた。
「勝手にしろよ」
『・・・珊瑚のためにいつか生きたまんま取り返してやらなきゃな。でも問題はそこじゃねぇ。四魂の欠片だ。奈落の四魂のカケラのままじゃ・・・』
犬夜叉は横にかごめが座れる分だけ少しずれ 座るよう促す。かごめはそれを察し犬夜叉の隣にきて腰を下ろした。
「ねぇ犬夜叉・・・?」
「・・・何だよ」
いつもの犬夜叉の目に安心したのか かごめはふっと笑みを浮かべると犬夜叉の肩に頭をのせた。
「うぅん。なんでもない。珊瑚ちゃんが帰ってくるまでここ 動かないでおこうね」
「・・・おぉ」
その様子を七宝は川の上にかかった橋の柱からみていた。
「おぉ。いい雰囲気じゃ。のぉ弥勒。・・?弥勒?どこへいったんじゃ?」
・・・そこにいるはずの弥勒の姿がなくなっていることに気付いた七宝は辺りをきょろきょろと見渡す。しかし七宝の見渡せる範囲に弥勒の姿はなかった。
・・・がさっ
木陰から木の枝をよけてくる音がする。弥勒はそっちの方へ顔を向けた。そこには小さくなった雲母と珊瑚の姿があった。
「珊瑚・・・」
「・・・法師様?どうしてここに?」
優しく声をかけられた珊瑚は弥勒のそこにある存在に驚いていた。弥勒は珊瑚の問いかけには答えず 珊瑚をじっと見つめている。
「な・・・何?」
「琥珀に会ったのか?」
率直な質問にとまどう珊瑚だが重い口を開いた。
「いたょ。神楽とね。でも逃げられた・・・いつもそうなんだ。琥珀は私の手の届かないところにいる・・・悔しいんだ!なんで奈落なんかにっ!!くそっ!」
固い木の幹を拳で叩いた珊瑚の手には血が滲み始めていた。それを弥勒はとめた。そして自分のもっていたハンカチで珊瑚の手をつつみはじめた。
「これはかごめ様が以前くださったものです。・・・珊瑚 悔しい気持ちは分かるが自分を傷つけるのはやめなさい。琥珀は必ず我々の手で取り戻す。それではまだ満足できんか?」
弥勒の持っていたハンカチが珊瑚の傷付いた手を全部つつみ終えた。そしてそっと珊瑚の手を離した。珊瑚は自分の手をぎゅっと握った。
「ごめん・・・迷惑ばかりかけて」
今にも泣きそうな顔の珊瑚を弥勒は自分の胸へ引き寄せ ぎゅっと抱きしめた。
「////!法師様?!」
「いいから黙って抱きしめられていなさい」
驚きを隠せない珊瑚に弥勒は言った。
「お前はたんぽぽのようだな。大切な者を探しにでて・・すごく傷付いてるのにいつも心配かけまいと明るく 元気良く花をさかせている。とても弱いのに何度も何度も立ち上がろうとする・・・。そんなお前はたんぽぽのようだ」
黙って聞いている珊瑚は弥勒が一番自分を知っていてくれたのだと気付いた。
「珊瑚。迷惑などかけねば生きてゆけぬだろう この先も。そしてお前のことはみんな了承している。いいのだ 泣いても。こうしていれば私からは見えぬ」
その言葉が珊瑚の心の氷を溶かすきっかけになった。珊瑚は涙を流した。その間 弥勒は何も言わずにただ抱きしめているだけだった。
やがて夕方になり珊瑚は泣きやんだ。
「ありがとう 法師様。頑張るよ。これからも」
弥勒はニッコリと笑うと
「それでこそ珊瑚だ」
と言い
「帰ろうか」
と珊瑚の肩を抱き一緒に歩いていった。その前を雲母が歩き出す。
「ごめんね;法師様。濡らしちゃったよ;着物」
「あぁ 気にするでない。こんなのすぐに乾くさ」
弥勒の笑顔には優しさが溢れていた。まるで日だまりのように温かかった。
「私 嬉しいよ。みんながいてくれて。私の歩調にあわせてくれて。最高に嬉しい。
今までにほしかったのは・・・一緒に歩んでくれる人だったかもしれないね」
珊瑚は素直な心境を弥勒に語った。
「そうかvそれはよかった」
そう言いながらも弥勒の手は今 珊瑚の背後にある。
「!!!!!!」
ばしーん!
「法師様のバカ!もうちょっとさぁ!その手どうにかなんないの?さっきの言葉取り消すっ!」
そうして珊瑚は雲母を追い越しかごめたちのいる場所へ急いだ。弥勒は後ろで微笑んでいる。
「見ろ雲母。珊瑚は出逢ったころとは見違えるほど明るくなったぞ・・・。育てがいのある卵を拾ったもんだな」
「みぃ~?」
「弥勒様ぁ?行くよぉ?」
「弥勒ぅ!おいていくぞぉ?」
「法師様なんかほっといて行こう!」
「何かあったのか?珊瑚」
「犬夜叉は黙ってろっ!」
「何だぁ?!てめぇやんのか?」
「おすわりっ!」
「ふぎゃっ!」
「バカじゃ・・・;」
「待って下さい!」
・・・いつもの風景に たんぽぽが風にゆられて楽しそうに左右へ向きを変えている。
たんぽぽは温かく 犬夜叉一行を見守っているかのように・・・。
そして綿毛の付いたたんぽぽは風に任せ 飛んでいる。
・・・弱くとも 何度も立ち上がろうとする・・・
たんぽぽ・・・それはそう 強く 優しい・・・・。
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