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拝大五郎

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Jun 9, 2006
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カテゴリ: 最近読んだ本
イエスの復活はなかったことになりますね。
そうすると、人類の救済と神の国の到来という
キリスト教の教義の根幹が否定されてしまう・・・。

ふぅ、終電乗れずにタクシーで帰ってきました。
疲れたなぁ。では、続き・・・。

ものすごく思い切った設定で人類の試練を描いたのがこの
『キリストの遺骸〈上〉』 『キリストの遺骸〈下〉』 です。

遺骸の謎に挑み、試練に立ちむかうイエズス会神父が主人公。
イエズス会というのは実際の会派で、本当に神の兵士とも呼ばれている


もう、これがグラングランに揺れるわけです。

そしてヒロインがユダヤ教徒の考古学者。
この人は宗教を信じない(というか現在の宗教家に否定的)リアリスト。

この極端なコンビが歴史の謎を解決していきます。
それはダビンチコードのような、取ってつけた謎ではなく、
そこにある疑問に最適な答えはどうやって導きだすか、
ものすごく学術的なアプローチで謎を解く一級のミステリーになっています。

設定が最初から完全にフィクション、しかし、あり得ないことではない。
そこに様々な立場の人間の思惑が絡まることで、
凄いリアルなドラマになっています。

ただ、ダビンチコードより手強いです。

キリスト教の初歩の初歩くらいは知っていないとチンプンカンプンです。

あと、ユダヤ教の知識はそれhど必要では在りません。
そういう描写がある時は、かならず上手に主人公たちが説明してくれます。

あと、中東の歴史もある程度必要ですね。

それらが少しでも分かる人なら、ダビンチコードより面白いでしょう。

そこがちょっと私的には不満でした。

『キリストの遺骸〈上〉』 『キリストの遺骸〈下〉』
面白いので、是非。

今日のツイてる。
1. 『キリストの遺骸〈下〉』 読了。
2.一ヶ月以上ぶりに土曜日が休める!
3.今度立ち上げるフリーペーパー、ほぼ完成!20万部だぜぃ。
4.飯を食う時間がなかったけど、美味い具合にお菓子があったので、
それで腹を満たせた。
5.今日のタクシー料金、少し安かった。

最後まで読んでくださったあなたに、全ての良きことが雪崩のごとく起きます。





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Last updated  Jun 10, 2006 02:18:24 AM
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