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拝大五郎

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May 29, 2007
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テーマ: ニュース(100303)
今日は真面目にビジネスのお話。

電通さんがセカンドライフ最大規模の仮想タウンをつくることを日経ビジネスが取り上げていました。電通さんの投資額は「13島分の初期投資は約260万円、固定資産税代わりの維持費は月に約46万」ということですが、たったそれだけの投資で、日経ビジネスで書いてもらえたり、話題になって、十分にペイしたどころか、「WEB2.0もやっぱり電通さん」だというイメージ戦略が展開できたので、お釣りまできたんじゃないでしょうか。さすがにメディアを動かすコツを熟知しておられると感心しました。

セカンドライフって日本語版がこれから登場するということで、企業の注目は集めているようですが、海外情報の疎い私のところには、あまり話しが届いてきません。

ちょっと調べてみましたが、ITmediaで野村総研の山崎さんという方が 「セカンドライフの仮想世界が、なぜ企業を魅せるのか」 という記事を寄せていますが、「新しいミクシィの誕生」とおっしゃっている時点で、首を傾げてしまいました。

現在mixiは国内だけのサービスで会員1000万人に届こうとしていますが、セカンドライフは会員数500万人を超えたところ。そのmixiでさえ、2006年のピーク時から比べると2007年に入ってからの減速感は激しく、Alexaのトラフィックデータを見るとピーク時の7割程度まで落ち込んでいます。セカンドライフのトラフィックはそのmixiとですら6~7倍と差が大きく、しかも伸びているどころか停滞しているという感じがします。

もちろんAlexaでは、セカンドライフやオンラインゲームのような専用サイト(サーバ)接続型のアプリケーショントラフィックは取れないので、Google Trends(検索回数&ニュースの参照数)なども参考にすべきなのでしょうが、どうにも話題先行の気がしてなりません。

実際に同時に接続している人は全世界でも1~2万人程度ということですので、オンラインゲームの人気のあるところの1/10以下ですね。

また、セカンドライフって、ナンパとバーチャルセックス以外は盛り上がっていないという突撃レポートが「週刊現代」に掲載されていました。まぁ、CD-Rもインターネットもエロが普及の引き金だったというのは万人が認めるところですが、それだけだとセカンドライフをすること自体が恥ずかしいことになりかねませんね。このままでは、セカンドライフもゲーム好きの一部に受け入れられるかどうか、という程度で終わってしまう可能性の方が高いのではないでしょうか。



とすれば、最初は話題が取れるから、旬な今のうちに参加表明して、短期戦でPR展開をするにはもってこいかもしれません。後からエントリーするとメディアに取り上げられることもなくなりますので、早いもの勝ちです。セカンドライフにはほとんど誰もこなくとも、電通さんのようにその話題でモトをとっておくというのが、企業としての賢い使い方なのかもしれません。

もっとも、実際の街と違って規制のないセカンドライフの街では、企業の島のすぐ横にでっかいエロ系のビルボードを立てて、立ち退き料をせしめたりというような商売も可能ですから、リスクがないわけではないですけどね。

今日のツイてる

1.当方で見積もっていた額より多く支払っていただけることになった。
2.打ち上げ用に神楽坂の名店「鳥茶屋別邸」を予約。金曜日なのに予約が取れた。
3.なんだか知らないけど、急遽Pediaを入稿することに。
4.お得意様向けメルマガを発行。
5.したら返事が1割弱帰ってきた。

最後まで読んでくださったあなたに、全ての良きことが雪崩のごとく起きます。





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Last updated  May 30, 2007 01:59:07 AM
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