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拝大五郎

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Jul 11, 2023
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カテゴリ: 最近読んだ本
『帝都争乱 サーベル警視庁(2) 』
帝都争乱 サーベル警視庁(2)
Amazonより


本屋で今野敏氏の復刻版の小説を探していたら、こちらを見つけたので購入。

前著 『サーベル警視庁』 を読んだ時にシリーズ化を熱望していたのだが、2年後に刊行されていたことに気づかず、3年も購入が遅れてしまった。

本書は1905年9月5日に日比谷公園で行われた、日露戦争の講和条約(ポーツマス条約)に反対する国民集会をきっかけに発生した暴動事件「日比谷焼打事件」をベースとして展開していく。

国民の怒りは桂首相の愛人お鯉(史実で有り実在の人物でも有る)宅も襲撃の対象となった。
そのお鯉宅を襲撃から守る役目をおった警察官が前作に引き続き、葦名警部以下の主人公たち。

当然、前作品に引き続き斎藤一(藤田五郎)が本当の命のやり取りを経験している人物として登場するのがいい味を出している。

本書では実在の組織・人物である玄洋社や頭山満、玄洋社の海外工作を担う黒龍会や、その代表内田良平などが登場し、実際の事件を基に話が進むので、歴史好きにはたまらないでしょう。

もちろん、ノンフィクションではないので、その騒動の最中に起こる殺人事件がフィクションとして現実の事件と絡みながら展開していく。



『帝都争乱 サーベル警視庁(2) 』 は、べらんめぇ調のしゃべりかたをする上役、自身に自信が持てない主人公など、今野氏の警察モノに良く出てくるタイプの人物像なので、現代物と通底する面白さがあります。


皆さんに全ての良きことが雪崩のごとく起きます。





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Last updated  Jul 11, 2023 05:57:29 PM
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