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拝大五郎

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May 7, 2024
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カテゴリ: 最近読んだ本
『署長シンドローム』
署長シンドローム




竜崎が長い間席を置いていた大森署署長の後任の藍本署長のお話です。

主役が竜崎前署長の時にはいなかったし、竜崎前署長と時間が全く被ってないので、正確にはスピンオフとは言わないのかもしれないですけどw

貝沼副署長が居易右舷回しの役所で物語は進んでいきますが、竜崎前署長のピリっとした雰囲気から、藍本新署長は180°違うほんわかぁとした雰囲気を醸し出しています。

ただし起こる事件はひょっとしたら竜崎前署長時代よりも大きな事件かもしれない。

なんと、隣の湾岸署のみならず、海上保安庁に厚労省まで合同で、大森署に捜査本部ならぬ全線本部を作って捜査にあたるという大ごと。

それが事件が終わった時点でまだ1/4のページ数を残して、もう一波乱の展開。

ここで際立つのが藍本署長の「どうしようもないものは、ほっときなさい」というシンプルな考え方。

竜崎前署長と藍本新署長、まったく性格も署長としての行動も異なるけれど、ふたりに共通するのは無駄の排除と、決断の早さ。



これも映画とかドラマとかにしてほしいけど、藍本新署長を演じられる女優さんが思い浮かばないなぁ。北川景子さんでもちょっと足りない気がする。

いずれにしろ 『署長シンドローム』 は、同じ舞台で登場人物を一人変えただけで、まるっきり雰囲気が異なる物語が作れる作家の創作力の凄さを感じました。


皆さんに全ての良きことが雪崩のごとく起きます。





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Last updated  May 7, 2024 11:57:42 PM
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