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発症する以前の愛車はトヨタマジェスタv8Cの自動走行機能・カーナビ・テレビ・CD10枚自動チェンジャー・ビデオ付きとその他いろいろ便利な付帯設備付きだった。それでよくゴルフ場にも行った。革張りシートは乗り心地よく概ね気に入って新車で購入したが12年で手放した。理由はハイオクガソリンを多く消費して、いわゆる地球温暖化(小生は温暖化などと他人事のような考え方でなく、気象危機といった表現がいいと思っている方だが)防止のためにもと考えたこともあった。
ところがこれからの乗用車や車両の主力は脱Co2車だ。それもクリーンエネルギーとして考えられているのが短時間充電の長時間使用可能電池搭載自動車EVだろう。そのシステムの前段階PHVというか現実的な自動車とトヨタの主張するPHV完成品というか、いずれにしてもトヨタが年内に法人リースが開始される『プリウス プラグインハイブリッド』(プリウスPHV)の気になる価格が判明した。
税込価格は525万円、購入補助金を利用してのリースだが386.4万円が購入価格となった。プリウスPHVの補助金は、通常のハイブリッド乗用車に適用されるエコカー補助金ではなく、EVと同じクリーンエネルギー自動車導入補助金が適用されるという。
経済産業省からの委託でクリーンエネルギー自動車導入補助金を交付する団体である次世代自動車振興センターによると、プリウスPHV(DLA-ZVW35-BHXEB)の税抜きの車両本体価格は500万円、ベース車両との差額として算出された基準額が264万円、その半額の132万円が補助金として交付されるという。
モーターショーなどを通じてトヨタは、「PHVは、エンジンとモーターを併用することで電池の搭載量を減らすことができ、日常生活はEVとして使えていざというときのための航続距離も確保できる現実的な技術」として、EVに対しての優位性を説明してきた。ハイブリッド機構もモーターも、量販プリウスのものを流用するとしてきたが、この高価格はどこからきているのだろう。
これは「充放電を細かく繰り返すハイブリッドの電池と、大容量の放電と充電を長時間維持するEVの電池はまったく別の特性が求められる。PHVは思いのほか難しい」(トヨタエンジニア)というコメントから研究開発費などがPHV化が安価におさまらなかった理由かもしれない。
私にとって「新型プリウス205万円ショック」は逆の意味でのショックとなった「プリウスPHV525万円」。エコカーの切り札として注目されたのがこの価格だが、内外のライバル社たちはひとまず胸を撫で下ろす結果となっている。
トヨタ関係者によれば「リース販売の価格なので気にしない」そうだが、量産モデルの個人向け販売価格はいくらになるのか、今度は期待と不安が入り交じることになるが、高価でも安かろう悪かろうではなくテクノロジーでは海外の車よりグンと高性能と内装であればブランド力で勝負できるだろう。
そこのところの判断ミスは他の外国車にシェアーを奪われかねない。安いものはより安く、高価値の高いものはより高くてもよい。二極化の時代なのである。円高に負けない世界の金持ちが欲しがるブランド力にすることだ。
「ここらで思い切って今のTをデザインしたチンケナエンブレムでなく新しい銀と金でデザインした鯱鉾のエンブレムでもつくった方が良い」と東大卒からトヨタへ就職した先輩に行ったところ「社長以下の幹部でないと簡単にエンブレムの変更は出来ないことだ」といっていた。あんなエンブレムは感性のある私的にはダメでクラウンかシャチホコがいい。そうすれば世界で円高でももっと売れるはずだ。
勝負するエコ車種と大量生産してそれでデザイン性、機能性に優れた庶民が欲しがる両方向の客をターゲットにしたエコ車種を開発し量産して世界をリードしてもらいたいものだ。闘病生活者にはそんな見方なんだがわからないらしく残念。