変なじじい『ゆきのじょーお』

変なじじい『ゆきのじょーお』

2004/06/27
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カテゴリ: キネマ
ひばりの命日だからでしょうか、BS2で美空ひばりの映画特集でした。
ひばりの映画って、あまり記憶にないんですよねぇ・・・

野崎参りで有名なお染め久松の物語・・・・
ひばりがお染めとお光の二役を演じる。
相手に選ばれたのが、里見浩太郎です。
う~ん、この若い頃の雰囲気誰かに似ていますわ・・・
必殺シリーズで出ていた役者の一人にねぇ・・・名前、昔の人以外は覚えてないよ。。
ましてTVの出演者はねぇ・・・

母が浪花千栄子、極道息子の兄が田中春男、この二人がびったりですわ・・

いとしこいしの漫才師が、場を盛り上げてくれますわ・・
きれいどころが、芸者小糸の雪代敬子です。

オープニングは、白波五人男の舞台挨拶、そして登場する座長が、「お染め久松」の開演を告げて、舞台劇から映画へと移っていく。
 野崎詣りの舟のシーンを夢見ているお染め、舟を曳いているのは丁稚の久松だ・・
久松の声に、夢から覚めたお染めは、久松を池へ突き落とした。

がゆく。その中に一きわ人目を引く晴れ姿の油屋お染、丁稚の久松に舟をひかせてうっとりとしていた。久松の野暮な声で夢を破られたお染はクサって久松を池の中へドボンと落した。
篭で家に帰ったお染めが大した出迎えを受ける・・そして、待っていたのは、山家屋の息子清吉で、お染めを嫁にと来ているのである。
兄の多吉が、家の金を持ち出そうとしていた・・道楽で金に困っていたんだ。
山家屋にいやがらせようとした丁稚が仕掛けた罠に、お染めと兄がかかり、油まみれになる騒動・・・その姿で山家屋の前に現れる・・
 兄の多吉と旗本の橋本は、小糸を身請けしようと争っている。身請けの金が200両という。
 罠が仕掛けられる、兄が200両ないと命がないという強請の手紙を受け取る。持ってくる途中で奪おうという兄を利用したと悪者の企みだ。

 金を持っていく途中で、お染めと久松が襲われるが、久松の活躍と、駆けつけた店のものの力でやっつけてしまう。
 このときの、店のもののエネルギーにすごい力を感じた。この時代の世相でしょうか?
そこに、兄が駆けつける。悪者どもが来るので、あわてて、刀を野菜売りの荷車に貸す。それを、店のものが兄から車ごと買ったというので、見せに引いて帰ろうとする。野菜売りが、戻ってきて泥棒と思い。てんやわんやとなる。この男が野崎に住む百姓で、久松の父である。

山家屋と悪党が組む・・刀の請け出しに行く。これを、山家屋が中に入って、取り持ちお染めをいただこうという算段であった。
久松は、この間、蔵に押し込められしまう。

久松は、実家に帰されてしまう。
お光という許嫁がいたんである。どうやら、妹として育てられていたようだ。

そして、祝言の日。お染めが久松に会いに来る。二人で手に手を取って逃げようと決意する。それを聞いたお光が、諦めるわけであるが・・・このときの台詞ねぇ・・「よう・・xxx」とかけ声かけたい気持ちでした。

店からも、駆けつけて来て、身分を考えて二人は別々に戻っていく・・・大団円を予想させる結末であった。
そして、舞台にキャメラが戻り、芝居の幕が下りるというものであった。

この頃の映画はセットが豪華なので、見ていて楽しいです。
東映黄金時代の作品です。
さすが、大スターお嬢ですな~あ。演技もさすがですな~あ

随所に歌が入りますわ・・・日なりのための映画でですな~あ・・
カメラがすごく工夫されてますわ・・・

この頃の映画はいいですねぇ・・・
今の映画、見る気しません。顔だけの演技では迫力ありまへんわ・・
まあ、当分は、古い映画の感想を書き続けます。





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最終更新日  2005/07/05 10:54:32 AM
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