変なじじい『ゆきのじょーお』

変なじじい『ゆきのじょーお』

2004/07/09
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カテゴリ: キネマ
 「瞼の母」ですな~あ・・・
長谷川伸の名作ですな~あ・・・・ 舞台はラストの忠太郎と呼ぶ声を背に去っていくところが見せ場ですがねぇ・・・ 愁嘆場ですな~あ・・・

錦ちゃんの映画は見た記憶有りますわ・・ 母が木暮実千代でした。
監督がローアングルの加藤泰でしたが、どうも股旅ものは、錦ちゃんには向かないようですな~あ・・中村錦之助ですよ・・・ 萬屋といわなければならないのかな~あ・・

 今回見たのは、日活のモノクロスタンダードですわ・・
 監督が、驚いたのってねぇ・・中川信夫ですわ・・
新東宝での名作「東海道四谷怪談」の監督です。「地獄」も撮ってます。
この2作はカルト的にファンがいます。

主役の忠太郎は、若山富三郎が抜擢されてます。でも、華がなかったな~あ・・

「極道」シリーズが、最高ですわなーあ・・・

忠太郎はヤクザ渡世の旅烏、飯岡の助五郎を襲ったが、やり損なった。
旅の道連れは、半次だ。まだ渡世が短いので、足を洗わすように、実家のある方向へ向かった。
当然、追っ手が二人出た。
半次が帰ってきて、母と妹おぬいが喜ぶのも束の間、二人は半次の実家を突き止めた

立ち回りのシーンがなかなかいいですよ。
忠太郎は字が書けないので、おぬいに手を添えて貰って、自分が殺ったと死体のそばに、張り紙して、一人で旅に向かう・・

この道中の風景、川の流れがちょっと入るカットが良かったな~あ・・

忠太郎の母の消息を掴んだお縫いが、忠太郎を追う・・
途中で雲助につきまとわれたところを、関八州の役人に助けられる。
この八州の役人、青木はとぼけた感じがいいですな~あ・・ 森繁久弥でした


おぬいと忠太郎は、母のいる江戸へ向かう。

そして、橋のたもとで、おぬいは、母に会って返って来るのを待ってます。そして、堅気になって下さい・・・ 約束ですよ!!  チャンチャン 決まり文句ね!!

ここからが、料亭「水熊」の場面・・・
女主人におさまっているお浜と忠太郎の対面ですわ・・・
「ゆすりたかり かい」

そして、思いあまって、100両の金を出して、「そんなじゃない、タダ一目会いたかったんだ・・・」
 それで、名文句「瞼を閉じりゃ・・・」
名場面ですので、詳しくは書きません・・

とぼとぼと帰り道、飯岡一派にに襲われる・
だが、返り打ちにしてしまう。

そして、娘に諭されて、母は恋しい我が子の後を追ってくる。
その声を聞きながら、去っていく忠太郎・・・

一方、おぬいも帰ってこないものとして,諦めて去っていく・・・

やっぱりうまく書けませんわ・・・

山田五十鈴な~あ、この母の役はぴたっと来ませんな~あ・・
忠太郎も、さらっとし過ぎてましたな~あ。

おぬいに、ライト当ててましたな~あ。桂木洋子・・あまり知りませんです。

番場ですが、ただ地名だけ出てくるだけですな~あ。
米原から近い、徒歩30分くらいだったかな~あ。ウォークしましたよ。

柏原→醒ヶ井→番場→鳥居本と中山道は京へ上る。
番場から鳥居本へは、摺針峠を越える。
峠を越えると、湖が見える・・・ 山を越えてきた旅人には、新鮮に映る風景です。
だから、番場を選んだんですかな~あ・・
ちょっと、さびしいので柏原の雪景色を添えておきます。

昔の映画は楽しいです。ゆっくりと作ってますからねぇ・・
今の、あわただしい世相の憩いの場ですわ・・・





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最終更新日  2005/07/05 10:59:03 AM
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