変なじじい『ゆきのじょーお』

変なじじい『ゆきのじょーお』

2004/07/30
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カテゴリ: キネマ
 かなり前のNHKBS2の放映録画ですわ・・・
片岡千恵蔵の一世一代の大演技ですな~あ・・
ラストの殺陣が圧巻ですぞ! どっかのホールで見たんですわ・・
だからすごい迫力がありましたな~あ・・・
その時の感動が、ちっちゃなTVでも再現されるんですわ・・

 当時は、内田吐夢が、戦争から帰ってきて復帰の初めての作品で注目されたようだ・・・
「宮本武蔵」「大菩薩峠」と殺陣のシーンがすばらしい監督ですわ・・
「飢餓海峡」という、水上文学の作品もすばらしかったですなーあ・・

東映のマークが出てくるけど、まだ波じゃないんですねぇ


まあ、道中は道連れが出来るものでして、旅芸人のおすみ(喜多川千鶴)母子と、ついてくる浮浪児の次郎とが、なかなか楽しく盛り上げてくれます・
大泥棒の六右衛門詮議の立て札がありましてな~あ、ちゃんと事件を作って飽きないようにしてますな~あ

 侍は酒乱で、普段は大人しい人だが、酒を飲むと豹変するのタイプで、江戸に着くまで粗相があっては成らぬと言うので、酒立ちを命じられているのだ。
当然ともの者も、御同様だ・・・ 源太が宿でこっそり、酒を飲んでいるのを権八にとがめられて、酒の匂いを消すために、水を飲んだ。これが泥水でな~あ・・・という、茶目っ気なシーンもあって楽しい。

 子供が、巡礼が財布を抜き取るーシーンを見る。そして、宿に帰って巡礼に泥棒だという、正体を現した巡礼はだった。そして、属を捕らえたというので、侍に褒美が出る。

 子供が柿を食べ過ぎる。そして、翌日下痢をするんですが・・・
道中で、通行止めにあう。殿様が「風流」を楽しんでるというので、、通行止めなのだ・・野点なんですがねぇ・・・ そこへ、我慢できなくなった子供の糞の匂いが流れてきて・・・ 面白いシーンですな~あ

 侍は源太を連れて居酒屋に入る。源太は、断れずに、おろおろしながらつきあうシーンもなかなかいいですな~あ

 そして、同じ道中にいた娘と娘を売らねばならない老爺は、女衒に取り引きしようとするところに、数年前預けた娘を引取る為、稼ぎ貯めた金を持って来たのだが、娘は亡くなっていて、その金が不要になったので、女衒から証文を取り上げて。娘の身売りを防ぐという出来すぎた話が挿入される。


そのシーンを見た、侍小十郎は自分の世界が厭になり、庶民の本音で生きてる世界と違う侍は自分の世界が厭になり、源太と酒屋に入った・
「何で、家来の手柄が主人の手柄なのだ」・・・と愚痴をこぼす。
そこに、酒に酔った侍が数人、女にちょっかいを出す無様な態度、そして小十郎と諍いになる。「下郎と同席して、酒を飲むとはそれでも武士か?」
斬り合いの末、小十郎、源太は惨殺される

それを知って、駆けつけた権八が、一世一代の立ち回りで、侍を全部殺してしまう。

この殺陣のシーンは圧巻ですぞ!!!

後は、役人に引き渡されるが、殺された方では「当家には下郎に殺されるような家臣はいない」と無罪放免になる・・
遺骨を携えて、子供と江戸に向かうシーンで「完」となる・





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最終更新日  2005/07/05 10:59:47 AM
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