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2010/08/07
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先日、飯田さんと久々に再会しました。4年ぶりぐらいでしょうか。飯田さんはかれこれ20年来の友人で建築家。現在横浜で「飯田善彦建築工房」を主宰する傍ら横浜国立大学で教鞭をとっています。

かつて一緒に仕事をしたN-CITYを久しぶりに見てみたいということで、先日多摩ニュータウンを訪問してくれたのでした。堀之内駅で2時に待ち合わせてまず向かった先は、別所1丁目の「ヴィレッジ浄瑠璃14」。ここはその名の通り、14世帯のコーポラティブ住宅で、2000年春参加者募集を開始。2年後の2002年に建設組合設立。2年後の2004年春めでたく竣工というプロジェクトです。僕が初めてエンドユーザーから直接お金をもらって取り組んだ街づくりでもありました。

このプロジェクトに飯田さんも設計者の一人として関わっています。飯田さんを巻き込んだのは共通の知人Tさんでした。TさんはUR都市機構の職員で、当時進められていたN-CITYの街づくりの担当係長。N-CITYの街づくりに建築家の視点を取り入れたいと相談を受け、推薦したのが飯田さんというわけです。飯田さんは「ガーデン」というコンセプトを提示し、ハウスメーカーに家・庭を街に開くことを要請しました。

N-CITYには団子3兄弟と呼ばれる小規模集合住宅用地がありました。面積は2000~4000平方メートル。これがなかなか売れずに残されていた。僕はTさんに「放って置いてももったいないので、ここでコーポラティブ住宅でも仕掛けてみたらどうですか」と提案。丁度その頃富永さんによるNPO FUSION長池が活動を開始したところでした。Tさんは富永さんに「収入がないと困るでしょう」ということで、コーポラティブ住宅の可能性を探る調査を発注します。そして生まれたのが夢見隊でした。

プロジェクトが動き始めて1年後、彼女はプロジェクトに参加することを決意します。そして自邸の設計者に選んだ建築家が飯田さんでした。

さて、ヴィレッジ浄瑠璃14です。僕も約1年ぶりの訪問でしたが、緑が大きく育ってとってもいい感じです。飯田さんも竣工して以来といいますから6年ぶりでしょうか。こんなにいい感じになるとは想像していなかったようで感心しきりです。区分所有による敷地境界線のないランドスケープ、雑木林の再生を意図した植栽計画、何よりも普通ではあり得ない4年もの長い歳月をかけて竣工したこの街は、かつてはどこにでも普通にあった、空間とコミュニティが折り重なった温かみのある街に成熟しつつあるような気がしています。

「こんな街づくり・家づくりに残りの人生を使いたいもんだね」飯田さんとそんなことを確認して別れたのでした。





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最終更新日  2010/08/10 07:44:04 AM
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