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2006/08/02
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カテゴリ: カテゴリ未分類

私は深呼吸した。心を無にすることだけを考えた。

目に見えぬものは存在しないと同じだ。存在しないものに心をめぐらすのは、それが歓びにつながるときのみに留めるべきだ。大人とはそういうものだ。

私はずっと考えてきた。

再び深呼吸した。わずかに歯の根が触れあい、カチカチと音をたてた。

私は大人になれない。いくつになっても、いつになっても大人になれない人間だ。




「秋に墓標を」 大沢在昌著 より抜粋させていただきました。








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Last updated  2006/08/02 10:47:19 PM
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乾いた文章は、ウエットな心の中から書かれる  
nipponites  さん
これは少しちがうような気もする。

私たちはそれほどに即物主義者ではない。「目に見えぬものは存在しない」のではなく、「目に見えぬものの不在を感じている」だけなのだ。

私たちはもともと「存在しないもの」に心を奪われることは少なく、かつて「存在していたものの不在」にしばしば心を奪われる。それは似て非なるもの。

そして「大人になる」という「抽象的な言葉」にはあまり意味があるとは思えない。なぜなら本当の意味では、人は永遠に大人にはなれないからね

チャンドラーやハメットの中の登場人物のような鉄の心を持って、乾いた大地を歩き続ける事は簡単なことではないのだ。


私たちにできることは、ただ純粋に忘れ去ってしまうだけなのだろう。

それは滅びた文明の神殿が風化して崩れていくように時の中で確実におこり、それは4歳の夏のある日、自分がわーわー泣いていた理由を今は決して思い出せないのと同じように、不可避ですらある。
(2006/08/03 02:16:57 AM)

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