Yasuakiの株式投資日記

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2005年09月01日
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カテゴリ: 個別銘柄
昨日結構反響があったので調子に乗って今日も調剤薬局について書きます。ホントに今日
で最後なので許してください(笑)。

今回はアインファーマシーズの経営戦略について紹介したいと思います。幼稚な文章で
申し訳ないです・・・。キーワードは「 脱競争 」です。



■調剤事業
アインファーマシーズは以下のような積極的なM&Aにより成長が加速しています。

2002年  今川薬局 と合併(調剤44店、DS12店)
ナイスドラッグ を買収、子会社化(調剤10店、DS12店)
2005年  リジョイス 買収(調剤16店)
リジョイス薬局 買収(調剤14店)


同社は買収にあたり「門前薬局」を展開し1店あたり 月商1700万円 以上、 営業利益
率10%
以上、 投資回収期間3年 という非常に厳しい基準を設定しています。つまり
規模の拡大ありきではなく、徹底した採算重視です。

昨日までの日記でわかる通り、調剤薬局市場は小売でも数少ない成長市場ですが、

を押さえた企業がその病院の処方箋を独占でき、逆に他の企業は全く追随しようが
ないということです。

つまり、有力病院の門前薬局を多く持つ企業は 無用な競合がなく 、経営基盤がより強く
なるということです。


過誤防止システム への設備投資です。PDAにより処方箋と棚の薬とが違う場合警告
がなる仕組みです。これにより安全性が格段に高まるほか、薬剤師の調剤ミスによる
ストレスが大幅に軽減されているという利点もあります。今のところ競合他社でこのよう
なシステムを開発している会社はないようです。



また、同社は将来の薬価引き下げに対応するために徹底した 経費削減策 を実行しています。

その施策の一環として新卒の採用による平均年齢の引き下げにより人件費の圧縮を実行
しています。これは下記のように着実に数字に表れています。それにしてもこんな大胆な・・・。

        02年    06年     08年(計画)
平均年齢  31.9歳  29.6歳   27.7歳
新卒採用数  44人    100人    150人
年収       100     94.6    90.3  (02年を100とした場合)


さらに私が同社の経費削減に対する執念を感じたのが送られてきた 事業報告書 です。あまり
の手抜きに感動しました。内容は召集通知の簡略版で召集通知に記載されていること以外
は一切載せていない上、全頁白黒印刷、社長の写真も載っていないのです。今まで見た事業
報告書でシンプルだったのがムトー精工でしたが、2色刷りで一応社長の写真も載せていた
のですが。余計な経費は一切使わないという徹底振りが表れていると思います。私の会社の
総務に見せてやりたいですね(笑)。


■物販事業
もうひとつの重要な戦略が新業態のドラッグストア「 アインズ&トルペ 」です。現在売上高
の2割を占める事業となっています。将来の収益の第2の柱としてじっくりと育てています。

この「アインズ&トルペ」が東京で出店したのが 原宿 です。通常雑然とした陳列のためこのよ
うなファッション街へのドラッグストアの出店は断られるケースが多いのです。しかし「アイン
ズ&トルペ」は若い女性にターゲットを絞りヘルス&ビューティーに特化した幅広い品揃えを
し、ファッション性の高い店舗デザインを採用しています。つまり既存のDSとは 全く競合しない
業態です。

これはDSとしては後発である同社がツルハなど競合が多い北海道で試行錯誤を繰り返し
ながら完成させた業態です。この業態であれば他のDSと全く競合することのない立地に
出店できます。ここでも「いかに 競争を避けるか 」という戦略が表れています。

1号店の札幌店では開店以来10%以上の前年比を続けているようであり、ドラッグストア
事業全体の既存店前期比は122%と大きく伸びています。ただこの業態は認知に時間
がかかり、昨年新規出店した名古屋3店、大阪心斎橋店では当初計画した売上から大きく
乖離しています。しかし札幌店の例もあり、同社では今後の伸びを確信しているようです。

このような収益性の高い新業態のDSへ集中するために毎年旧業態のDSを切り離してい
ます。


■過去の失敗
これらから調剤事業とドラグストアに共通する戦略が「 他社との差別化ではなく全く競争
しない区別化を目指している
」(社長)ということです。この慎重すぎる経営戦略は過去の
失敗を教訓としています。

同社の前身は1969年設立の第一臨床検査センターです。その後、薬剤師の資格を持つ
社長は医薬分業の流れを読み、ドラッグストア事業と調剤事業へ移行したのですが、さら
に家電量販店とホームセンターへと進出しています。

しかし、これが大失敗に終わり、97年、98年には -14億円 -12億円 と大幅営業赤字
に陥りました。ここで「自分の良く知らない世界に手を出す事の無謀さ」を悟り、臨床検査
事業、ホームセンター事業、家電量販事業を売却し、「自分が良く知るビジネス」に集中
させたのです。この過去の地獄を教訓に超堅実経営へ転換したということです。



アインファーマシーズは今年度にはアークス、ポスフール、ホーマック、ツルハ、ニトリに
続き6番目の北海道小売東証1部上場を目指しているという情報もあり、今後も非常に
楽しみな会社です。








今日のレポートは決算説明会資料、業界専門紙、インターネットで調べた情報を元に書いてい
ます。これらは定性的な分析であり、私の投資判断においてはあくまでも補助的な役割となっ
ています。私は定性的な分析で投資できるほど賢くありませんので。



初めて個別企業のレポートらしきものを書きましたが、読み返してみましたが全然説得力ねー。
わたしにゃ無理だね。





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最終更新日  2005年09月02日 00時10分14秒
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