ゆずのとーちゃんの病み上がりの健康ダイエット日記たびたびわんこ時々ディズニー

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2023.12.19
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テーマ: 怪談(69)
カテゴリ: 入院





入院しているときに看護師さんに聞いた話

### 第1章:夜勤の始まり

看護師のAさんは、とある病院で夜勤をしていました。この病院は古くからある建物で、多くの患者を見送ってきた。Aさんにとっては、ただの職場でしたが、夜の病院には特有の静けさと、時折漂う不気味な空気がありました。

ある夜のこと、Aさんは夜間巡回をしていました。廊下は静まり返っており、たまに聞こえるのは遠くの部屋からの患者の寝息や、時計の秒針の音だけでした。そんな中、彼女は廊下の突き当りにある車椅子を見つけました。誰も座っていないその車椅子は、いつも通りに静かにそこに置かれていました。


しかし、Aさんがその場を離れようとしたとき、何かがおかしいことに気づきました。その車椅子が、さっきまでとは違う位置にあるように見えたのです。最初は自分の記憶違いかと思いましたが、不安がよぎりました。病院内での移動は厳格に管理されており、夜中に車椅子が勝手に動くはずがなかったのです。




Aさんは勇気を出して、車椅子に近づきました。しかし、近づくにつれ、彼女の中の不安は確信に変わっていきました。車椅子は明らかに、さっきよりも廊下の中央に近づいていたのです。そして、その車椅子からは、かすかに冷たい空気が漂っているように感じられました。

不気味さに耐えかねてAさんはその場を離れ、看護師室に戻りました。しかし、彼女の頭からはその車椅子のことが離れませんでした。その夜、何度か巡回をしましたが、車椅子は動いていませんでした。それでも、彼女は心の奥底で、何かがおかしいと感じていました。

その夜、Aさんは不安な気持ちを抱えながら眠りにつきました。しかし、夢の中でもその動く車椅子のことが頭から離れませんでした。まるで、車椅子に何かが宿っているかのように……。

















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最終更新日  2023.12.19 00:41:23コメント(0) | コメントを書く
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