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himekyonさん
空夢zoneさんカテゴリ
「まったくあの野郎、裏切りやがって。何がベーダ―の追っている奴は俺の味方だ!」
トットさんは怒り心頭で、二頭身の体を転がすように兵士たちに引き立てられていた。
「だから言ったんだ、あいつは信用ならないって。」
マルークも同じくわめきたてた。
兵士はブラスターで口やかましい二人の囚人の背中を後ろから小突いた。
「トットさん、あんまり興奮するとお腹に、いや身に触るよ。」
ジョンピーはトットさんをなだめた。
ケイノービは相変わらず冷静に、周りを観察しながら監房への廊下を観察していた。
ソコは、バン・ソコはあれ以来姿を見ない。
デブの土産のお陰で悪漢ベーダ―と仲直りし、恐らく祝杯でもあげているのだろう。
一行は第四監房、12区画、第三エリアに着くと、兵士は監視管に告げた。
「囚人を連行しました。」
監視管はモニターを確認して言った。
「デブの鳥と痩せた鳥と老人と少年だな。収容指示が出ている。ご苦労。」
監視管は部下を呼ぶと、それぞれの独房に連行させた。
「バン、あいつらどうやって見つけたんだ。」
ベーダ―はバンに尋ねた。
「いや、やつらの方からここへ連れてきて欲しいと頼まれただけだ。すぐにお前が探している奴らだと気づいたさ。だから迷わずここへお連れしたというわけだ。」
「ありがとよ。借りが出来たな。」
ベーダ―はソコの言葉に別段表情も変えず感謝の言葉を述べた。
ウォー!ウォー!ギャル―ガー!
「うるさい!黙れ!俺にも都合あるんだ。」
バンは激しく攻め立てるチューバッタに怒鳴り返した。
ギャルル、ボワーオ、グワラー。
「俺も生きて行かなきゃならない。奴らの3倍のクレジットを積まれりゃ誰だってそうだろ。」
ギュリュリュ、グーア、ンンオーワ。
「お前はクレジットがすべてかだと?信用で酒が飲めるか?信用で腹いっぱいになるのか?」
バンはそう言い残すと荒々しく部屋を出て行った。
「なあグー、最近やけに監房がにぎやかだが何かあったのかなあ?」
タラは海賊たちの料理にしては美味いジルクフルーツにかじりついているグーに言った。
「そうだな。パトロールの奴らがデブの鳥とか言っていたのを聞いたぞ。」
「デブの鳥ってもしかしてトットさんの事か?」
とタラはグーの言葉に驚いた。
「今頃とっくにこのアジトの地図をベイロ・オッカナの元に届けてくれて、今頃は救援隊が向かっているものだと思ったのだが。」
二人は落胆の表情を浮かべ見つめ合った。
あの地図ベーダ―に取り戻されたら、望みはついえてしまうのだ。
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