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2021.12.26
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「まったくあの野郎、裏切りやがって。何がベーダ―の追っている奴は俺の味方だ!」

トットさんは怒り心頭で、二頭身の体を転がすように兵士たちに引き立てられていた。

「だから言ったんだ、あいつは信用ならないって。」

マルークも同じくわめきたてた。

兵士はブラスターで口やかましい二人の囚人の背中を後ろから小突いた。

「トットさん、あんまり興奮するとお腹に、いや身に触るよ。」

ジョンピーはトットさんをなだめた。

ケイノービは相変わらず冷静に、周りを観察しながら監房への廊下を観察していた。

ソコは、バン・ソコはあれ以来姿を見ない。

デブの土産のお陰で悪漢ベーダ―と仲直りし、恐らく祝杯でもあげているのだろう。

一行は第四監房、12区画、第三エリアに着くと、兵士は監視管に告げた。

「囚人を連行しました。」

監視管はモニターを確認して言った。

「デブの鳥と痩せた鳥と老人と少年だな。収容指示が出ている。ご苦労。」

監視管は部下を呼ぶと、それぞれの独房に連行させた。

「バン、あいつらどうやって見つけたんだ。」

ベーダ―はバンに尋ねた。

「いや、やつらの方からここへ連れてきて欲しいと頼まれただけだ。すぐにお前が探している奴らだと気づいたさ。だから迷わずここへお連れしたというわけだ。」

「ありがとよ。借りが出来たな。」

ベーダ―はソコの言葉に別段表情も変えず感謝の言葉を述べた。

ウォー!ウォー!ギャル―ガー!

「うるさい!黙れ!俺にも都合あるんだ。」

バンは激しく攻め立てるチューバッタに怒鳴り返した。

ギャルル、ボワーオ、グワラー。

「俺も生きて行かなきゃならない。奴らの3倍のクレジットを積まれりゃ誰だってそうだろ。」

ギュリュリュ、グーア、ンンオーワ。

「お前はクレジットがすべてかだと?信用で酒が飲めるか?信用で腹いっぱいになるのか?」

バンはそう言い残すと荒々しく部屋を出て行った。

「なあグー、最近やけに監房がにぎやかだが何かあったのかなあ?」

タラは海賊たちの料理にしては美味いジルクフルーツにかじりついているグーに言った。

「そうだな。パトロールの奴らがデブの鳥とか言っていたのを聞いたぞ。」

「デブの鳥ってもしかしてトットさんの事か?」

とタラはグーの言葉に驚いた。

「今頃とっくにこのアジトの地図をベイロ・オッカナの元に届けてくれて、今頃は救援隊が向かっているものだと思ったのだが。」

二人は落胆の表情を浮かべ見つめ合った。

あの地図ベーダ―に取り戻されたら、望みはついえてしまうのだ。






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最終更新日  2021.12.26 10:18:15 コメント(5) | コメントを書く


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