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himekyonさん
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ジャバの帆船型浮遊艇セールバージはタートルインの砂漠の上を滑らかに、そして悠々とある場所に向かっていた。
その先に待つのは宇宙最悪の生物と言えるサルラック。
今日の餌食となる餌はジェダイナイトのマルークと、冷凍保存から解凍されたばかりのバン・ソロ。
彼らはこれから、砂漠に大きな口を開いているサルラックの巨大な口の中に放り込まれ、1000年という悠久の時をかけて、徐々に溶かされながらも、その間常に命も意識も正常に保たれ、そのため常に激烈な苦痛を味わいながら、地獄でさえ安楽の場所と思える永遠の苦難を過ごすことになる。
「マルーク、故郷で死ねてよかったじゃないか?」
サルラックの餌運搬船の上でバンは冷凍保存から目覚めたばかりで、まだよく見えない目で照り輝く砂漠の砂の反射を感じながらつぶやいた。
「バン、済まない。君を救いに来たのにこんなことになってしまって。」
マルークは先ほどから二人の会話に耳を傾けながら、これから待つお楽しみの時間に胸をワクワクさせるジャバの手下たちの様子を目で追いながら返した。
ンゴーッ
居眠りしながら大きないびきを立てるジャバのそばには、相変わらず鎖に繋がれた彼の愛玩ペットのレイヤン・オッカナが憎々し気にナメクジのような巨体のジャバを見上げていた。
彼女はトットさんたちが最初に悪漢ベーダ―のアジトの地図を届けようとした、宇宙国家の議員、ベイロ・オッカナの娘だった。
さらにその膝先にはトットさんが蹲っていた。
彼は何やらもごもご蠢いていた。
彼の手には小さなヤスリガ握られ、レイヤンを繋ぐ鎖を削り切ろうとしているのだ。
そのヤスリは、伝令としてジャバの宮殿を飛び回るジョンピーが密かにもたらしたものだった。
「トットさん、あなたの故郷の星の地球という所は緑と水が美しい星なんですね。私の故郷のオルデランと似た星の様です。」
レイヤンはトットさんがこするヤスリの音をかき消すべく、常にしゃべり続けていた。
「俺があんたの親父さんに届けようとした地図はグーとタラが届けてくれたはずだから、すぐに親父さんたちは動き始め、じきに奴らは攻撃され壊滅させられるだろうよ。」
トットさんの言葉にレイヤンは首を振った。
「ベーダ―の後ろには黒幕がいて、密かに宇宙国家を操っているのです。そう簡単にはいかないでしょう。私は特使の任務の傍らその情報を得て、父に伝えるべくオルデランに向かう途中で、ジャバに捕まってしまったの。これも裏でその黒幕が企んだことでしょう。自分が手を下さずにジャバにさせれば、正体がばれることはないのだから。」
やがてセールバージは速度を落とし、サルラックが大きな口を開いた砂漠に開いたすり鉢状の穴のそばに横付けされた。
まもなく餌運搬船の側面からスルスルと板が伸ばされた。
そしてマルークは後ろから電撃槍に追い立てられて、その先に立たされた。
セールバージからは手下たちの喝さいが沸き起こり、その歓声にようやく目覚めたジャバはこの上ない一番の瞬間が訪れたのを知り、見物用の玉座にコンベアで移動した。
「マルーク、バン、ベーグーラ、ワーダラ・プアーク。ターナ・チャリアック・ド・シライン・ウム・ベラーラ。」
そう言ってジャバはクラトゥイーン・パディ・フロッグを一匹大きな口に放り込んで、うまそうにかみ砕いた。
「マルーク、バンお待ちかねの時が来たぞ。これから砂漠の地下で至福の時を過ごすがよい。」
ビブフォーチュナの通訳の言葉を合図にマルークに突き付けられた電撃槍の穂先に高電圧の火花が瞬いた。
マルークは手下に紛れて見つめる、グーとタラに密かに目配せした。
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